C.A.P.10th-証言:ブライアン・ジーチ・ローレンツ

私はブライアン・ジーチ・ローレンツ、アーティストネームはジーチです。
1952年、英国リバプール生まれ。日本へは1994年に初めて来て2002年に神戸市に引っ越すまで日本アルプスに住んでいました。
自然や風景を描いている画家です。神戸では2003年の6月に北野坂ギャラリーで初個展を開催しました。そこのオーナーのBANさんがCAP HOUSEの事を教えてくれました。そこで、CAP HOUSEでスタジオを持ちたいということを話しに行き、2003年の9月からCAP HOUSEに参加するようになりました。
英国では多くのオルタナティブなアートスペースやプロジェクトに参加していたのですが、しかし日本ではこんな体験は初めての事でした。
C.A.P.設立10年、私も日本に来て丁度10年。C.A.P.と自分に、「誕生日おめでとう」。
CAP HOUSEは人生に楽しみと励ましをもたらすとても刺激的なアートスペースだと思います。参加アーティストは若い人が多く、彼らの楽しそうな日常の活動は私にとって将来の大きな希望となっています。
ここでは新しいアイデアやコンセプトにあふれたいろいろな展覧会があって私はいつも刺激を受けています。いつも私のスタジオのほんのすぐそばで展覧会がある訳です。
インターネットの普及等で、アートギャラリーの時代は終わるかもしれません。現代に活動するアーティストは展覧会のための別の場所、CAP HOUSEみたいな場所、あるいはまた別の場所を探さなくてはならなくなるかもしれません。
結局、創造の過程における非常に重要なこと、つまり自分の作品を展示する機会を持つという事が一番の刺激になるのですから。
CAP HOUSEは創造過程の需要な要素です。次の10年もがんばろう。