2012年12月 6日

12/1 ただ今カフェ展示中、山田麻美さんのトークです!

2012/11/28(水)〜12/22(土)カフェ展示 山田麻美 個展「トロワ」
               10:00〜19:00 月火定休
               *アーティストトーク12/1(土)15:00〜/参加費:無料(要1ドリンクオーダー)

               存在、重さ、形、時間のようなものや、そうじゃないものについて。
               現象と装置のあわいで揺らいでいるのを、そっと見つけます。

               山田麻美 mami yamada
               1987 東京生まれ
               2012 京都造形芸術大学大学院卒業

山田さんはココの3Fにある共同アトリエにて制作活動中であります。
CAP恒例「夏の林間学校」では子ども達と一緒にびしょぬれになりながら虹など作ってたりして。
なんと言うのでしょうか、昔で言うところの「小粒でもぴりりと辛い」って感じの女性作家でございます。
さて、そんなこぢんまりとした山田さんの「山田ワールド」、あっ、「トロワ」を聞いてみましょう!



意外にも山田さん、幼少期の趣味はホームページ作り。
それもホームページ作成ソフトを使うのでは無くて、THML(プログラム書式)を直接打ち込む作業が楽しい。
そんな少年の様な楽しみを見いだしてたらしく、そこからパソコン世界を楽しむ様になったとか。



それは作品制作の過程にも生かされていて、写真の加工用にプログラムを組んだり。
今回の展示にはありませんが、過去の作品の紹介にてそんな手法のいくつかを拝見出来ました。
また、様々な物事を実現すべく「装置」なんかも考えて行く様になったとの事。
たとえば「水」だけを展示したい。
だけどそれには必ず器的なものが介入する事になる。
いやいや器邪魔だし、って言っても水だけを展示するのは難しい。
まあトンチの利く一休さんなら簡単なのでしょうが。



そして現在、山田さんの作品はコンセプチュアル・アート。
って、とりあえずお話しを聞けば何倍か楽しめるものです。
この世界特有な見た目もスマート、もし意味が分からなくても何かしら発信してる事はわかるでしょう。



今回は展示中の作品の一つをリスタートして頂きました。
みなさん興味津々に覗き込んでます。



オブラートに印刷されたインクが水面から溶け落ちていくサマを見ています。



どや顔に見えますが、決して自慢している訳ではありません。
このオブラートへ三日月型に印刷されたインク、その後水に溶け込んでただの薄いブルーになっていきます。



だからどーなのよー。って横から突っ込んでる絵ではありません。
この仕掛けにも皆さん興味津々。
そもそもオブラートに印刷って。って。
歩留まりは異常に悪いが、面白いアイデアにより出来上がっていく様に話題は尽きません。
そんな不思議少女いや山田麻美さんのトークでした。
鳴海健二 01カフェ日記
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