2014年1月29日

1/25 今夜のカフェは大盛況!!!

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山田那美 作品展「時間に色はついているか」

2014年1月10日(金)〜2月2日(日)
10:00〜19:00(月火休/祝日振替あり)

[関連イベント]  トーク&ライブ
1月25日(土)18:00〜/トーク:山田那美、ライブ:Cheri*/参加費:¥1,000(ドリンク別)

ど んな物もいつかは風化してボロボロになって壊れたり無くなったりしてしまう。今自分が見ている風景はただの外郭で、後ろに大きな時間が何らかの質感を伴っ て流れているように感じる。風景は一定ではないし、別の場所で似た風景を見ることもある。どこにでも何時にでもなれるような、見る人たちが自分の記憶と無 意識に重ねてくれるような風景。私、あるいは誰かの「いつか、みた」風景を目指して優しくて暗い作品を描きたい。(山田那美)

わー、どうした事か今日のカフェはマチナカのお店並にお客様が多いです。
って言うのも、カフェ展示中の山田さんと友人Cheri*さんのトーク&ライブだから?
いやぁ〜、にしてもえらいことだ。
でも楽しみ楽しみ!



え〜、山田さんは極力展覧中のカフェで過ごしています。
こんなに作家さんが在廊してくれているのもココのカフェでは少ないので頼もしいですね。
来館するお客様も本人が居てラッキー!みたいな事もあったでしょう。
そして今日は作品について自身について、ゆっくりお話しが聞けます。
因みにカレーが大好きだそうです。
そんな感じでトークは始まりました。



沢山の作品写真も用意されてエピソードなどのお話しがどんどん始まります。
ここでは飛び飛びですがご紹介しましょう!
この作品は学校課題だそうです。
1回生2回生の頃は植物・動物・その他自然な生物的なものが好きと思っていた。
そう言ったものが日本画として成り立つような気もしていた。
そんな感覚の時期の作品だそうです。



3回生の頃から、描いているものが普通な感じすぎて個性が感じられないなぁ、と自身で思いだした。
そんな頃に細胞っぽいもの、丸いもの、なんかそんな感じのモチーフを描いてみる試しみ。
有機的なイメージを創造してみる。



そんなこんなを試しみている時、軽くやってみたドローイングの反応が良かった。
学校課題でも図形とか苦手で、さーっと描くものの方が納得いくものになる気がした。
あらためて興味のあるものは何か?と考えてみると、意外と身近な「風景」ってことに気づいたり。
風景も、実家からの景色だ。
ちょっと小高い所に実家はある。
そこからの俯瞰に見た広がる町並み、この見慣れた風景が潜在的に好きなんだと思った。
そのスケッチは楽しい。
だけどこれを日本画にするのは難しそうだとも思い、模索する日々が続いたとのこと。
それでも絵作り重視で行こうと...



そしてコンセプチュアルアートへあこがれた頃もあった。
この作品は、「人の群像は同じ感じだが近づくと違うもの」と言うコンセプトの元作成した。
だけど、自分はこっちでは無いと思った。
→いやぁ〜、しかし面白い話しだなぁ、ほんと。略しすぎて分かりにくくすいません。



ここに来て初心に戻ります。
それでは自分に適しているものはなんなのか!と言う事です。模索中...
そこで壁を描いてみます。
四角っぽいものが集まった様な感じです。
ここでも潜在的にベースは風景です。



そんな模索中の日々にも関わらず、京都で展覧会を開催する事に。
時間も迫ってきている中、描き進めるしかない状況下での作品。
あーだこーだ言ってる暇も無い。とりあえず思ったものを描いてみる。
それが意外に面白かった。



そしてこちら最近の作品。
これまで様々な模索と試しみの連続でしたが、ちょっと落ち着いたかもしれません。
この作品は俯瞰に見た街の風景。
やはり自宅からの風景がベースにあります。
最近はちょっと高い所へ行くと写真をよく撮ります。
それらを絵に起こすとこうなります。
高いところから見下ろす風景に愛着がわくのも、実家からの風景の懐かしさを感じるからだそうです。
→あー、わかります。このあたり共感しますね。
と、作家トークならではのぶっちゃけたお話しが聞けて楽しいひとときでした。



山田さんのトークの後は、パワフルなCheri*さんのライブです。
今回のライブに向けて何度も足を運んで頂いたり、設備の機材を持って帰って確認してもらったり、事前準備も入念にされていました。頼もしい限りです。
この会場の入りを見てもCheri*さんの人柄がわかります。
全7曲の中、サイレントブルーって曲があります。
この曲が収録されているCD「サイレントブルー / 雲の匂い」表紙絵は山田さん作でもあります。
もうすでにココのカフェで売れてしまいましたが、山田さんの作品の一つに原画のサイレントブルーがありました。




Cheri*さんの歌声は良く聞こえます。
歌詞が聴き取りにくい歌って多いと思いますが、そんな事も無くじっくり聞けて良かったです。
キーボードの弾き語りから始まり、アグレッシブなギターも披露されました。
いやいや思っていた以上に力強い弾き語りにどっぷり浸かったライブでした。



Cheri*さんのライブの後は、二人の対談時間です。
なかなか男前なCheri*さんからの山田さんへの質問が面白かった。
今回の展覧会タイトルの「時間に色はついているか」とは何ぞや!
みたいな事はだれもが知りたい所です。
上でも書きましたが、サイレントブルーの二人の関わり。
今年の抱負、これからどうしていきたい!
などなど、会場からの質問応答などもあったり。
みなさま、これからもそんな二人を応援お願いします☆
鳴海健二 01カフェ日記
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