2014年2月27日

2/27 カフェのMP3プレーヤーをモバイル化したい!


え〜、今回はいつものイベントレポートでは無いのです。
ここカフェでBGMを奏でているMP3プレーヤー(大げさ!)をモバイル化したい!企画です。
このMP3プレーヤーは5V電源なのでACアダプター(入力AC100V→出力DC5V)で駆動する様に作ってます。
いつもの様に本棚の上に置いて使うのには問題無いのですが、来月のイベントでこのセットが出張する事に...
しかもこのMP3プレーヤーの出張先はコンセントが使えないのです。あ〜、あ。
そこで!スマートフォン等の予備バッテリーって5Vじゃ無かったっけ?と、なる訳ですね。
今まで気にして無かったその"モバイルバッテリー"とやらを検討する事になりました。



へぇ〜、いっぱいありますね、モバイルバッテリーって。
まあどれも出力はDC5Vなのですが、何が気になるって、容量ですかね。
今回Amazonで買ったのは10000mAhの大容量タイプ

因みにiPhone5sの内蔵バッテリーは1560mAなので、

10000mA ÷ 1560mA = 6.4

6回は満充電出来るんかぁ〜、と思ってたらそうは行きません!
これ勉強の成果ですが実際には、

(10000mA x 0.6) ÷ 1560mA = 3.8

なので、3回の満充電になります!
え〜、10000mAもあるのにそんなぁ〜、ですね。
これにはちゃんとした理由があります。
モバイルバッテリーだろうがiPhone5sだろうが、中身のバッテリー自身は3.7Vなのです。
って事は、
モバイルバッテリー(3.7Vを昇圧して→5V) 〜USBケーブル〜 iPhone5s(5Vを降圧して→3.7V)
それぞれ昇圧(20%ロス)降圧(20%ロス)をおこなっている為であります。
まあ合計40%ぐらいのロスは可愛いものです。
粗悪品の安かろう悪かろうのモバイルバッテリーになるともっと大きなロスの為、だいぶ少ない使用量になります。
値段の差はその辺りの基板仕様による所が大きいので、そのまま品質にも直結しそうですね。
ロス分だけでは無く、各種保護回路の搭載数、残量インジケーターの有無、そして肝心な内蔵バッテリーの種類。
この内蔵バッテリーに種類なんかあるんか?みたいに思いますが、ありました。
普通は一般的なリチウムイオンバッテリーですが、今回購入したものは、
"リチウムポリマーバッテリー"です。
これは電気を蓄える電解質が液体では無くゲル状物質で構成されているのでコンパクトに収められます。
ただでさえ重たいバッテリーですから出来るだけ軽くしたいですよね。
そんなこんなでモバイルバッテリーは品質が重要なので安さに飛びつくのは危険だと言う事ですよ。



そして大容量モバイルバッテリーにはUSB電源出力が2口のものが多いです。
今回の製品は5V1Aと5V2Aの2種類USBが用意されています。(合計3A)
しかも同時にフル出力出来る為、
5V1Aはスマートフォンを充電しながら、
5V2Aはタブレット端末を充電出来る強者です。
いやこれも盲点でして、"合計3A出力"って言ってても、"同時に使用出来ません"ってのもあるので要注意です!
コレと思ったら、Amazonとか価格.comなんかで製品のレビューを調査してから購入しましょう!



持った感じはこんなの。
表面ツルッと裏面は金属クロームポリッシュでiPodの様な仕上がりです。
赤字で"touch switch"って書いてあるマークに触れるとその隣に白色LEDが順番に点灯して残量表示します。
こんなスイッチの作りとかボディの質感もオシャレな出来映え。
みなさんの、モバイルバッテリーを購入しようかなぁ〜、って時のご参考に☆

え〜、バッテリーで長々となりましたが、いよいよそれを使う段階に近づきました!



こちら100均で買ってきたiPhone用のUSB充電通信ケーブル。
たくさんあるUSBケーブルですが、やっぱりiPhone用のものはちょっとお洒落なデザインです。
まあワタクシiPhone持ってませんが汗

そしてiPhoneへのコネクター部を切り落とし、2.1φDCジャック(黒いの)を付けます。
ケーブル内は4芯なので5Vと0Vを新しいジャックへ半田付け、その他2芯(data+とdata-)は切り落とします。
これでモバイルバッテリー(USB出力)から、MP3プレーヤー(2.1φDC入力)へ電力を供給する事が出来ます。



これが最終的に必要な部材。
左のMP3プレーヤー、右にモバイルバッテリーと改造ケーブル。
そんだけ。



それぞれを接続して...
ドキドキしながらMP3プレーヤーの電源を入れてみましょう!
うむ、何事もなく正常に動作しました。(^^ゞ
凄くあっさり。



と、言う訳で、今回の"カフェのMP3プレーヤーをモバイル化したい!"は終了です。
これで何処へでも行けます。よかったよかった☆
来月のイベントお楽しみに!
Posted by 鳴海健二 at 14:44 | コメント (0)

2014年2月15日

2/14 今日はパラパラマンガとアニメーション☆

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トークと上映会
「イワイフミの制作ノート~パラパラマンガとアニメーション~」
2014年2月14日(金)19:00〜
話者:イワイフミ(アニメーション作家)/参加費:¥1,000(1ドリンク付)

フリップブックやアニメーションの制作、ワークショップ等で活躍のイワイフミさんをカフェにお迎えして、アニメーションを作り始めた頃のことから現 在のことまで、またアニメーション映画のことなど、様々なおはなしを伺います。はじめにきよし、深田ちひろなどの音楽にイワイさんが提供しているアニメー ション作品も上映いたします。


【イワイフミ プロフィール】
1995年よりアニメーションはじめる。はじめにきよし、MUSEMENT、深田ちひろのMV制作。
NHK Eテレ『シャキーン!』他、TVCM等のアニメーション作成。
オリジナル・アニメーション作品『ライフマン』『drops』『満月』etc.
2008年、神戸にて最初のパラパラマンガ展開催。以後新作を加えつつ各地巡回。
現在、作品数は80以上。
その他の活動としては、イラスト制作、ワークショップ等々。

大阪在住。
イワイフミHP

今日はCAPのディレクター下田さんが聞き手として、イワイフミさんのトークです。
ここカフェy3のグッズコーナーでも扱っていますが、パラパラマンガとは!アニメーションとは!
などなどお話しが聞けました。



まずはイワイフミさんの卒業制作の作品をスクリーンで拝見です。
お題は「ライフマン」
簡単に言えば人の終わりから誕生までをライフマンがシュールにお手伝いしています。



次にMUSEMENTの楽曲「僕の頭はF-WORLD」の為に作られた作品です。
歌は安藤裕子さん、この可愛らしい声にあわせて動かしているアニメーションもなんともほのぼのです。
この様なお仕事もこなしています。
そしてイワイフミさんのアニメーションに下田さんが自分なりの楽曲を付けてみたい!
と言うコーナーになり、チャイコフスキーのクルミ割り人形を付けてみると、なんとも優雅な感じに笑





そして次々にアニメーションの上映になります。

2001年「drops」

2000年「ティータイム」
この作品はジャスト1分!と言うオーダーがあったとか。
完全おまかせ、からこの様なオーダーまで柔軟に仕上げています。

ここで質問、イワイフミさんのアニメーションを作るタイミングは?きっかけは?
→発表の場がある時とか時間的に制作出来る仕事が来た時などなど...らしいです。

2008年「満月」

2010年「夜間飛行」
この作品は深田ちひろさんの楽曲「夜間飛行」の為に作られたとのこと。





様々な作品を上映していただき、ありがとうございました。
CAPの下田さんとのトークもまた楽しめました。
そして全てのアニメーションの上映も終わりまして、机の上のパラパラマンガを見ました。
たくさーーーんあります。
これ皆さんの記憶が蘇って来ているのではないでしょうか?
そうです、教科書の中身に興味は無くても縁にはびっしりとパラパラマンガを描きました。
ですね。いやぁ〜、なつかしい〜☆



今回はこのトークショウの為に、CAPメンバーの井ノ岡さんが特別メニューを用意しました。
右にあるのは駅のお茶じゃ無くて清酒なのです。なんか懐かしいパッケージですね〜。
そしてイワイフミさんは現在他でもイベントに参加していますので皆さま是非見て下さい。

Posted by 鳴海健二 at 14:41 | コメント (0)

2014年2月13日

2/11 カフェで春を待っています...


カフェ展示
「春待ち作品展」

参加作家:淺野夕紀、井ノ岡里子、柴山美咲、田岡和也、築山有城、中澤雅子、藤川怜子

2014年2月11日(火・祝)〜
10:00〜19:00(月火休)




唐突ではございますが、只今カフェy3では厳かな作品展を開催しております。
階上に居ますアトリエ・アーティスト達の分身(作品)がお客様と春をお待ちしております。
ごゆるりとお過ごし下さい☆
Posted by 鳴海健二 at 15:08 | コメント (0)

2014年2月 2日

2/1 オランダの美術生活?

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垣内玲のお茶会
2014年2月1日(土)18:00〜 参加無料・予約不要(要1ドリンクオーダー)
オランダ在住の垣内さんが大阪での個展に向けて1月中、Y3のアトリエに参加していました。 結婚、ブレーメン移住、ロッテルダムに引っ越し、お子さんも生まれて大忙し!ドイツとオランダと大阪でのてんやわんやの話を聞きつつ、お茶でもいかがでしょう。



今日はCAP HOUSE時代からメンバーの林延子さんの旦那さま、垣内玲さんのトークです。
今回ゆるゆるな話しにしたいとの事で、お茶会と称しています。
まあいつもと一緒ですかね笑





垣内さん夫妻がドイツに旅立ったのは2011年、日本で入籍後ドイツはブレーメンへ移住。
その後オランダのロッテルダムへ引越す事に...
ロッテルダムでは Dutch Art Iwstitute で海外の美術を学びました。
ここでは学ぶと言うより意見のぶつけ合いにかなりの時間を費やすとの事。
オランダと言えども英語でぜんぜん大丈夫!
わー、しかしそんなにペラペラでも無い垣内さん、その大切なディスカッションの時間はかなりの疲労度だとか。
それも美術だけでなく様々な研究家の人々との話し合いなので専門用語にも一苦労だ。
因みにここは2年のマスターのみのコース(日本で言う大学院)。
そんな毎日の苦労が実り、予定の2年で卒業出来たとの事。



そんなオランダはロッテルダムでの生活を送り、延子さまの出産までありました。
わー、なんとも大忙しな海外移住だなー、っと。
まあ家族も増えて一段と生活に張りも出来たのではないでしょうか!





今回一時帰国で神戸へ帰ってきました垣内さんにオランダでの展覧会の様子もお話しして頂きました。
写真に写っている展示ですが、なにやら壁に「ドアノブ」が付いています。
このドアノブは実際に触っていただく体感型の展示だそうです。
ちょっとした仕掛けがあり、ドアノブが体温に近い温度に保温されているらしい。
その温度は誰の体温に設定するのか!って事が様々な議題にもなったと言うエピソードも面白い。
結局は奥に設置された絵画の少女の体温である。
こんな作品を作っていました。



いやぁ〜、海外移住生活、学校、出産、制作、目まぐるしい毎日が目に浮かぶ様です。
だいぶ端折りましたが、聞いている分には楽しいお茶会。
この一時帰国もあっという間、またオランダでの生活に戻られるそうです。
お疲れ様でした☆
Posted by 鳴海健二 at 12:03 | コメント (0)