2009年9月22日

9/19 聲明とインドの音楽の様子

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CLUB Q2では9月19日土曜の夜に、「聲明とインドの音楽」レクチャーコンサートが開催されました。
浄土宗の僧侶で構成する七聲会の出演です。
これは「インド音楽のレンズを通して見えてくるアジア的音楽の可能性」というシリーズの第三回。
もちろんインド音楽はいつものHirosさんの笛と田中りこさんのタブラーです。
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最初は、節のあるお経、聲明というのをみんなで歌ってみよう、ということになりました。
楽譜、といってももちろん西洋音楽のとは違いますが、それを参考に橋本上人の指導でみんな歌います。曲は「散華」という曲を選びました。
みなさん、良い声でとてもきれいでありました。
なんだか全員発熱したようで室温も一気に高まっていくのでありました。
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手の動きで旋律を伝える橋本お上人。

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そして、七聲会メンバーによるお手本。「散華」の演奏です。
この曲の特徴は、紙でできた蓮の華を唱えながら散らすことです。
華やかなパフォーマンスでもあります。
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そして、後半。七聲会による聲明。
木魚などの他にも雅楽の楽器、笙も登場します。
鍛えられた男性ユニゾンの響きは、豊かな倍音を立ち上らせました。
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最後はインド音楽とのセッションです。
阿弥陀経の読経と、日本の律音階に近いラーガでインド音楽が解け合いました。
う〜ん、仏教音楽を世界音楽に位置づけて聴いてみることのできた貴重な体験!
日本の音楽がぐっと相対化される気がします。
さて、こんなに楽しい企画ですが、一応次回が最後の会となっています。
次回はホーミーです。みんなでホーミーの練習もします。
11月21日、「自然倍音によるホーミーとインドの音階」お楽しみに。


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