2010年9月 8日

9/18(土)日本とインドの音楽 ;これまでの企画

2010年9月18日にQ2で、日本とインドの音楽シリーズ第二回として筝の福原左和子さんをゲストにHirosさんとのコンサートを開催します。

昨年「インド音楽のレンズを通して見えてくるアジア的音楽の可能性」シリーズを行なって、参加された方たちから「面白かった。もっと演奏を聴かせて欲しい。」という要望をいただきました。
そこで今年は、同シリーズの趣旨はそのままに、インドの古典音楽と日本の様々な音楽を聴き、また両者の実験的なセッションを主体に「日本とインドの音楽シリーズ」として全4回のコンサートシリー
ズを実施中です。
インド古典音楽の演奏と研究における日本の第一人者、中川博志さんが、日本音楽の優れた演奏家と直接交渉してはじめて実現した、日本でも他に類を見ない試みだと思います。

昨年のシリーズから通算で、9月18日の「日本の筝とインドの笛」が6回目になります。
これまで毎回「いったいどうなるんだろう!?」というスリルに満ちた企画でした。
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昨年実績をちょっと振り返ってみると、、、、、

〜私たちの音楽システムを考えるシリーズ
「インド音楽のレンズを通して見えてくるアジア的音楽の可能性」
【シリーズ企画趣旨】
 われわれのまわりには西洋のハーモニー(和音)を基本としたパッケージ化した消費音楽があふれている。コードの組み合わせから簡単な曲を作るテレビ番組もある。しかし、そうした「普通」のやり方とは違った音楽を創造するシステムは世界中にある。とくにインドの音楽は、コードをまったく使わずにいかに変化に富んだ即興的メロディーを作り出すか、という考え方に基づいて緻密なシステムを作り上げ、豊かな音楽文化を誇ってきた。このインドの音楽システムは、日本や他のアジアの音楽の理解や、西洋のやり方とは違った音楽の創造に非常に有効なのではないか。シリーズでは、こうしたインドの音楽システムに基づく即興音楽のあり方の理解と、アジアを中心とした音楽を演奏する優れた音楽家をゲストに迎えてオルタナティブな音楽の可能性を提案していくことを目的としている。

第一回 5月「日本の笛とインドの笛」ゲスト:森美和子さん(篠笛)

第二回 7月「インドネシア・バリの笛、スリンとインドの笛」:ゲスト:小林江美(バリ音楽)

第三回 9月19日(土)「聲明とインドの音楽」ゲスト:浄土宗聲明グループ「七聲会」

第四回 11月21日(土)「自然倍音によるホーミーとインドの音階」 ゲスト:岡林立哉(ホーミー演奏家)

そして今年の7月に行った奄美の島唄。

「日本とインドの音楽」4回シリーズ 2010
昨年の「インド音楽のレンズを通して見えてくるアジア的音楽の可能性」シリーズ・コンサートの続編として、今回はとくに日本の音楽を取り上げる。インドのラーガ(音階)を基礎とした即興性の強い音楽と、さまざまな日本の伝統的音楽との間にはとくに強いつながりはない。しかし、意識的なハーモニーをもたない、一定の拍節をもたない自由リズムのメロディーが多い、という点では同じアジアの音楽として共通する点も多い。今回は、奄美島唄、筝、尺八、篠笛の優れた演奏家をゲストに招き、その共通点を聴き比べ、日本とインドの音楽の奥深さと西洋音楽的手法とは異なるパフォーミング・アーツを味わっていただくことを目的とした。

レギュラー出演者:HIROS(ナビゲーター+バーンスリー)、田中りこ(タブラー)、石尾真穂(タンブーラー)

第1回 7月17日(土)「奄美の島唄とインド音楽」    ゲスト:榮百々代(さかえももよ、奄美島唄)

そしてその打合せの模様。

さて、いよいよ9月18日土曜日に、気鋭の筝奏者、福原左和子さんを招いて、今年のシリーズ2回目です。日本の筝とインドの笛をお楽しみに。
前売予約はメールでお早めにどうぞ。

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