2009年6月28日

6/27築山有城&Claudia Weber

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6月27日の夜、Y3で開催中の「披露展」参加作家の築山有城さんと、ミュンヘンから到着したばかりのクラウディアウェーバーさんのお話しがありました。
写真は、築山さんの作品で木板の面から灰汁を紙に移しとった作品。
そしてそれを掛けているパテーションも築山作であります。Y3のギャラリーは、ほとんど壁面が無くて築山さんにこのパテーションを作ってもらっているのでした。
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設計図です。
上村さんが、「こういうのをドローイングというのだ。もっとこういうのを見たいではないか。」(こんなしゃべり方ではなかったんですが)とコメント。
つまり作品を作っていく上での思考をたどる事ができる、おもしろい資料だ、ということですね。
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場所を移して、築山さんのアトリエです。
幾層にも色を重ね、磨き、重ね、磨き、を繰り返す技法について説明中。藤本さんもレコードを削って作品を作っているので、こういった行為と作品の関係についてコメントがありました。
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裏まで見せちゃいますか。

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クラウディアさんの番です。
まだ来日5日しか経っていないので、ドイツから持ってきた作品資料も見てもらいながらのお話しでした。
彼女のテーマは、自然に対する人の視座と人との関係とのこと。そして最近は人工的な自然にも興味が広がっているそうです。既にY3の近所を散策しながら精力的にこのテーマに沿ってスケッチを行なっています。
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「まだ来日5日で、見せられるものが無くてすみません!」とかいいながら、こんな感じでY3に来てからのドローイングが壁面に並んでいます。

毎週続いているアーティストトーク。公開アトリエで制作中の作家の考えを聴く、また質問とかして参加者の人と意見を分かち合う、とても楽しい機会となっています。トークの後でみんなで飲むビールもうまい!
土曜じゃなくてもアトリエを覗きにきてください。みんな親切な作家ですよ?!?

さてアーティストトーク、次回、7月4日(土)午後7時からは、インドの紙芝居をする東野健一さんとブレーメン出身のガラス絵作家、ベロニカドバースさんの番です。
ぜひお越し下さい。
shimoda 01Y3日記
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