2012年8月12日

9/9(日)CAP STUDY 3「ビブリオテーク208.ext〜移動美術資料室がCAPにやって来る!」第4回:雑誌を改めて読み直す(3):アート系リトル・マガジン


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CAP STUDY3
「ビブリオテーク208.ext〜移動美術資料室がCAPにやって来る!」
第4回:雑誌を改めて読み直す(3):アート系リトル・マガジン
2012年9月9日(日) 15:00〜18:00
講師:森下明彦(メディア・アーティスト、美術・音楽愛好家)
参加費:500円/【要予約】 
小規模・小部数のアート系雑誌を集め、このような媒体の意義を考えたいと思います。

実はこの移動美術資料室では、雑誌に注目した「雑誌を改めて読み直す」を既に2回行っています。昨年の8月21日には「季刊 UP」、今年の1月15日には「芸術倶楽部」。大分以前に発行されていたことから、参加の皆様もご存知の方が少なく、特に「季刊 UP」はほとんどの方が初めてだったようです。

それでも両者とも一般の書店で販売されていましたし、当時はそれなりの影響力があったと考えます。ちなみに今、美術領域だけでないようですが、「ジン」というものが人気だとか。私も先日、大阪で開催された「ジン」フェアーに行ってきました。市場のような雰囲気でした。「ジン」の定義はなかなか難しく(曖昧ということ)、少部数、簡便な製法、手渡し的な頒布、といった特徴があります。私見では、ネットを通してのツイッターなどのコミュニケーションのあり方が、再び「もの」であるメディアに回帰したのではと考えています。

さて、今回、どのような雑誌をごらんいただこうかと、ただ今資料室を右往左往して選び出しています(そう書くと、いかにも広大な資料室と思われそうですが、単なる誇張です)。1つだけ、最初に弁解! 全号揃いがほとんどなく、場合によっては1册のみ、という寂しさ。

現時点で見つけ出したもの(海外のもの):
 Dada Zeitschrift Reprint (Cabaret Voltaire, Dada, ):ダダの主な雑誌の復刻版。良く出来ています。
 Le surréalisme, même, no. 3:申し訳ありません、1冊だけです。 
 Bizarre, nos. 3, 9, 16, 19, 31, 43-44:肝心の面白い号が抜けています。
 Avant-garde, No. 12, May 1979:申し訳ありません、これも1冊だけです。
 File:カナダのジェネラル・アイデアが発行していた、アーティスト・マガジン。これも3冊のみ。パロディ元のLife も。

日本の美術雑誌:
 美術ノート
 トランソニック
 非
 世紀末美術評論
 あいだ
 LR
 Rear

その他、ご当地ものとして、Sounds Arts(神戸)、Art & Critic(京都)、d-ART(福岡:森下が昔住んでいました)なども引っ張り出します。

当日までにはもう少し増える予定です。

なお、ご参加の皆さんでこれはという雑誌をお持ちの場合、どうかご持参下さい。
森下明彦(メディア・アーティスト/美術愛好家)
フリーで美術と映像に関する研究を続けながら、美術資料室(神戸市)の開設公開を準備中。
また、国立国際美術館客員研究員として「中之島映像劇場」という名称の映像上映会を企画。

「caper7月号」のピックアップ記事 「ビブリオテーク208.ext〜移動美術資料室がCAPにやって来る!」今年度の開催に向けて。」はこちら、全10回分の日時、テーマ一覧はこちら、C.A.P.のニュースレター、2011年「caper6月号」のピックアップ記事「Bibliotheque 208主宰、森下明彦インタビュー」はこちらです。
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