2014年2月22日

3月のCAPTURE:C.A.P.のねんどクラブ

2012年からはじまったC.A.P.ねんどクラブももうすぐ3年目。
今回は講師の木村のぞみさん、中澤雅子さん、山村幸則さんに講座の魅力や面白さについてお話をうかがいました。
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木村:C.A.P.のねんどクラブはただ器を作るだけじゃなくてアートに触れてほしいってところからのスタートだから他とは違うのかも。
中澤:そうだね。それに自分で作った器が食卓に並ぶだけでものの見方が変わったりするし、自分の手で作るというシンプルな行為から生活を楽しむことにつながればいいな。講座が終わった生徒さんから「器使ってますよ」と聞くとやっぱり嬉しいよね。
山村:毎回焼き上がった後にみんなで作品を囲んで茶話会をやってるけど、これもあんまりないんじゃないかな。プロセスが結構長いから他の人が作った作品をみたり、おしゃべりをしながら交流する時間も大切だと思うんですよ。
中澤:講座のなかで休み時間が取れる時はカフェでお茶を飲んだり、私たちのアトリエを覗いてもらったり・・・そういうことってふつうの陶芸教室ではなかなかできないよね。
木村:そうそう。いろんなアイデアが出てくるんちゃうかな。Y3も展示やみんなのアトリエが変化していくのでいろんな楽しみ方を見つけてほしいです。
中澤:2年続けたことで少しずつC.A.P.のイベントに参加する人が増えてきてくれて嬉しいです。始めたときの思いが少しずつ形になってきているのかな。

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木村:C.A.P.のねんどクラブは講師と生徒の距離が近いよね。
山村:課題はあるけど作りたいものを作ってほしいという思いがあって、まずはそれがどうやったらできるのか一緒に考える。だから自然と距離が近づくのかも。
中澤:斬新な感覚の、こういうものが作りたい!って自己主張の強い人が集まってくるけれど、教える方も自分の作品を作るように気持ち込めて教えてるかなあ。自分も作品を作っているから、妥協できないんですよ。私も楽しみながら一緒に挑戦させてもらっています。
山村:ねんどは最後に焼くという行程があって、どんなに上手く作れても最後の窯でどうなるか僕らでも分かんないんですよ。それは陶芸の魅力でもあると思うし、そのリスクをみんなで背負うことで緊張感も生まれる。毎回窯を焚いている時はドキドキするけど、それも含めて最後まで一緒に楽しんでる気はするかな。

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中澤:今年は例年通りの基礎レッスンから、ティーセットが作れる応用編、あとは私たちにとってもちょっと冒険、こどもを対象にしたこどもねんどクラブを開講します。前にわたしの甥っ子姪っ子と一緒に陶芸をしたとき、あの子たちはすごい自由に作っていてまたその作品がいいんですよ。技術的な面はサポートするとして、こどもたちが土に媚びずにわーって作る姿を見てみたいです。
木村:ティーセットはチャレンジ精神が燃えそうなテーマで、陶芸で欲しいものって何やろってところで選びました。注ぎ口の角度とかちょっとしたコツがあるんですよ。
山村:基礎レッスンも回を重ねるごとに少しずつ変わってきています。一度参加したことがある人も何回でも受講してほしいですね。

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2014年度 C.A.P.ねんどクラブ

[やきもの基礎レッスン7期生]※定員に達したため募集を締め切りました
開講日:4月6日、5月11日、6月1日、7月6日

[やきもの応用編]
開講日:8月3日、9月7日、10月5日、11月9日

[こどもねんどクラブ]
開講日:2014年12月7日
           2015年1月11日、2月1日、3月1日

各講座定員15名。
講座毎に時間や料金が異なります。詳細はこちらからご確認ください。
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Takahashi Satoko 03イベント
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