2012年12月16日

1/27(日)音楽を作る人に聞く〜音楽家の耳と脳 #1「フォルマント兄弟に聴く」


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「caper1月号」のピックアップ記事「音楽を作る人に聞く?」はこちらです。
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音楽を作る人に聞く〜音楽家の耳と脳 #1「フォルマント兄弟に聴く」
2013年1月27日(日)  17:00〜19:00

フォルマント兄弟:三輪眞弘+佐近田展康
演奏:岡野勇仁(MIDIアコーディオン他)、田中悠美子(三味線)
聴き手:Hiros(インド音楽演奏、研究家)
料金:前売1,500円(会員1,000円)、当日2,000円

音楽を作る人は何を考えているんだろう?
気分はインド人のHirosを聞手に、フォルマント兄弟のアーティストトークとミニコンサート。
*本研究発表は、JSPS科研費 23520175「MIDIアコーディオンによる合成音声の発話及び歌唱の研究」の助成を受けたものです。
【企画趣旨】
 音楽を作る人は何を考えているんだろう。音楽が美しさや面白さを生み出すとしたら、彼らにとって、美や面白さの基準はどこにあるんだろう。

 ずっと長い間、設計されたものであれ、即興であれ、ドレミのような楽音とある安定した様式でできたものが普通の音楽であった。普通の音楽は今でも世界中であふれている。西洋音楽文化の影響が少ない地域でも普通の音楽が支配的である。
 いっぽう、「普通」の音楽では美や面白さを十分に表現し得ないと考える人たちが、20世紀の西洋音楽文化のなかで現れ、今日までさまざまな実験が試みられている。いわゆる現代音楽、フリー・インプロヴィゼーション、ヘールシュピール、ノイズなどなど。「普通」の音楽に慣れ親しむ人は、こうした試みによる「作品」が何か新しい創造であることは理解しても、どう評価していいのか困惑することが多い。
 こうした西洋音楽文化の延長上で試みられるさまざまな実験は、何かしら方向性を持っているのか。あるいはひたすら個の表現として拡散しつつあるのか。
「普通」からの脱却と新しい音楽を模索する作曲家たちに、そんなことを聞いてみたい。彼らの耳と脳はどうなっているのか、ちょっとのぞいてみたい。

 この怪しげな名前の日本人二人組の狙いは何か。どうも、普通の音楽を作るいわゆる作曲家ともいえないようだ。フォルマントというから、何か、声に関係しているらしいことは分かる。フレディ・マーキュリーのインターナショナル?うーむ、どことなく怪しい。気分はベジタリアンのインド人になって彼らに聞いてみたい。彼らのカレーにクミンは入ってるの?

【内容】
1)フォルマント兄弟のアーティストトーク
2)インタビュー〜聞手:Hiros
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3)ミニコンサート
「NEO都々逸 六編」(2009)
日本の伝統音楽である「都々逸」に取材し、コブシ回しを含めたマイクロ・トーナルな「歌唱そのもの」の作曲ならびにその完全記譜に挑戦している。2009年の初演以来、数多く再演されているフォルマント兄弟の代表的作品のひとつ。

「夢のワルツ」(2012)
アコーディオンで人工音声を演奏する!前人未踏のフロンティアを疾走するフォルマント兄弟が「兄弟式日本語ボタン音素変換標準規格」に基づいて作曲した甘く切ないニュータイプ演歌。

【出演者プロフィール】
三輪眞弘佐近田展康による作曲・思索のユニット。テクノロジーと芸術の今日的問題を《声》を機軸にしながら哲学的、美学的、音楽的、技術的に探求し、21世紀の《歌》を機械に歌わせることを目指す。
人工音声でピザを注文する「兄弟deピザ注文」(2003)、亡きロックスターに日本語で革命歌インターナショナルを歌わせる「フレディの墓/インターナショナル」(2009、Prix Ars Electronica 2009 入賞)、架空の民謡歌手が唄う「せんだいドドンパ節(2010)」などを発表。作品と一体となったテクノロジー論/芸術論の言説でも注目を集め、東京藝術大学、ロンドン・グリニッジ大学、東京大学などで講演発表・シンポジウム等を行う。

岡野勇仁(おかの ゆうじん) 
ピアニスト。「NEO都都逸」「せんだいドドンパ節」をキーボード演奏にて「夢のワルツ」をMIDIアコーディオン歌唱プログラムにて世界初演、また大友良英フライングオーケストラでは凧揚げを担当するなど、多彩な活動をおこなう。テクノ、ホーメイ、ジャンベとの共演含むオリジナル曲とバッハによる1stアルバム「カモシカの恋」が各界から好評を博す。

田中悠美子(たなか ゆみこ)
文楽の故4世野澤錦糸、女流義太夫の竹本駒之助に義太夫三味線、義太夫節を師事。国内外における現代音楽作品の演奏、即興演奏、シアター作品や映画音楽の作曲・演奏、演芸など、実験的で多彩な表現活動を行う。ジョン・ゾーン、エリオット・シャープ、ジム・オルーク、坂田明、内橋和久、灰野敬二、巻上公一ほか内外のミュージシャンと共演。編著本『まるごと三味線の本』。

聞手:Hiros 中川博志(なかがわひろし)
1950年、山形県生れ。インドのベナレス・ヒンドゥー大学音楽学部楽理科に留学、インド音楽理論を研究。大学のかたわら、バーンスリー(横笛)、ヴォーカルを習う。訳書『インド音楽序説』は日本語で出版されている唯一のインド音楽理論書。



コメント(3)

神戸経済新聞でも紹介されました。
http://kobe.keizai.biz/headline/1256/

そしてネオ都々逸の演奏写真も
http://kobe.keizai.biz/photoflash/1354/

取材、ありがとうございました。

神戸新聞おでかけブログでも紹介されました
http://www.www8.kobe-np.co.jp/blog/town-report/2013/01/cap-1.html

1/22神戸新聞朝刊でも紹介記事が掲載されました。ありがとうございます。
http://www.facebook.com/pages/CAP/333806363323387

神戸経済新聞の記事はYahooでも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130115-00000022-minkei-l28

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