CAP HOUSEロゴ

●11:00〜20:00/火曜日休館 ●〒650-0003 神戸市中央区山本通3丁目19-8 ●caphouse@cap-kobe.com ●TEL,FAX 078-230-8707


2004/4/3
講座と演奏会
ジャプタールってなんやねん?

タブラー演奏&リズムデモンストレーション
クル・ブーシャン・バールガヴァ
バーンスリー演奏&解説
HIROS

カノウバー・マスターの嘉納です。
この日は 春らしく、太陽の光が暖かいとても良い天気でした。
カノウバーの準備も、ゆったりと進み、本日のオススメ、アイスワインを冷凍庫へ。

準備しながらHIROS氏と少し立ち話、
HIROS氏も、このお天気ため、最近購入したお気に入りのiPodを片手に自宅から歩いてcaphouseまで来たそうだ。
準備が終わり、そろそろ6時。

お客さんもほどよく集まり、ゆったりとしたムードと拍手でおだやかに始まりました。
前半はHIROS氏のインド音楽のリズムについての解説と、ブーシャン氏のタブラのデモンストレーション。

インドの音楽のリズムの特徴は、一定のリズムパターンをループさせ、そのリズムパターンの最初の1拍目のアクセントをあわせながら即興演奏を行います。
次の1拍目をまたがって次の1拍目にあわせてリズムを考えるときもあるそうです。
ティンタールというのが16拍のリズムパターン、エークタールは12拍、そして10拍がジャプタールにあたります。
ジャプタールの10拍の内訳は(2拍+3拍+2拍+3拍)という構成で、ブーシャン氏のタブラにあわせ、みんなで手拍子をして、リズムの仕組みをつかもうとしました。
 それにしてもブーシャン氏のタブラはすごいというか、何というか、そのなめらかな手の動きからとは思えない音のバリエーションとリズム。いつ見ても、見とれてしまいます。

15分の休憩をはさんで、後半は両氏による演奏。

前半に習ったことをふまえ、HIROS氏のバーンスリーも加わり、後半の演奏が始まりました。
目を閉じて聴いている人もいれば踊っている人もいて、それぞれ好きなやり方で、演奏を味わっていました。私はアイスワインを飲みながらバーンスリーの音色に聞き入っていました。

そしてゆったりとしたムードと盛大な拍手でおだやかに終わりました。

 日本ではかけ算は9×9までしか習いませんが、インドでは、22×20までを学習するそうです。ゼロを発見したのもインド人・・・
インド音楽独特の非常に数学的なリズムインドで生まれるべくして生まれたのでしょう。
NASAのエンジニアの30%、マイクロソフトのエンジニアの50%がインド人だという話しもあるそうです。

恐るべしインドパワーですね。


2002年 ・ 2003年 ・ 2004年

(C)2002-2004 CAP HOUSE プロジェクト • 特別非営利活動法人「芸術と計画会議(C.A.P.)」