2004/11/12-12/12
第2回「Both Sides−不二」 日本―フィンランド現代美術展
フィンランドと聞いて思い浮かべるイメージ-「白い」「寒い」「森」
知らないというのは怖いことだ。私の勝手なイメージとはかけ離れ、そこには激しく破壊された自然がある。むき出しの黒い地表。立ち枯れ、朽ちた樹木。もちろんそれは写真、切り取られた風景であるから、すべてがそうではないのかもしれない。それにしても破壊の災禍にあった土地が広大なことは間違いない。
その一方で描かれた光、つくられた形、そして人はとても自然でそよ風のようにやさしい。この人たちが見ているものは何だろう?この人たちが自然に強烈に牙を剥くのか?この人たちと同じ人間という種全体では?
そんなことを考えさせられた冬の北からの訪問だった。
[出品作家]星加達夫 エイヤ・イソヤルヴィ リトヴァ・コヴァライネン+サンニ・セッポ
三上浩 楡木令子 キルシ・ティーッタネン
11月 12日(金)〜12月12日(日) ギャラリー海側 他
【関連プログラム】
●11月12日(金) 14:00 アーティスト・プレゼンテーション
「自作について、フィンランドのアートについて」
19:00 オープニングパーティー
●11月14日(日) 14:00 シンポジウム
「行為をめぐって〜公開制作の意味と精神を考える。(三上浩の仕事を手がかりとして)〜」
参加費¥500 ※終了後にパーティーがあります。
●11月27日 (土) 16:00 アーティストトーク
「Both-Sides不二」展のはじまりについて
三上浩のプロジェクト石光(Quau)について語る。
(C)2002-2004 CAP HOUSE プロジェクト 特別非営利活動法人「芸術と計画会議(C.A.P.)」