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CAPARTY vol.21「第5回 アート林間学校」 感想

<第5回アート林間学校反省&感想> 杉山知子

■全体について

例年、6月にCAPが開催するアートフェアーとのからみで、企画段階での時間的な余裕がなく、どうしても全体的な見直しが後回しになっていた。とにかく続けて行くことが目的になり、個々の内容も安易な方向に流れつつあったと思う。今回はアートフェアーの開催時期をずらし、時間をかけて、CAPが行うワークショップのあり方について話し合った。夏休みに各施設で盛んに行われる子ども向けのワークショップとは違う、CAPでしかできない講座とは?まず、アーティスト自身が講師になり、やってみたいことをする。そして、子どもが相手だからと妥協しないこと。共通の確認のもと、33個のメニューが出された。もともと、対象を子どもに限らないのがアート林間学校の売りだったように思うが、年々、大人の参加が減っており、広報の見直しも検討。その結果、全体的なチラシとともに、大人対象の講座をピックアップして、別チラシを作り、撒く場所に寄って使い分けることにした。6月下旬からチラシ、HPによる広報をスタートした。7月中頃までは思ったより反応が鈍区、少々心配したが、スタート間際の申し込みが多かった。講座に寄っては、以外と人気がなく、やむおえず中止するものもあったのは残念だった。一般的にはお手軽簡単にモノができあがるのを好む傾向にあれば、CAPの場合、その反対に進もうとしているので無理もないのかもしれない。しかし、参加者の多くは、以前にも参加したことのある人たちで、アート林間学校のファンが確実に育ってきている実感が得られた。

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