1/28(日)国境を越えたラーガ音楽 津軽三味線+バーンスリー+タブラー

かつてはインドという限られた地で育まれた北インド古典音楽(ヒンドゥスターニー音楽)は、元はアメリカ黒人たちの音楽であったジャズのように、すでに国境を越えて広がり、世界中の多くの演奏者や聴衆を惹き付けている。数百種に及ぶ音階型であるラーガと複雑なリズムサイクルであるターラに基づく即興的な演奏のあり方が、再現性にとらわれない自由な音楽を希求する多くの世界の人びとを魅了してきた。これまでアメリカ、カナダ、オーストラリア、日本のミュージシャンを紹介してきた。 今回は、このラーガ音楽の特性を生かして、津軽三味線とバーンスリー、タブラーとのセッションを試みる。津軽の一人の盲人音楽家によって始まった津軽三味線の独自性はその即興性にあると言えるが、発生地を超えた両者の自由な即興的表現を楽しんでほしい。

 

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国境を越えたラーガ音楽
Raga music beyond the border
津軽三味線+バーンスリー+タブラー

【出演】
久保比呂誌(津軽三味線+キーボード)
HIROS(バーンスリー)
グレン・ニービス(タブラー)

概要:2018年1月28日(日) 開場13:00 開演14:00 終演予定17:00 途中休憩有り
チケット:予約 2,000円/当日 2,500円/ひろすカレー500円(予約のみ)
*ひろすカレーは1月26日までの完全予約制です!なんでかというと、前日に仕込むんです。

【プログラム】
第1部 トーク「津軽三味線とインド音楽」・・・久保比呂誌×Hiros
第2部 北インド古典音楽・・・Hiros+グレン・ニービス
第3部 津軽三味線、キーボード、バーンスリー・・・久保比呂誌+Hiros
第4部 津軽三味線、バーンスリー、タブラー・・・久保比呂誌+Hiros+グレン・ニービス

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会場:海外移住と文化の交流センター 5F講堂   神戸市中央区山本通3-19-8
予約・問合せ:C.A.P.事務局 (10:00-19:00/月曜休み)078-222-1003 info@xd804119.wp.xdomain.jp  http://cap-kobe.com
主催:C.A.P.(芸術と計画会議)チラシデザイン:こまゐ図工室(komaimako.jimdo.com)

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プロフィール

 


【久保比呂誌 くぼひろし 】

作曲/ピアノ&津軽三味線神戸生まれ。幼少よりピアノを始め、大学では作曲科を専攻する。ある日偶然耳にした故、初代・高橋竹山師の「津軽じょんから節」に感銘を受け、ついには津軽三味線奏者を志す。1990年、津軽三味線とピアノでのコンサート活動を開始。イタリア、ドイツ、ニューヨーク、ハワイでコンサートに出演。現在は作曲・CDプロデュース活動を中心に「津軽三味線とピアノ」を演奏するという異色のスタイルで各地のホール、酒蔵、学校等でのコンサート活動を展開中。またオリジナル曲の制作、劇団公演、ミュージカル、ダンス公演等の音楽制作を担当する等、創造活動を続けている。CDはこれまでに「風の行方」「こもれび」「生命の詩(いのちのうた)」がリリースされている。

 


【HIROS】
1950年、山形県生れ。1981年~1984年インドのベナレス・ヒンドゥー大学音楽学部楽理科に留学、インド音楽理論を研究。大学のかたわら、バーンスリー(横笛)、ヴォーカルを習う。後にハリプラサード・チャウラースィヤー氏、故マルハール・クルカルニにバーンスリーを師事。自身の内外での演奏活動の他、聲明グループ<七聲会>のプロデューサーとして国内外の舞台公演制作、アジアの音楽を中心としたコンサートの企画制作の活動を続けている。

 


【Glen KNIEBEISS グレン・ニービス】

オーストラリア出身のタブラー奏者。メルボルン大学ヴィクトリアン・カレッジ・オブ・アーツ音楽科卒業。1998年より打楽器タブラーを学び始める。インドではウスタッド・アントニー ダース、パンディット・イシュワラール ミシュラ、パンディット・ラッチュ マハラージに師事。音楽活動はオーストラリアのフェスティヴァルやコンサートの他、インド、オランダ、デンマーク等、ワールドワイドに展開中。プロのギタリストとしても活躍中。現在京都在住。  http://www.tabla.com.au/