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2019.11.23

 

 

 

少しずつ、思い出しながら、「CAP HOUSE」時代の、建物の内部の紹介をしてみたいと思います。今日は、1階部分と2階部分です。

 

「CAP HOUSE」時代は、ほぼ、移民センターの全館をC.A.Pが使っていましたので、正面玄関の横の部屋(今は管理担当の方が受付していますが)が、C.A.Pのオフィス兼受付になっていました。下田さんと、スタッフの渡辺さんという女の子はいつもここにいて仕事をされていましたよ。渡辺さんは、今の高橋さんと同じく、皆の急な要望を聞いたりDM制作のお手伝いをしたり、力仕事をしたり会場のセッティングしたりと頑張っていました。奇遇なことに、高橋さんと同じく新潟出身なんですよ。
そういうわけで、ここには絶えず誰かがたむろしていて、いろいろ相談ごとをしたりしていました。僕は制作途中の絵を、よく見せに行っていましたね。

 

 

そして、この事務所の角を右手に曲がると、暗い廊下がありました。

事務所の隣には小部屋があり、簡易ベッドを置いていて、当直したりレジデンスの人が使ったり、時々は、整体師のアイちゃんが出張してくれて治療所として使ったりしていました。
そしてその先は、移民センターの展示コーナーがあり、その横は倉庫で、机や椅子など様々な什器を入れていました。その横は、通称「墓場」と呼んでいた産廃置き場みたいな部屋で、その横は洗い場というか、お風呂場見たいなタイル張りの部屋がありました。この部屋は、一説によると死体置き場だったという話もあり、ここら辺は、ちょっと怪しい雰囲気が漂っていましたが、その当時の、ちょっと不気味な出来事などは、下田さんによく聞いていただけたらと思います。

 

 

事務所の前。階段の踊り場と言うのでしょうか。今は鉱石の原石が置いてあるあたりは、何かイベントごとがあると簡易「BAR」になっていましたよ。階段前を左に曲がると、明るい日差しが差し込んできます。そこが「リビングルーム」です。
床は、頑丈な古い時代のコンクリートで、赤い色やオレンジ色の塗装が地層のように現れていて、磨かれたように光っていました。窓にはツタ植物が絡まり、緑色の日差しが差し込んできます。柱や壁、天井は全面、白くペイントされ、とても明るい場所でしたよ。もちろん、皆で作り上げた場所です。ここは、CAPのシンボル的な場所でもありました。

「リビングルーム」と呼ばれる場所は、CAP HOUSEで一番広い部屋、と言うか、オルタナティブなスペースでした。突き当たりには厨房を作り、後にはカフェとして鳴海さんがマスターとなって常駐するようになります。ここは文字通り、リビング・ダイニングとしてパーティー会場になったり、ライブ・コンサートの会場になったり、ギャラリーとしても使っていました。
ここはとても広いので、大きな作品を余裕を持って展示できるので、様々な素敵な展覧会が行われました。

 

 

 

2005年。僕は、メンバーの人達と一緒に、ほぼ全館を使った展覧会を3つ行ないました。渡辺さん、JOEさんとの展覧会「Peppermint Garden」、中澤雅子さんとの展覧会「Deep Sea Party」、杉山知子さんとの展覧会「Domain」。その模様を少し紹介いたしますね。

まずは杉山知子さんとの「Domain」展より、リビングルームでの展示です。

 

とても広いので、300号くらいの作品でも、ゆったりと架けられますね。

色々な使い方が出来る、とても素敵な空間でした。「CAP HOUSE」の空間は、その素敵さゆえ、展覧会希望者がたくさんいました。

 

 

 

CAP HOUSEには、ギャラリースペースとしては、このリビングルームと、2階にある「海側ギャラリー」「山側ギャラリー」「Show Case」と呼ばれる場所がありました。

階段を上がって2階に行くと、左手が「ミーティングルーム」、全紙のプリントが可能な「プリントルーム」。ここではアニメーションを作っている人もいましたね。その横が「暗室」。割と広めの写真の暗室です。この頃は、まだ印画紙や現像液も簡単に買えたので、使用している人も多かったです。そして便所と共用アトリエがありました。

右手に行くと、ギャラリーゾーンです。「海側」「山側」「Show case」があり、奥は「ワークショップルーム」。しばらく電子音楽グループが使っている時期もありましたが、そのあとは、子供向けのワークショップルームとして、よく使われていましたね。

 

 

「Peppermint Garden」展での、海側ギャラリーの展示。写っている作品は僕の作品です。石膏で鉄塔や足やクマの頭部などを作ったりしていましたよ。

そして、「CAP ARTIST」展での海側ギャラリー。南向きなので、とても明るく、展示しやすいギャラリーでした。マスは、ここで、巨大なリリアンの作品を展示したりしていました。

ギャラリーは、皆で床を剥がして、きれいに作り変えました。山側ギャラリーは、逆に、静かで、少し落ち着いた感じがしました。

 

 

 

そして、「Show Case」。「Domain」展での展示の様子です。

ランプとランプシェードは僕の作品です。椅子はTomoちゃんの自慢の北欧家具です。ガラス窓に貼ってある作品はTomoちゃんの作品ですね。そして、二人のドローイングを飾りました。

これは僕の作品。青いのは、僕のお気に入りのものを形どったもので、これは紙版画の版木になっていて、これで刷ったものが、山側ギャラリーに展示していました。

山側ギャラリー、Show Caseの窓から外に出ると、そこには屋外スペースがあり、そこでも展示したり、パフォーマンスを行なったりしました。トヨダヒトシさんの映像の展覧会もしたことがあり、それは、とても素敵でしたね。

夏には林間学校で使ったり、天気の良い日には、皆でここで食事したりしていました。

 

CAP HOUSEは、壁中、ツタが絡まっていたので、窓という窓には、春から秋にかけては緑色の葉が見え隠れしていました。名前のわからない植物が、そこら中に蔓延していたけれど、なにか、心が休まるような場所でした。ギャラリースペースはあるものの、館内、どこでも展示が行えたし、何か自由に表現したい人にとっては素敵な場所だったように思います。

上村亮太

 

KOBE STUDIO Y3とは

KOBE STUDIO Y3は、神戸市立海外移住と文化の交流センターでC.A.P.が運営するアートプロジェクトです。
ここでは、様々なアーティストがスタジオのドアを開け、活動を公開しています。またこのスタジオのアーティストたちを中心に、ワークショップや展覧会などのプログラムも実施しています。
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