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2019.11.27

 

 

 

CAP HOUSEプロジェクトは、2007年度をもって終了いたしました。この写真は、CAP HOUSE最後のクリスマスパーティーの時の集合写真ですね。リビングルームで撮りました。この時に写っている子供達は、もう学生になったり社会人になったりと、時の流れを感じます。

数々の素敵な展覧会や、芸術の祭典を繰り広げたCAP HOUSE。古い便所が一つしかない場所ではありましたが、どんな催しをしても、たくさんの芸術関係者の方々に訪れていただきました。ほんとに、ありがたいことだと思います。
クリスマスパーティーの後は、「リビングルーム」という、ちょっと渋目の素敵な催しを行い、それから、館内の片付けと清掃を行い、海の上の「Q2」へと向かいました。

 

 

2008年度は、1年間、旧移住センターの耐震改築工事のために、C.A.Pは、神戸港の海の上のQ2という施設に移ります。ここは、たぶん、大正時代か昭和初期から、客船などの発着ターミナルとして使われていた古い建造物で、本当に趣のある場所でした。外からはわかりにくいのですが、一階部分には、券売所跡や螺旋階段のフロアもあり往時が偲ばれます。3階には従業員の宿直室みたいな部屋があって、その台所は、なんと、薪でたく釜でした。そして、ここの建物もいわくありげな場所で、不思議な物体の目撃情報が相次ぎました。

移民センターからQ2への引越しも、壮絶な一大プロジェクトでしたが、なんとか無事に行うことができました。

「ポートターミナル駅」のすぐ近くにある「Q2」。神戸でも、最も古い部類の建造物で、内部は改築されてオフィスとして使われていたそうです。

建物内部を皆で綺麗に掃除し、CAP HOUSEからの什器や備品を運び込みました。ほんとに力仕事ばっかりでした。

 

 

 

そして引越しが終わると、いよいよQ2での活動が始まります。まずは「春の集い」。今の「サロン」ですね。CAPの活動を知っていただき、活動の援助をしていただく催しです。いろいろな人に援助していただいていました。

 

これからの活動方針の説明などが終わった後はパーティーです。もちろん、料理などはメンバーで作ります。精華の伊藤さん楽しそうですね。この頃は、後に自分がリコーダー部の一員になるととは思ってもいなかったでしょう。

 

 

 

当時、芦屋美術博物館にいた川崎さんが、博物館学のレクチャーのために来られました。元気そうで懐かしいなあ。

そして、県美の小林さん。美術館から自転車に乗ってこられました。県美とQ2は意外と近いらしい。

その後、Q2では、様々な催しを行なっていきました。ここは、作家のスタジオはありませんが、でも、24時間使えたし、大音量を出しても大丈夫だったし、何より、海の上の開放感。とても素敵な場所でした。ここは、それぞれの創造性が問われる場所でもあります。僕は、個人的には、Y3よりもQ2の方が好きでした。。

 

 

 

僕は、ここでも個展を行いました。「Lonly Planet  – ひとりか、ふたり」という展覧会でした。この展覧会では、初めて音楽制作にも挑戦しました。ヘンデルの「水上の音楽」をアレンジした楽曲や、自分の作った曲などを演奏したCDも作り販売しました。そして、その時に行なった催しがキッカケになり「リコーダー部」が誕生したのでした。この場所では、今までやらなかった事、やってみたかった事。いろいろな事を試してみました。

 

 

 

 

夏になると、もちろん「アート林間学校」も、ここで行いましたよ。このQ2での林間学校はまさに伝説と言っていいくらいのものでした。たぶん、「丸ごと一日」の原型もこの時に出来たのかも知れません。そして、子供達の林間学校が終わると、夜の時間は。大人たちの林間学校の時間です。なんせオールで使えるので、大人たちが集まって、いろんなことをして、夜通し勉強したり遊んだりしました。皆、楽しそうでした。やがて、朝になり、太陽が昇ってきます。皆で朝焼けを見ながら、朝食を食べました。充実した12時間の林間学校になりました。

 

 

そして、秋。恒例の「CAPARTY」。これも素敵な催しになりました。「CAPクルーズ – まるで客船に乗っているような」と題された、この催し。まず、巨大豪華客船を皆で見送おくって、そして、自分たちは、小さな遊覧船で港内クルーズに出かけます。豪華客船と同じように、楽団が見送ってくれました。その後は、夜まで皆でQ2で、のんびりと過ごします。Q2での催しにも、いつも、たくさんの人達に来ていただき、ありがとうございました。Q2にも、男女兼用の古い便所が一つしかなかったのですが・・。

 

 

 

 

ここでは、自由に、いろいろな催しがたくさん行われました。夜通し音を出しても大丈夫だったので、音楽のライブコンサートもたくさん行われました。この写真は東野さんの「独演会」ですね。

 

 

 

そして、CAPでは初めての公募展「かってに。まど・みちおさん展」も行われました。マスダさんが主導して、とても楽しい、微笑ましい展覧会になりました。

 

こうして、いろいろな実験をしたり、のんびりしたり。潮風に吹かれながら、あっという間に1年間が過ぎていきます。そして、2009年度に向けて、耐震改築工事の終わった「Y3」に戻っていく準備を始めるのです。

その後、Y3に戻ってからも、2014年まで、しばらく、このQ2は使い続けることになります。

上村亮太

KOBE STUDIO Y3とは

KOBE STUDIO Y3は、神戸市立海外移住と文化の交流センターでC.A.P.が運営するアートプロジェクトです。
ここでは、様々なアーティストがスタジオのドアを開け、活動を公開しています。またこのスタジオのアーティストたちを中心に、ワークショップや展覧会などのプログラムも実施しています。
ぜひお気軽にご参加下さい。

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C.A.P.(芸術と計画会議)
〒650-0003
神戸市中央区山本通3-19-8
神戸市立海外移住と文化の交流センター内
phone+fax 078-222-1003
info@cap-kobe.com
10:00-19:00
(月曜休み)
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