Y3と私 #56

 

 

 

今朝は、ぼんやりとした朝焼けでした。奈良の向こうの方の山々が連なっていました。

昨日は震災の日でした。震災の日は、とても寒い朝でした。ほんの一瞬で、今までの生活や風景が、ガラッと変わった日でした。前日の通勤の朝に見た町並みや、そこで生活していた人達を、もう2度と見れなくなってしまうこと。そして、なぜこんなことが起こるのだろうかと、とてもたくさん考えた日でした。

あれから幾つもの厄災がありましたが、厄災の後、その都度、同じことが繰り返されます。それは、一番大切な事を、ついつい忘れてしまうからのように思います。

どんな事でも、根底にある問題を考える事が、とても大切な事だと思います。現象的なことだけではなく、いろいろな問題を解決する上で大切なことをイメージしたり、ヴィジョンを描く事が重要だと思います。ここY3でも、各々が、そういうヴィジョンを描いていただけたらなあ、と思います。

 

 

Y3の別館では、「破墨」の展示が行われていて、11時からはトークが行われました。参加者同士でいろいろな事を話し合ったようです。

 

 

 

そして、陶芸工房では、Clay studioのメンバーが制作をしていました。ロクロで器を作っているようですね。

 

 

1時ごろにランチをしに本館に行ったのですが、もうすでに皆、食べ終わっていました。ミーティングがあるために早めにランチしたようでした。今日は、僕は久々にお弁当を作ってきたのですが、一人でササっと食べました。僕のお弁当は、十二穀米を炊いて、おかずはラタトゥイユと、魚肉ソーセージを焼いたのと、サバ缶のオムレツでした。

 

 

 

一人のランチの後は、陶芸工房で制作。今日は、変な物をたくさん作りました。僕がY3で制作するのは2月、3月いっぱいくらいまでと思いますが、それまでに、とてもたくさんの変な物を作りたいと思っています。

 

 

 

コーヒーを飲みにリビングルームに行くと、花屋さんの加川さんが、花をアレンジしていました。加川さんは「神戸文化祭」にも参加されていて、いつも素敵なプレゼントをしていただきます。

そして上岡さんが、おでんウドンを食べていました。上岡さんの好物のようですね。

 

 

 

306スタジオを覗くと、薄暗い所で、ジェラさんが黙々と絵を描いていました。

 

そして、月に一度の「プラモ部」のメンバーも制作していましたよ。

部長のトミー先生は、ドイツの4号戦車を製作中、シブいセレクトですね。鈴木さんもマニアックなゲームの「ウォー・ハンマー」の兵士を作っていました。これもシブいセレクトです。今度、「ウォー・ハンマー」について、いろいろ教えてもらおうかなあ。

 

 

 

リビングをうろうろしていたら、マスダさんが、これを撮ってほしい、と、紙で作った「鳥」を持ってきました。今度、高校生たちとワークショップをするらしいです。この頃は、毎年、たくさんの高校生たちと一緒に何かを作る、というワークショップをされているようです。

 

 

 

そして、そうこうしている内に、クレイ・スタジオのスタッフミーティングが始まったようです。真剣に、いろいろなことを打ち合わせているようでした。クレイ・スタジオ。ますます、いろいろな人達が増えてきそうですね。

 

 

やがて夕方になり、先日焼いた素焼きの窯出しです。

これは、昆虫好きの作家の人が作った物。セミやチョウチョ、蛾やクモなど、いろいろなものが作られていました。

 

今日は土曜日だということもあり、たくさんの方がY3に来られたようです。賑やかな1日、楽しい1日でした。

上村亮太