2012年8月31日

8/25CAP土曜クラブ「クレパスをとことん使って描いてみる!」レポート

夏休み最後の土曜クラブ。みなさんのめり込んで描いていました。 講師はマスダマキコさん。
身近な描画材料クレパスをフル活用して、じっくり絵を描いてみる講座でした。
たくさんの方にご参加いただきまして、途中で応募を閉め切ることになってしまいました。
次回、9月の講座【9/29(土)CAP土曜クラブ「カメラの中に入ろう〜カメラオブスキュラ」】はまだ大丈夫ですので、ぜひお早めにお申し込み下さい。
では「クレパスをとことん使って描いてみる」写真レポートです。
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これはきれいな!
季節の野菜がたくさんです。料理教室みたいですけど、この野菜たちを描いてみようという計画です。
おいしそうですね。
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まずはクレパスを使った様々な描画テクニックを実践してみます。濃く塗りつぶしたり、こすって引き延ばしたり、紙を当てて白い部分をきれいに残したり。
クレパスでいろいろな表情が出るんですね。
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ハイ、じゃあ、野菜を切って〜、じゃなく、よく見ているだけですね。
どうも食べる方に頭がいってしまいます。
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これはゴーヤでしょうか。おもしろい表情です。手前は情熱的なイチジクか?
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最後はみんなが描いた絵を、ひとつづつ紹介。
幅広い年齢層でしたが、それぞれに楽しんで描けたのではないでしょうか。
次回は9月の展覧会アーティスト、関本幸治さんが講師です。
関本さんは写真の作家で、被写体になる人物や背景もすべて自分で造形しています。つまり人物は人形なんですね。
土曜クラブでは針穴写真機の原理で景色を覗く、景色の映る箱を作ります。
お楽しみに。

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2012年8月30日

7/28アート林間学校写真レポート#1

CAPARTY#38「第11回アート林間学校2012」の写真レポート7/28からの最初の8講座分です。 20120728_01.jpg
今年のアート林間学校は「夏休みだからやったことないことをやってみよう大作戦」と題して25講座を計画しました。
7月28日から8月5日まで、間に一日休館日を挟んだ8日間のプログラム。
ブログでは写真中心にご紹介していきます。
上の写真は、大道芸講座の様子です。バルーンアートと呼ばれている風船を使ったパフォーマンスを体験します。
割れるんじゃないか?という恐怖心を乗り越えて潔く風船をさばくとうまくいく。うまくいくと結構病みつきになりますよ。
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7/28(土)大道芸講座/講師:リバー
神戸学院大出身だそうですが、リバーさんは現在金沢在住。この企画の為に車でいろんな道具を持ってやって来てくれました。ジャグリングやコマ、いろんな手品。
間近でみると迫力でした。さすがにこの講座だけでジャグラーになる子どもはいませんでしたが。

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7/28(土)-31(火)-8/2(木)ねこかぶりをつくる/講師:木村のぞみ
講師の木村のぞみさんは陶芸作家ですが、ねこかぶるのが好きなようです?!そうなのか?
参加者、年齢層広いですが、みなさん一生懸命やってます。
新聞紙で型を作って成形しています。
これに着彩して、乾かして、じぶんでかぶる。
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これでできあがりです。これつけたまま買い物とかして欲しいですね。

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7/28(土)-29(日)-8/5(日)ふわふわかるい生き物をつくろう/講師:澤田摩耶
講師は若手の絵描き、澤田摩耶さんで講座タイトルもけっこうかわいい感じだったんですが、ふたを開ければ何故か職人講座のような趣。
さすがにうまい。落ち着いて計画的に作業工程が進んでゆきます。
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それでこの講座では「ふわふわ軽くてすべすべ気持ちいい、不思議生き物の正体は?作って確かめてみましょう。」という説明文だったんですが。。。
この不思議生きものはなに? 「ふんころがし」だそうです。

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7/28(土)-29(日)-8/4(土)-5(日)羊毛で模様をつくる☆もこもこランチクロス/講師:植田麻由
このうれしそうな笑顔の方がセラミックのアーティストで講師の植田さんです。
講座内容は羊の原毛を洗い、タマネギで染め、それを布にあわせてランチクロスを作る。という地道かつ丁寧な作業の忍耐が必要な講座であります。
ランチクロス、つまり弁当包みの小さな風呂敷に羊毛を付けてしまおうという計画。
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このハードルの高い講座に、来てくれました!将来有望な女子ふたりが参加し、写真のような味わいのある布が完成です。

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7/29(日)マードレスをつくろう/講師:井階麻未
これが一番人気の講座でした。予約開始直後に定員いっぱいとなり、キャンセル待ちの方が一時は数十人となりまして、、、即刻会議を開き、追加実施することに。
しかしこの案内をキャンセル待ちの方々にするや否や、またすぐ一杯になり、そのまたキャンセル待ちが、、、
こんなことを書くと、来年から申込みする気力が無くなる方もいるのでは、、と心配になりますが、以外と、すっと楽に受講できる別の講座も同時にあったりするものです。

そうそう、ここで書いても余りにも地味なんですが、この予約開始時のピークを和らげ、予約時の混乱を回避する方法を検討中です。
CAPには毎月やっている子どもも参加できる講座のシリーズ、「土曜クラブ」もあり、そのほか家族でご参加頂けるプログラムもいろいろあるのですが、CAPのメンバーシップ会員のみなさんにはこういった情報を定期的にお届けしています。
来年はメンバーシップのみなさんに対して先行予約を摘要してはどうかと、考えています。
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ということで、人気講座だったサマードレスが完成です。
やっぱり女子ばかりですね。

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7/29(日)はんだごてで遊ぼう。基板を分解しよう。/講師:田岡和也
版画じゃなくてハンダなんですね。
講師の田岡さんが家電製品を解体してゆく手際の良さに見とれたのは僕だけでしょうか?
あっという間に何でもかんでもバラバラですよ。
きっと田岡さんとカニを食べにいったら損しちゃいますね。
子どもたちも、パソコンや電話機や見慣れた家電の中身がどんどんでてきて興味津々。
しかし中に一人、えらく詳しい少年がいました。ラジオっ子かなあ。詳しいですね。
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これはCAPの事務所で長年使っていたファックス電話機です。
前々から調子は悪かったんですが、だましだまし使っていたところ、なんと林間学校予約開始の前日についに壊れちゃいました。
すぐに材料になって役に立つところが、すばらしい。幸福の王子のようなりっぱな電話機でした。
よくがんばったな!えらいぞ!
そんなことは知らずに子どもたちはばんばん半だをはずし、面白そうなパーツを取り外しておみやげにしていった。こうしてこの講座はまくを閉じました。
みんなのハンダ、初体験の夏でした。

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7/29(日)重ねてポン!/講師:梶山美祈
この講座では透明なアクリル板に絵を描いて、複数のアクリル絵を様々に重ねて、見えて来るものを楽しむ。というかなりコンテンポラリーなコンセプトの講座でした。
この写真は絵を描いたアクリル板を、乾かすために版画用の棚に置いているところですが、これが透けて見えていってかなり来ますね。
すごい可能性を感じます。
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洗い籠に皿を並べて乾かす要領で、特性スタンドに自作のアクリル絵を並べてみました。
奥行き感のある、なんというのでしょう?不思議な絵になりました。

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7/29(日)にじのせいさく/講師:山田麻美
常日頃、コンセプチュアルな作品を制作する山田さんが講師となって虹を作る講座をする、、、というので、「また概念的なあれか?子どもがついていけるのか?」と一瞬気を揉んでみたりしたんですが、ビビーンと参加者の感性にヒットする楽しい講座となりました。
なんせ実際に虹を作ってしまったわけで、しかもこの暑い時にホースから勢いよく水を飛ばして大きな虹を作るという、これは快感ですよね。
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虹が見える仕組みの説明も行いました。パソコンの画面の前に、偏光板にセロテープを貼ってかざすと・・・・
これはきれいでした。手品みたい!
小さな身体の山田さん、講座の手応えは十分あったようです。
後日談ですが、虹を霧吹きで作ったりもしまして、しばらく腕が筋肉痛だったとか。
来年に向けてトレーニングですね!

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2012年8月30日

7/29 アート林間学校写真レポート#2

CAPARTY#38「第11回アート林間学校2012」の写真レポート7/29以降分です。 20120729_09_01.jpg
7/29(日)石鹸うなぎを作ろう!〜ヌルヌルするよ☆/講師:JOE
長年のヒットを飛ばす異才講師JOEの面目躍如ともいえるパーフェクトな講座でした。
そんなすごい講座なのに、ああああなんと参加者は1.5人。
もともと定員6人で瞬間でいっぱいになったのですが、あれよあれよとキャンセルが出て、、、
なんか受付方法を考えないといけませんね。
どうも「キャンセル禁止」とか強気なことが言えない質で、いけません。
写真はラッキーとも言えるマンツーマン講座の受講者が、真剣にうなぎを炭のはいった石鹸で作っているところ。最終目的はこのうなぎをプールで泳がせて、ヌルヌル滑るのをつかまえて遊ぶ、ということでした。
そりゃ、ほんものそっくりに作らないとね。
この見本の写真が生々しい。普通なら女子は「キモ〜」とかいいそうですが、今年はいつもにもまして最高級魚ですから、そんなこといったら世間から後ろ指さされまくって死ぬかもしれません。
注意しましょう。
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約一週間後。石鹸も乾燥して固まり、うなぎさまが完成した。
JOEに神が降りたんでしょうか?すごい勢いでなんか派手なものを振りかざし、うなぎさまの進水式を行っています。
参加者ひとりですから。精一杯サービスして、いっしょにもりあがらないと、という気持ちもあったか?ないか?ただこういうことが好きな講師でもありますから、よくわかりませんが、参加者は喜びました。
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どうです!?ほんものそっくりのうなぎさまです。すばらしい出来上がりとなりました。
もちろん講座終了後は持ち帰りまして、その後うなぎさまがどうなっているのか、、、
今度聴いてみたいと思います。

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7/31(火)かしこくなる!?ザ・将棋 ~ルーキーの巻~/講師:築山有城
以外かもしれませんが、C.A.P.のメンバーで上村亮太さんと築山有城くんは将棋が大好きです。
この日は築山先生の初心者向け将棋講座です。
なんか集まった参加者も素人っぽい?あたりまえですけど、そんな緊張感ゼロの雰囲気に負けずに講師は一生懸命に将棋のルールを説明中。
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これがいいんですよね。この初心者用に講師が自らのフリーハンドで書いたテキストが。
あんまり良かったんで「すごい!これはいい!ぜひ商品化すべきだ」と褒めちぎったら一冊くれました。
いいんですよこれ。きっと参加者も大事に大事に机の引き出しに入れて、大学生くらいになって「あれ?これなんだっけ?ああ、そうか!あの時の将棋の先生も歳とってるだろうなあ」とか言って思いだすんでしょうね。あるいは、築山くんと時々一緒に将棋をする友達になっているかもしれませんが。

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7/31(火)-8/1(水)でっかいかべに絵を描こう、それから白く塗りなおそう/講師:桜井類
これはすごい講座になりました。人気も最初からすごかったんですが、参加者の力量がすごかったですね。
CAPのアーティストたちも「今の子どもたちがここまでやるとは!?」と、背筋に冷や汗をかいていました。
最初は壁が大きいのでそれに負けるんじゃないか?と思いましたが、なんのなんのです。
アクションペインティングですよ。平面を飛び出して、パテーションの横面もですよ。自分の身体にも、ですよ。もう誰にも止められないんですよ。
なかなか堂々とした立派な絵が描けました。
で、この講座の後半は、描いた絵を白く塗りつぶして壁を復旧する、という作戦だったんですが、この作業が人気なかったですねー。誤算ですね。まだ今日も、講師の桜井氏は壁の復旧を続けているのでした。

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8/1(水)-2(木)光と影の物語をつくろう/講師:マスダマキコ
暗い密室に2日間缶詰となって、影絵のアニメーション映画を一からつくろうという壮大な講座でありました。講師は、むかしむかしのアート林間学校の発案者でもあるマスダマキコさん。
「基地をつくるぞ」などアウトドア系だったのに!?今回はビデオ編集ソフトも駆使してハイテクです。
と一瞬思ったんですけど、編集部分以外は原始人のようにアナログな作業。
いろいろなガラクタに光を当てて、平面のカタチにしてみると意外な発見が!そこから触発され次の発明が!すごい!レンズも使っちゃいました。影だけではなく集光された部分も生まれ、影の映る平面がモノクロだけの世界ではない感じです。
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この密室で参加者による企画会議もよく行われていました。
ストーリー、登場人物?キャストに音楽。激しいダメダシにクールな切り返し。
白熱の会議であります。
そして、この影絵映画は完成したら、後日行われる神戸市立相楽園の「にわのあかり2012」のメインプログラム、インドネシアの影絵芝居公演の中で、上映されることになってたのです。
これ書いてる時には、もう成功裏に終了いたしました。
このレースなんかがどうにもインドネシアっぽい影を作ってて、すばらしかった。
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馬に乗ったなんか生きものでしょうか?これも良くできてますね!
「にわのあかり」は8/25、26と開催され、2日間の入場者数は7000人を越える盛況ぶり。
大勢の観客の前で上映前の舞台あいさつした子どもたちもいました。
このアニメーションは後日、YouTubeにアップしてみなさんにも見て頂く予定です。

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8/1(水)造船入門/講師:ポール・ベネ&山村幸則
写真中央、講師の山村さんはボートのオーナーです。小さいんですが、Q2で「海上生活」というプロジェクトをした時に購入されまして、神戸港で操舵したことも!
そしてその右、もう一人の講師、ポール・ベネさんは昔、本物のボートメーカーとして働いた経験があるんですね。アメリカのメイン州で地域独特の漁をするためのユニークな船をつくっていたそうです。
写真左はお手伝いの海賊さん、藤墳さんです。
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そんな講師たちの的確なアドバイスのもと、参加者たちは黙々と、ときににぎやかに、木製のオリジナルの船をつくってゆきました。
最後は合評?みなさん誇りをもって発表しています。

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8/1(水)とにかく指す!!ザ・将棋 ~いぶし銀の巻~/講師:築山有城
今度はルーキーじゃありませんよ。この4人の実力がどういうバランスなのか、、、
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完全、友達ですね。
築山先生、気を抜けない真剣勝負でありました。なんせ参加者たち、普段はおじいさんから教えてもらってるとか言ってますから、日頃の鍛錬がね。
みなさんまたやりたい、と好評でした。

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8/2(木)-3(金)夏の一日を漫画にしよう/講師:井階麻未
この写真、なんかすごいですね。なんだ!?*+`=#>< 壷井栄か?!
漫画の講座です。これも人気でした。みんな一生懸命です。
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丁寧に丁寧に。書き割りの線にも力が籠っています。

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8/3(金)カラフルどろんこ遊び〜自分を解き放とう〜/講師:梶山美祈
でんぷんのりに色紅で色をつけ、団子にして、気持ちを解き放して壁に向かってその団子をば投げつけたら、どんな絵ができるのだろうか?
講師の梶山さんがそういう経緯でこの講座をかんがえたかどうかは知りませんが、そんな感じの講座でありました。
参加者の子達はどろどろになるから水着がいいよ!と助言してたんですが、水着着用は約一名!
かっこいいですよね。潔いですね。水着でカラフルどろんこをおもいっきり壁に叩き付けろ!
この講座を見ていた大人たちの感想は「以外とみんなおとなしいのね」とか。
しかしよく見ると、でんぷんのりって、のりですからいろんなもんをくっつけるわけですね。
足の裏についたでんぷんのりに、さらに小石とか小枝とか砂利、いろんなもんがくっつくわけで、そりゃ裸足で歩いてたら痛くなってそんなにフィーバーできないわけです。
盛り上がらなかったわけではなく、肉体的にはしゃぐには足の裏が痛すぎた、ということか。
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しかし後半戦はもう、前日に一生懸命スタッフが壁に取り付けた紙はぼろぼろになり、床に落ち、その養生にしていたブルーシートにカラフルな模様が投入され、足下は糊だらけになり、と、痛みのために地味ながらもぶっとんだ状況になりました。見ていた方々も相当愉しそうでしたね。

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Posted by shimoda at 18:23 | コメント (0)

2012年8月30日

8/4アート林間学校写真レポート#3

CAPARTY#38「第11回アート林間学校2012」の写真レポート8/4以降分です。
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8/4(土)ザ・シャボン玉スペシャルコース/講師:藤川怜子
写真左が講師の藤川さんです。参加者はびしょびしょになるから水着用意で臨みました。
この子、キオツケしてますね。緊張の一瞬だったんでしょうか。なんだかシャボン玉を越えたすごさがありますね。この講座を山口順二さんが撮影したものが、8月後半に何度かNHKで放送されました。
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会場は工作棟でした。ちょっと外に出てシャボン玉とばしてみましょう。
これは楽しい。実はこの講座、人気が高かったので、同日の午後にももう一回実施しました。
楽しいもんね。
他にもいろいろなシャボン玉、シャボン玉の実験が行われ参加者の科学の眼も開かれたか!?
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8/4(土)山で魚つり、海の生きものをつくって釣ってみよう!/講師:淺野夕紀
この写真の魚は?カラフルですねー。そういえば、今年はうなぎが高かった。うなぎじゃないですね。
床の養生に使ったのがブラジル人コミュニティーにもらったブラジル新聞だからか?随分カラフルな、、、、そうか、ウツボだ。そうにちがいない。
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そんなことで、本当にいそうな魚、あり得ない魚、海の動物、島とかいろいろ作りまして、裏の方の山から取って来た竹で作った釣り竿で釣りです。さなかは逃げないけど、なんせ大きい。ビッグフィッシングでした。会場の5階講堂の窓からは神戸の海もちらりと見えて、なかなかロマンあふれる講座でした。
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8/4(土)-5(日)がっつり写生NOW!/講師:井ノ岡里子
ぼくが受付けで「講師の先生怖いから、そのつもりでね」と冗談をかましたのが聴いてしまったのか?
講座はまず全員正座して自分専用のゴミ箱を新聞紙で作るところから始まったにもかかわらず、じっとがまんの良い子たちでした。そして講師の井ノ岡大先生が次から次へと出す難易度の高い課題に果敢に取り組む小学生たち。感動で泣きそうになりますね。
これは様々な濃さの鉛筆を使い分けて写生してます。この後、なんと黒いタオルの写生ですよ。厳しい!!でもみんなそれが好きだったようで。
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墨をすって筆で描く。いいですね。
暑さも遠のく集中力でした。みんながんばりました。参加者たちに清々しい達成感はあったろうか?ただほっとしたんだろうか?また、林間学校以外でもぜひやってもらいたい絵の講座の王道でした。みっちり2日間!おつかれさま。
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8/5(日)マイシートでレッツゴー・ピクニック♪/講師:カワサキマキ
緊張感みなぎる写生の講座をよそに、なんともソヨソヨと軽い講座です。
去年から時々、淡路島からやってきて能力発揮してくださる異才、カワサキマキ先生の講座はレジャーシートを自分用に作る!そしてそれをもって遊びにいく!という2段ロケットのようなスピード感のある内容でした。
いいでしょ?見た目にも可愛らしい、愛着仕様のレジャーシートがわりと簡単に自由に作れてしまいます。
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「言ったからにはやる」ということで、一番近所の公園にみんなで出かけてゆきました。
もちろん最初は自分のレジャーシートを敷いてお菓子を食べたりしました。
ほんとはみんなすごく楽しいんですが、どうも暑さでねー。顔が疲れてますね。
おつかれさま。
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8/5(日)ヒーローに変身!?マイ変身ベルトを作ろう。/講師:瀬戸内戦士シマジマン(ヒーロー)
講師の肩書きが「ヒーロー」って?そうです、これが瀬戸内戦士シマジマンこと美術家の田岡和也講師であります。
この講座は親子参加。おとうさんもがんばってます。こどもは最初からアドレナリン噴出してるようです。
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どうやらこの講座も2段ロケットだったようですね。変身ベルトだけではなく、なんか武器みたいなものも作りまして、なんか、カラフルですごいです。ここはセンターの裏手。
講座タイトルは「ヒーローに変身!?〜」なんですが、なんかヒーローが参加者にやられてますけど良かったのか?相当ダメージあったのでは?参加者はヒーローになって先代のダメダメヒーローを倒す革命だったのでしょうか?とにかく楽しそうであります。
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8/5(日)スタンプポンポン、ランチバッグを作ろう!/講師:筒井都
そんな激烈な戦いをよそに、平和な講座も進行していました。いいですね、平和って。
講師の筒井さんはカワサキマキさんと一緒に淡路島からやって来てくれました。
予め用意したオリジナルのスタンプ、そして子どもたちが自分でつくるスタンプで、布の手提げに模様をつけて楽しみました。
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スタンプはかすれた味わいが良いですね。
きっと参加者のお気に入りバッグとなってしばらくの間、作者のお供となり活躍するでしょう。
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8/5(日)包んでプチプチ!どっとプリント/講師:木村たけし
講師の木村たけしさんはCAP HOUSEが始まる前からの古いメンバーで、今は金沢21世紀美術館のスタッフをしています。そうなんですよ、毎年アート林間学校の季節にお休みをとって参加してくれています。いつもながら楽しいアイデアで講座を企画し、そして準備も万端。いいですね。
今回はエアパッキンのプチプチをローラー模様にしていろいろなものに模様をつけていく。しかも箱とかボトルとか、カバンとか立体的なものに模様をつけていくという講座でした。立体版画ともいえるか?
いろんな色のプチプチ模様がとってもポップでした。
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講師の後ろ姿。人間は立体だ!
なかなか良いTシャツです。
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8/5(日)小屋をつくってパーティータイム!/講師:NO ARCHITECTS
講師は若手の建築家ユニット。軽いもの、柔らかいもので参加者が中に入ってお茶会ができるような小屋を作ってゆきます。
写真はちょっと変わった窓?
変わった窓ですけど本人の気に入った窓をつくり、この長い紙を起こして窓の開いた壁となる予定の、なんというか、、寝ている壁ですね。
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と。ホラこんな風になるわけです。
この講座は親子参加でした。これからパーティーがこの小屋の中で行われるんです。
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楽しそうですね、子どもたち。
実はお父さんお母さんは小屋の外から、さっきの変わった窓越しに覗いて参加、というシチュエーションになりました。
なんか童話にそんな風景ありますね。なんか失礼ですけど。
そんなこんなで今年もアート林間学校、愉しく終了いたしました。
なんと11回目です。2008年のアート臨海学校もいれれば12年目。
初期の参加者はもう成人です。あなどれませんねこういう事業は。
若い子達と絆をむすび、われわれもがんばっていかないと!
Posted by shimoda at 17:23 | コメント (0)

2012年8月20日

8月のY3プログラム

CAP STUDIO Y3での2012年8月のプログラムをご案内します。 *プログラム参加希望の方は、できるだけ事前にご予約下さい。
予約/問合せはC.A.P. 事務局まで(10:00〜19:00/月曜休)
info@cap-kobe.com/phone:078-222-1003
【メールニュース】購読ご希望の方はタイトルに「メールニュース希望」と書いてお知らせ下さい。
購読を希望する
CAP STUDIO Y3
【8 August】

〜8/5(日)CAPARTY vol.38「アート林間学校2012〜夏休みだからやったことないことをやってみよう大作戦」【要予約】

5(日)山のカフェでイラスト部「その場で描いちゃうTシャツ展」【要予約】

5(日)トークの穴 vol.4 「TOUR! FAIR! TOUR!  宮下さんに聞いてみよう」

〜8/26(日)カフェ展示「ART×T-Shirt-アーティストのつくるTシャツたち-」

11(土)〜9/2(日)
島村薫 個展「アナタヤアタシ」
笠原美希 個展「ステータス」
*合同オープニングパーティ 11(土)18:00〜、最終日は17:00まで。

18(土)カフェトーク〜CD「おまえの耳は」ができるまで

19(日)CAP STUDY 3「ビブリオテーク208.ext〜移動美術資料室がCAPにやって来る!」第3回:美術と電話【要予約】

25(土)CAP土曜クラブ「クレパスをとことん使って描いてみる」【要予約】
*定員に達してしまったため、受付を終了いたしました。

31(金)Nobu's cafe〜本の交換


*「caper8月号」のピックアップ記事 「C.A.P.の公開アトリエ」はこちらです。
*C.A.P.のアーティスト、外での活動情報はこちらです。



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Posted by kono at 15:34 | コメント (0)

2012年8月14日

9/29(土)CAP土曜クラブ「カメラの中に入ろう〜カメラオブスキュラ」


ご予約は電子メールでお願いします。
イベント名とお名前をお知らせ下さい。
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景色の映る箱
CAP土曜クラブ「カメラの中に入ろう〜カメラオブスキュラ」

【要予約】
2012年9月29日(土)13:00〜16:00
講師:関本幸治(写真家)
参加費:¥1,000(小学4年以上の方はどなたでもご参加いただけます)

ピンホールカメラの中に入っちゃう?
景色の映る箱を作って外を覗いてみます。
めったにできない体験ができますよ。9月もお楽しみに!予約受付中です。

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清瀬けやきホール(東京)で行ったワークショップの様子です。
Posted by shimoda at 11:34 | コメント (0)

2012年8月14日

9/23(日)「カフェ・デ・シュゲイ ~ハギレでイロイロ」


ご予約は電子メールでお願いします。
イベント名とお名前をお知らせ下さい。
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カフェ・デ・シュゲイ ~ハギレでイロイロ
【要予約】

2012年9月23(日)13:00〜16:00
手芸の先生:チェリー
参加費:¥1,500(1ドリンク付)
持ち物:裁縫道具、はさみ、ハギレ、リボン、ボタン
会場:CAFE&SHOP y3

捨てられないでとってあるハギレやリボンを使ってブローチ、コサージュ、バレッタなんかに仕上げます。きれいに縫わなくても出来る(!)ハギレの遊び方イロイロです。

Posted by shimoda at 11:26 | コメント (1)

2012年8月14日

9/16(日)キャップランナー vol.04「子どもアート・ワークショップ 海と山 について」


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キャップランナー 百戦錬磨の旋風(ひゃくせんれんまのつむじかぜ) vol.04
子どもアート・ワークショップ 海と山 について

2012年9月16日(日)16:00〜18:00
話者:海と山アートプロジェクト実行委員会(田岡和也、澤田摩耶、桜井類、小野惇貴 他)
参加費:¥500(1ドリンク付)

「走る」ゲストを招いたトークショー。4回目は、8月26日(日)に香川県のサンポート高松で行います、「子どもアート・ワークショップ 海と山」について、海と山アートプロジェクト実行委員会のみなさんとお話しします。
「子どもアート・ワークショップ 海と山」facebookページはこちら

キャップランナー・ツイッター
http://twitter.com/#!/CAPRUNNER


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Posted by shimoda at 11:19 | コメント (0)

2012年8月14日

9/16(日)カフェトーク「東北報告会〜盛岡滞在制作と陸前高田訪問」


ご予約は電子メールでお願いします。
イベント名とお名前をお知らせ下さい。
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カフェトーク
東北報告会〜盛岡滞在制作と陸前高田訪問

2012年9月16日(日)14:30〜15:30
話者:高濱浩子、井階麻未
参加費:¥500(1ドリンク付き)
会場:CAFE&SHOP y3

■第一部「盛岡での公開制作と日々のはなし」
8月より岩手県にて行われている「『つながる』アートコミュニケーション展(文部科学省「学びを通じた被災地の地域コミュニティ支援事業」)」に、
神戸からのアーティストとして参加。
盛岡市で2週間の公開制作中に出会った東北の力について振り返る。

■第二部「陸前高田を訪ねて」
高濱の参加するプログラムに井階も一日合流。
津波によって町全体が一変した、一本松で知られる陸前高田を盛岡市の方や地元アーティストと共に訪ねました。
そこで高濱と井階が出会ったものについて話します。


◎プロフィール
●高濱浩子
アーティスト
1969年神戸生まれ。
'91年初個展以降、絵画を中心に国内外で作品を発表。
様々な分野のアーティストと交流を重ね、舞台美術や衣装デザインなど手がけるなど活動は多岐にわたる。
表現の顕われとして、言葉を紡ぎ、対談などの活動を行う。
「はなしの旅」主宰。※9月開催予定
http://d.hatena.ne.jp/hiroko_aqua/


●井階麻未
グラフィックアーティスト
1986年神戸市生まれ。
STUDIO Y3にて平面作品を中心に活動中。
12月に東北大震災の被災地 仙台•盛岡にて巨大絵本ワークショップを開催する予定。
http://www.ikai-mami.com

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2012年8月14日

9月のcapture「日本のポトゥア、東野健一」


日本のポトゥア、神戸生まれの65歳。40歳で会社を辞めて絵描きとなる。独特の細密画を描き、インドに古くから伝わるスタイルで紙芝居をする。C.A.P.との関わりは15年以上。現代美術の作家の間で異才を放ち続ける東野さんに話を聴きました。
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■会社を辞め、絵描きになり、そのうえ紙芝居を?
37歳の時、組織のなかで働くことに違和感を感じたの。実は24歳まで普通に石膏デッサンとかしてたんよ。一人でやるならやっぱり絵かなっ、て思ってた時にすごい絵を見ちゃって。それは前田常作さんのアクリルで描いた曼荼羅。見たものではなく頭の中の宇宙観を描く、それとアジア的なものの見方。感銘をうけたな。
それで結局40歳で会社を辞めて絵描きになったね。少しして今度は「インドの織と染色」という展覧会で絵巻物が展示してあって、なんてシンプルで、なんて力強いんだ!ともう背中がゾワ〜としちゃってね。それがポト(インドの絵巻物)だった。いろいろ調べたけどほんとに資料がない。「民藝」という本で4ページの記事を見つけてね、それを持ってインドに行きました。そしたらなんと執筆者がそこにいたんよ。「よくこんなちょっとの記事を見てここまで来たなあ」って、すぐに絵巻物師(ポトゥア)のいる村に連れてってくれたの。
そこで貧しい暮らしをしながら描き、語る人に出会った。ムクンド・チットロコルというポトゥアを勝手に師匠と決めて、どこでも一緒についてった。会社辞めて絵描きになって展覧会もしたけど、なんか違うって思ってた。それがポトゥアと出会って、絵だけではない「表現」の方法にピンと来たのね。
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2011年、東野さんはインドに渡り、しばらく滞在した。
これまで自分の活動の支えになった人達に感謝を込め、ボックス入りのシート「ジョナキ・ポカ(蛍)」として滞在記をまとめた。


■ポトを作る
ポトには物語が必要でしょ。で、まず民話とか神話とかいろいろと読んでみようと思ったわけ。毎日読んですっかり感心しちゃって、こんな面白いものがあるなら自分で書くよりここから選ぼう、と。
最初、アフリカ民話の「悪者うさぎ」と宮沢賢治の「洞熊学校」が候補だったんだけど、ふと本棚にあった内田百閒の「王様の背中」という本が眼に入って、その中の「狼の魂」がすっかり気に入ってしまった。
これを自分の解釈で表現し直そう、それで全部神戸弁でやろうと決めた。物語を反芻して頭に浮かぶイメージをどんどん絵に描く。で、必要だと思う部分だけ切り取って、後は捨てちゃう。それを部屋に吊るしてゆく。吊るしたものを観てどうして組み立ててゆくかを考える。それが繋がって絵巻物になる。
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東野健一によるポト「狼の魂」

だから僕の絵は全然物語の説明になってない。紙に墨を流し、形のよいところを選んで見立てで細かく描き込んでつくることもある。ね?全然説明じゃないの。「狼の魂」に出て来る猟師なんかもう記号みたいだもんね。それから巻物は広げてゆく時に、前のシーン、今、それからその先も同時に少し見えちゃうでしょ。すごいでしょ?形は違うけどポトも曼荼羅のようなものだね。

■CAPとの関わり「つきあそび」
1997年のイベントに参加したのがはじめかな。
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1997年CAPARTY#5「ART POLLEN」に参加。
もう組織はいやだと思ってたのにC.A.P.のゆるさが気に入ったのと、他のアーティストの中に自分を置いてみたいという気持ちでね。でもすごい畑違いでしょ。この人達とどうやってつき合っていったら良いかと考えちゃって。それでみんなの昼飯を作って食べながら話したりして。でもその直後に病気になってね、みんなに世話になってしまった。
それで何か役にたてれば、と2003年から他のメンバーではできなそうなことを毎年やってきたのね。でも今年の企画で何をしたら良いか実は行き詰まっていて、そしたらパフォーマンスの白井廣美さんが山名酒造の社長さんと知合いでね、大人っぽいことしようよと提案してくれた。そこから広がって、琵琶の片山旭星さんに来てもらおう、陶芸の中澤雅子さんにぐい飲み作ってもらおう、電子音楽を入れよう、宮沢賢治の研究者の中野由貴さんには賢治のレストランというテーマであてを作ってもらうとか、中秋の名月一日前、海のうえで月を愛でつつ大人の時間だよ。もちろん紙芝居も。「つきあそび」と名付けて、そりゃたのしいはずですから、みなさん是非来て下さい。

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インド滞在で作ったボックス入りのシート「ジョナキ・ポカ(蛍)」
2000円で販売中(欲しい方はお問い合わせ下さい。)
Posted by shimoda at 10:27 | コメント (0)

2012年8月12日

9/15(土)カフェトーク「蝙蝠であるとは?」〜島田誠


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カフェトーク「蝙蝠であるとは?」

2012年9月15日(土)17:00〜
話者:島田誠(公益財団法人「神戸文化支援基金」「ギヤラリー島田」代表)
参加費¥1,000(1ドリンク付)
会場:CAFE&SHOP y3

自称蝙蝠、島田誠さんの様々な活動の「根っこ」について、そしてそこから育ってゆくものについてお話いただきます。

ギャラリーオーナー、海文堂書店のもと社長、いくつかの市民ファンドを設立し、そして大学講師。
自称蝙蝠とおっしゃいますが、本当にいろいろなことをやっている島田さん。ギャラリー仲間からもアーティストからも大学でも、いろいろな人に「島田はわからん?」と言われているそうです。

でもご自身にとってはどれもこれも同じひとつの根っこからの活動で、しごく素直に行動した結果が今である、とのこと。C.A.P.もこれまでいろいろな局面で支えて頂き、C.A.P.のアーティストたちもなんだかんだとお世話になっている人でありますが、まとまって島田さんが考えられていることをうかがったことが無かった。
今回はその根っこについて、そしてその根っこからなにが育ってゆくのかをお話頂く事になりそうです。みなさんからの質問や意見大歓迎。ざっくばらん、思う存分、お話を伺いたいと思います。


【島田誠 プロフィール】
公益財団法人「神戸文化支援基金」「ギヤラリー島田」代表 (http://www.gallery-shimada.com/)
1942年11月14日、神戸生れ。
1973年  海文堂書店社長
1976年   海文堂ギャラリー創設
1991年   亀井純子文化基金設立(翌年公益信託に)
1995年   「アート・エイド・神戸」創設  
1996年   企業メセナ大賞奨励賞        
2000年  海文堂を辞し"ギャラリー島田と
           「アート・サポート・センター神戸」創設。
2002年 NGO/NPOのファンドヂレイジングのための「ぼたんの会」創設
2011年 公益財団法人「神戸文化支援基金」として認可を受ける
    「アーツエイド東北」の設立に関わる。

著書  「無愛想な蝙蝠」(風来舎)
    「蝙蝠、赤信号をわたる」(神戸新聞総合出版センター)
    「忙中旅あり 蝙蝠流文化随想」(エピック社)
    「絵に生きる 絵を生きる 五人の作家の力」(風来舎)

共著      岩波新書「神戸発 阪神大震災以降」  
            岩波ジュニア新書「神戸 震災をこえてきた街ガイド」
            災害対策全書「芸術文化による復興とその支援策」--
Posted by kono at 14:02 | コメント (0)

2012年8月12日

9/9(日)CAP STUDY 3「ビブリオテーク208.ext〜移動美術資料室がCAPにやって来る!」第4回:雑誌を改めて読み直す(3):アート系リトル・マガジン


facebook pageもあります。
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CAP STUDY3
「ビブリオテーク208.ext〜移動美術資料室がCAPにやって来る!」
第4回:雑誌を改めて読み直す(3):アート系リトル・マガジン
2012年9月9日(日) 15:00〜18:00
講師:森下明彦(メディア・アーティスト、美術・音楽愛好家)
参加費:500円/【要予約】 
小規模・小部数のアート系雑誌を集め、このような媒体の意義を考えたいと思います。

実はこの移動美術資料室では、雑誌に注目した「雑誌を改めて読み直す」を既に2回行っています。昨年の8月21日には「季刊 UP」、今年の1月15日には「芸術倶楽部」。大分以前に発行されていたことから、参加の皆様もご存知の方が少なく、特に「季刊 UP」はほとんどの方が初めてだったようです。

それでも両者とも一般の書店で販売されていましたし、当時はそれなりの影響力があったと考えます。ちなみに今、美術領域だけでないようですが、「ジン」というものが人気だとか。私も先日、大阪で開催された「ジン」フェアーに行ってきました。市場のような雰囲気でした。「ジン」の定義はなかなか難しく(曖昧ということ)、少部数、簡便な製法、手渡し的な頒布、といった特徴があります。私見では、ネットを通してのツイッターなどのコミュニケーションのあり方が、再び「もの」であるメディアに回帰したのではと考えています。

さて、今回、どのような雑誌をごらんいただこうかと、ただ今資料室を右往左往して選び出しています(そう書くと、いかにも広大な資料室と思われそうですが、単なる誇張です)。1つだけ、最初に弁解! 全号揃いがほとんどなく、場合によっては1册のみ、という寂しさ。

現時点で見つけ出したもの(海外のもの):
 Dada Zeitschrift Reprint (Cabaret Voltaire, Dada, ):ダダの主な雑誌の復刻版。良く出来ています。
 Le surréalisme, même, no. 3:申し訳ありません、1冊だけです。 
 Bizarre, nos. 3, 9, 16, 19, 31, 43-44:肝心の面白い号が抜けています。
 Avant-garde, No. 12, May 1979:申し訳ありません、これも1冊だけです。
 File:カナダのジェネラル・アイデアが発行していた、アーティスト・マガジン。これも3冊のみ。パロディ元のLife も。

日本の美術雑誌:
 美術ノート
 トランソニック
 非
 世紀末美術評論
 あいだ
 LR
 Rear

その他、ご当地ものとして、Sounds Arts(神戸)、Art & Critic(京都)、d-ART(福岡:森下が昔住んでいました)なども引っ張り出します。

当日までにはもう少し増える予定です。

なお、ご参加の皆さんでこれはという雑誌をお持ちの場合、どうかご持参下さい。
森下明彦(メディア・アーティスト/美術愛好家)
フリーで美術と映像に関する研究を続けながら、美術資料室(神戸市)の開設公開を準備中。
また、国立国際美術館客員研究員として「中之島映像劇場」という名称の映像上映会を企画。

「caper7月号」のピックアップ記事 「ビブリオテーク208.ext〜移動美術資料室がCAPにやって来る!」今年度の開催に向けて。」はこちら、全10回分の日時、テーマ一覧はこちら、C.A.P.のニュースレター、2011年「caper6月号」のピックアップ記事「Bibliotheque 208主宰、森下明彦インタビュー」はこちらです。
Posted by kono at 12:54 | コメント (0)

2012年8月12日

9/8(土)〜30(日)関本幸治 個展「もうひとりのわたし」


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笑う練習
関本幸治 個展「もうひとりのわたし」

2012年9月8日(土)〜9月30日(日) 10:00〜19:00/月曜休館
*オープニングパーティ&アーティストトーク 9月8日(土)18:00〜
*ワークショップ
  CAP土曜クラブ「カメラの中に入ろう〜カメラオブスキュラ」9月29日(土)【要予約】

協賛:キヤノン株式会社
助成:公益財団法人「神戸文化支援基金」

本展は写真家、関本幸治の出身地での初個展です。
関本はモデルをもとに被写体を粘土で塑像、また作品の背景のセットも自身が制作するため、1枚の写真で制作に約1ヶ月を要します。
関本の叔父はブラジルへ移住した経験があり、移住センターを再利用している本展会場と深い関わりがあります。
作家は会場に約1ヶ月間滞在し、「過去を旅する」をテーマに公開制作を行います。
「作品は見る人の心を表す鏡であり、次元を越える扉である」を今回の展覧会のテーマとして、公開制作による新作と、テーマに沿ったこれまでの作品群によって会場を構成します。

【関本幸治 経歴】
写真家 
1969年  神戸生まれ 
1992年  愛知県立芸術大学美術学部美術科油絵専攻卒業
1994年  同大学院修了
1996年  ドイツ・ケルンにスタジオを構える 
1997年  ケルンメディア美術大学 / ユルゲン・クラウスの聴講生
2009年~  横浜にスタジオを構え 国内外で制作活動中 

主な展覧会
2012年  アジア・セレンディピティ / フェルナン ・ゴメス劇場、マドリッド
2011年  旅のための洋服えらび / 黄金町バザール、横浜
            DECWAS Shizuoka x Bremen art Project / 徳願寺、静岡  
            激凸展 / unseal contemporary 、東京    
2010.08年  写真新世紀 / 東京写真美術館、東京  
            指輪のありかを探して / 竜宮美術旅館、横浜  
2008年  鏡の中の左回りの時計 / アートテック美術館、ケルン

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朝まで 狼の中に数えた羊を放つ
Posted by kono at 11:48 | コメント (0)

2012年8月11日

9/1(土)〜30(日)カフェ展示「ブタのキモチ ー西脇久実展ー」


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カフェ展示「ブタのキモチ ー西脇久実展ー」
会場:CAFE&SHOP y3
2012年9月1日(土)〜9月30日(日) 
10:00〜19:00 月火定休、最終日は17:00まで
*カフェトーク 9月8日(土)15:00〜17:00/参加費:¥500(1ドリンク付)

ブタのもつ強さやゆったりとした空気感が大好きで、
大学4年間、自分とブタを重ねて描いてきています。
毎日感じている私のキモチを表現しました。
Posted by kono at 14:57 | コメント (0)

2012年8月11日

CAP土曜クラブ「クレパスをとことん使って描いてみる」受付状況について

8/25(土)に行います、CAP土曜クラブ「クレパスをとことん使って描いてみる」が定員に達してしまったため、受付を終了いたしました。
9/29(土)のCAP土曜クラブ「カメラの中に入ろう〜カメラオブスキュラ」はまだ定員に空きがございます。
参加をご希望の方は info@cap-kobe までご連絡お願いします。
9/29(土)CAP土曜クラブ「カメラの中に入ろう〜カメラオブスキュラ」【要予約】
講師:関本幸治(写真家)
参加費:1,000 円(材料費込み)
対象:小学校 4 年生~大人
持ち物:薄型のティッシュ空箱、定規、持っていれば虫眼鏡
黒っぽい T シャツ(「景色がうつる箱」をのぞく時にかぶります)

写真ってどうやってうつってるの?
ティッシュの空箱を使った「景色がうつる箱」を作ってみんなでのぞいてみましょう。
真っ暗い部屋に入ったら、外の景色はどう見えるかな?
遊び
ながらカメラの原理を楽しみましょう!






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