2014年6月30日

【トモコの部屋】7月のゲスト:野澤太一郎(旧居留地連絡協議会会長。株式会社ノザワ最高顧問)

C.A.P.は今年で20年目。代表の杉山知子が毎月ゲストをお招きして、これまでの活動を振り返ります。
C.A.P.を支えるサポーティングメンバーシップ。
企業や個人からの会費を活動の助成としています。
その立ち上げや旧居留地での活動の際、お世話になったのが、野澤太一郎さんです。

【今月のゲスト】
野澤太一郎/Taichiro Nozawa

(旧居留地連絡協議会会長。株式会社ノザワ最高顧問)
1932年神戸市東灘区生まれ。甲南大学卒業後、58年株式会社ノザワに入社。
67年社長、95年より現職。1992年より旧居留地連絡協議会会長。
長年、油絵を趣味としていたが、最近は専ら水彩画。
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震災の朝

杉山: 旧居留地のビルに私がアトリエを構えて今年で30年、C.A.P.をスタートして20年になります。20年前のクリスマスにアトリエに集まっていた時、「この街だったら、何かできるかな?」という話になり、旧居留地連絡協議会に街の状況を聞きに行こうと、野澤さんに連絡しました。そのアポイントメントが1月17日、お会いするはずの朝に地震がきたんです。

野澤: そうだったの!?震災のことでいろいろあって忘れてしまっていました。

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杉山: 野澤さんの会社の建物で、旧居留地のシンボル十五番館*1も全壊しましたね。

野澤: 旧居留地では22棟が倒壊しました。確か、杉山さんたちはその後、正式にお話に来られましたね?

杉山: 5月に。旧居留地は更地がいっぱいで、そんな状況で「旧居留地ミュージアム構想」を考えました。

野澤: そうそう。それは覚えています。

杉山: 新しいビルが建つまで何かできないかな、街全体が美術館にならないかなと。これからビルが建つという場所にギャラリーやカフェをつくるというプランで、それらをつなぐセンターを十五番館に置こうと。お話に伺った時、野澤さんのほかに、日本ビルヂングのオーナー南さん*2など3〜4名いらっしゃって、野澤さんには「それもあるな」と言っていただきました。でも、ほとんどの方は無理だとおっしゃいました。

野澤: 震災でビルをつぶされた方がほとんどだったからね。

杉山: 「何言ってるの」「無理やわ」と。その時、街の皆さんが抱いている神戸のイメージや、文化やアートへの理解などが、いろいろ見えてきました。


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奉加帳で資金集め

杉山: その後、野澤さんはC.A.P.の資金集めのために、力を貸してくださいました。お金を集めたいけれど、企業の人や行政の人はアートのことをどう思っているんだろうと、野澤さんに相談に行ったら、じゃあ今度、何人か連れて行こうか、とおっしゃって、当時の日本銀行神戸支店長の遠藤さんと、東京海上火災神戸支店長の瀬尾さんと3人で来てくださいました。

野澤: そんなことがありましたか。

杉山: 震災の翌年3月だったと思います。何か集まりの帰りのようでした、夕方アトリエに来てくださって。

野澤: 日銀の遠藤さんは旧居留地連絡協議会でもいろいろ功績を残された方です。瀬尾さんは、東京海上のビルの1階にギャラリースペースを設けてアマチュアに無償で貸しておられましたね。いいスペースでした。

杉山: C.A.P.もお借りしたことがあります。それにしても、日銀の支店長さんと一アーティストが話をするなんて普通考えられないですよね。でも、その遠藤さんが、神社の奉加帳をやりはったらええんや、と教えてくださいました。お寺や神社で寄進を集めるやり方です。そういうことを知らなかったので、お祭りの時に持ってこられるあれですか、と尋ねました。

野澤:: 御影のだんじりでも集めてますね。また、その名前と金額を張り出すんですね。

杉山: なるほど、そうなんだ、と思って、スタートしたのが、サポーティングメンバーシップです。その時、遠藤さんは金額が大きい人から回るようにアドバイスしてくださいました。

野澤: そう。最初の行にだれそれ百万円とか、高額を書いてもらう。

杉山: それで、街の企業を回ろうということになり、野澤さんに推薦状を書いてもらえませんか、とお願いにあがりました。ここにその推薦状があります。

野澤: いわば、勧進帳ですね。しっかりと書いていますね(笑)。原稿は杉山さんが書いたの?

杉山: いいえ。資料はお渡ししましたが、野澤さんが書いて「はい」と手渡ししてくださいました。おかげで、40社と個人の方が2名、400万近く集まりました。震災の後ということもあったのかもしれません...。まとまった金額でスタートが切れました。


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旧居留地は文化文教地区

杉山: 推薦状に、文化拠点施設の整備とありますが。

野澤: 博物館は旧居留地にもともとあったけれども、新規文化施設の導入をめざす、という考えは、旧居留地連絡協議会の復興計画書にもあったと思います。これは後づけかもしれないですが、関西電力の「神戸ランプミュージアム」*3ができ、南さんの日本ビルヂングには「KOBEとんぼ玉ミュージアム」*4ができて、日本真珠会館に「神戸パールミュージアム」*5ができた。大丸神戸店でも9階で美術展*6が開催されている。ある程度、この趣旨に沿っていると言えなくもない。

杉山: 大丸神戸店の店長だった森さんから、ある時「杉山さんが言うてはったから、大丸もミュージアムつくったよ」と言われました。私たちの考えていたものとは違っていたので、ピンとこなかったんですが。

野澤 :それはきっと、森さんの頭の中に刷り込まれていたでしょうね。それに、これも屁理屈かもしれないけれど、旧居留地は文化文教地区や、と言うているんです。博物館もあって各種学校もある。美容とお菓子と鍼灸などの学校があるんですよ。

杉山: でも、海外ブランドの高級店が軒を連ねている印象が先行します。そんな風景は国内外のほかの街と変わり映えがしなくて、つまらないと思うんですが。

野澤: そこは杉山さんとはちょっと考えが違いますね。大丸が中心となって、きれいな街になっていますよ。

杉山: 震災前までは、古いビルの中に一時代前の雰囲気が残る倶楽部のサロンなどもありました。

野澤: 一風変わった男がコーヒー店をしてたりね、そんな穴場がなくなったね。そういう意味では、確かにつまらないかもしれない。

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旧居留地とC.A.P.

杉山: 「旧居留地ミュージアム構想」は一つの提案として、今度は自分たちのできる範囲で取り組んでいこうと、C.A.P.は旧居留地で5年くらいゴソゴソ活動していました。スイスのベルンのアートセンターの館長をお招きして、レクチャー*7してもらったりもしました。その時は、株式会社フェリシモ社長の矢崎さんが、どうぞとホールを貸してくださいました。

野澤: 参加者が一人一人使い切りカメラを持って、街を撮影するイベントがありましたね?

杉山: 「のぞき穴から見た街」*8ですね。サポーティングメンバーシップを始動してまもなく96年の秋でした。街がどんどん変わっていくので、自分たちの目でしっかり見ておこうと。震災から19年、その時の写真集を見て、やっと懐かしいと思えるようになりました。

野澤: 復興とか、気持ちの整理には、時間がかかるものですね。

杉山: 旧居留地連絡協議会のメンバーにも入って、皆さんにずいぶんご協力いただきました。神港ビルや三井商船ビルの屋上も開放してもらいました。

野澤: 映像のイベントもありましたね。

杉山: 2001年です。神戸市の震災復興記念事業の一環でした。関電や真珠会館にも協力いただいて。

野澤: 関電は協議会でも親睦委員長をやってくれているし、何かと協力的ですよ。

杉山: そのほかにも、アーティストが移動しながら作品を見せる「アート・ポーレン」*9という展覧会もしました。三井住友銀行前の広場も提供していただきました。

野澤: 旧居留地に拠点があったからできたのでしょうね。あのころは、いろいろイベントをしていたのに、旧居留地でやらなくなったのはなぜ?

杉山: 当時は活動できる場所がなかったんです。CAP HOUSEという場所を持つまでの5年間は、旧居留地の方々の応援で活動ができていました。CAP HOUSEができ、その後はY3とQ2が拠点になったら、その中で完結してしまうようになりました。でも、また、C.A.P.のみんなが街の中で展覧会をするとか、アトリエを持つとかができるようになればいいなと思っています。

野澤: ビルのオーナー次第では、いけると思いますよ。納得してやってくれるビルのオーナーがいれば。きっとおもしろい人がいると思いますよ。

杉山: 旧居留地でスタートしたことは、C.A.P.にとって、大きな意義があったと思います。何やらいろいろやっているけれど、無茶苦茶じゃないし安全だと、神戸市からも信頼してもらえるようになりましたから。旧居留地とは、また、つながりができたらいいなと思っています。

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【註】
*1
旧居留地十五番館。重要文化財。外国人居留地時代の、現存する唯一の商館。126区画の15番地にあった。1880年ごろの建築で、木骨レンガ造り、2階南にバルコニーがあるコロニアルスタイル。1966年より建材メーカーの株式会社ノザワが所有。地震で全壊したが、倒壊前の部材70%を使用し、免震工法も採用して、1998年に修復を完成。

旧神戸居留地十五番館  より

*2
故南嘉明氏。1907年創業の不動産賃貸業、南株式会社元代表取締役。旧居留地連絡協議会前副会長。京町筋に面した本社ビル「日本ビルヂング」(1936年竣工)は震災で倒壊。いち早く再建に動き、1998年に新しいビルが完成。

*3
神戸ランプミュージアムは1999年開館、2013年4月より休館。ランプや提灯、マッチラベルなどの展示を中心に、あかりの文化や歴史を紹介。14年3月25日の電気記念日には一日限定で臨時開館した。

*4
KOBEとんぼ玉ミュージアム。とんぼ玉をはじめ、古代から現代までのガラス工芸作品を展示する。制作体験ができる工房ほか、ショップも併設。

*5
兵庫県庁の設計も担当した建築家、光安義光によるモダンな日本真珠会館。神戸パールミュージアムでは真珠製品を展示するほか、貸しギャラリーもあり、業界関係者以外も使用可能。

*6
大丸ミュージアム〈神戸〉では、不定期に展覧会を開催。7階には美術画廊とアートギャラリーがある。

*7
1996年6月8日、CAPARTY vol.2としてアートセミナーを開催。館長はウーリッヒ・ルーク氏。題は「クンストハーレ・ベルンにおける80年代作品とその発展」について。

*8
CAPARTY vol.3「のぞき穴から見た街」は、旧居留地で1996年11月3日(祝)に行われたアート・ピクニック。白黒フィルムが入った使い切りカメラで、参加者が街を撮影し、回収したフィルムから写真をセレクトして、写真集を作成した。

*9
CAPARTY vol.5「アート・ポーレン」は、旧居留地内に点々と14組のアーティストが散らばり、参加者は作家と直接コミュニケーションすることで理解を深める、参加型・移動型の展覧会。1997年11月開催。


2014年4月23日
CAP STUDIO Y3にて収録
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Posted by shimoda at 16:04 | コメント (0)

2014年6月29日

6月のY3プログラム

CAP STUDIO Y3での2014年6月のプログラムをご案内します。

*プログラム参加希望の方は、できるだけ事前にご予約下さい。
予約/問合せはC.A.P. 事務局まで(10:00〜19:00/月曜休)
info@cap-kobe.com/phone:078-222-1003

【メールニュース】
購読ご希望の方はタイトルに「メールニュース希望」と書いてお知らせ下さい。
購読を希望する

CAP STUDIO Y3

【6 June】

1(日)~25(水)「3tones」(最終日は17:00まで)
■Gallery#1 「Mr.T's Collection展」
■Gallery#2 「山本通3丁目の庭」
■カフェ 「Balance」(月火定休)

*1(日)オープニングパーティー15:30~
*1(日)13:00~15:00ワークショップ「初夏のねりきり菓子をつくろう」【要予約】
*7(土)、14(土)、21(土)旬のものを味わう土曜ランチ

4(水)、18(水)マキコムズのCAPこども図工室【要予約】

28(土)土曜クラブ「ミクロモンスターを描こう!」【要予約】

28(土)カフェトーク「心理の可視化:身体とテクノロジーのはざかい」

【C.A.P.メンバー2013年度。メンバーの外での活動】
C.A.P.のメンバーアーティストの活動について、ネットに情報のあるメンバーは名前からリンクを張っています。
C.A.P.メンバーリスト。

tomokonoheya_green.jpg【トモコの部屋】6月のゲスト:永井秀憲(公益財団法人 神戸市民文化財団 理事長)
C.A.P.は今年で20年目。代表の杉山知子が毎月ゲストをお招きして、これまでの活動を振り返ります。


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Posted by 高橋怜子 at 19:46 | コメント (0)

2014年6月29日

こども図工室「実物大のキリンを描こう!」#2 写真レポート

こども図工室「実物大のキリンを描こう!」の写真レポートをお届けいたします!
図工室ではひと月2回の受講で一つの作品が完成するよう、プログラムを考えています。
今回は6月2回目の受講日です。どんなキリンが出来上ったのでしょうか。
講師のマスダマキコさんよりレポートしていただきます!


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さてきょうは、「実物大のキリンを描こう!」の2回目です。きょうはこども4人になりました。
前回色を塗った紙をつかってキリンの模様に仕上げます。

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足りない色は新聞紙にクレヨンで塗ってつくりました。

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さあ!準備が整ったら新聞でつくった色紙をやぶって前回描いたキリンのかたちの上に貼っていきます。どこにどれくらいの模様があるかな?大きさは?形は?

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黄色っぽい絵の具を混ぜた糊をぬって、破いた色紙をドンドン貼っていきますよ〜

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「ぼくも色糊塗りたい!」貼るより塗るのがしたい子も続出。なんでも真似しみなくなるお年頃です。
足のところは長ーく切った色紙を貼りました。だんだんキリンらしくなって来たよ。

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細かいところもこだわって作りますよ。グレーの舌や角、たてがみもちゃんと切って作りましたよ。

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ちょっとポツポツ雨が降り出したけど、できあがったキリンの絵を外に出してみました。
3階の窓から垂らしてみるとちょうどいい高さ。でもそれってどれくらい大きいの?

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離れてみて見ると...わーっ!描いてる時には分からなかったくらいこんなに大きかったんだね。しばしみんなでながめましょ。

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カンセーイ!最後に記念撮影。これは大傑作だね。大人たちも興奮して見てますよ。しばし、撮影大会は続きました。またどこかで見てもらいたいね。


現在7月からのこども図工室参加者を募集しております。
7月はハサミを使って「ペタペタピクニックシート」を作りますよ。
こちらのページより詳細をご確認の上、メールにてお申し込みください。お待ちしております!

Posted by 高橋怜子 at 19:15 | コメント (2)

2014年6月25日

8/9(土)〜31(日)岩本吉隆 個展「不図〜Contingentia」

9日に予定していたオープニングパーティーは台風接近のため中止といたしました。
*クロージングパーティー 31日(日)16:00〜


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岩本吉隆 個展「不図〜Contingentia」

2014年8月9日(土)〜31日(日)
*クロージングパーティー 31日(日)16:00〜
(9日に予定していたオープニングパーティーは台風接近のため中止になりました)

イギリスで制作していたとき偶然、絵の具とオイルがプラスチックの上で混ざり合い不思議なテクスチャーをつくっているのを見つけた。その形は神秘的であると同時に奇妙で魅力的だった。そしてそれが、意図的には完全にコントロールすることができないことに興味をもった。ある一定の条件がそろわないと見ることのできない色や形、偶然あらわれる様相に自然の法則の強さを感じる。自分では意図して扱うことができないもの、ふとして出来るものから独自の表現を見つけ出していきたい。(岩本吉隆)

岩本 吉隆 Iwamoto Yoshitaka

1983年、徳島県生まれ。京都精華大学立体造形学科卒業。筑波大学大学院人間総合科学研究科彫塑領域修了。2010年よりロータリークラブ国際親善奨学生として、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ大学院美術学部に在籍。2011年、同大学院修了。在学中、ロンドン芸術大学にてセシル・ルイス彫刻奨学金を受賞。2012年、韓国国立現代美術館チャンドン・アート・スタジオ・レジデンス・プログラムに参加し作品を発表。同年より、英国王立彫刻家協会準会員(Royal British Society of Sculptors)。

岩本吉隆HP
Posted by 高橋怜子 at 20:11 | コメント (0)

2014年6月25日

7/26(土)〜8/3(日)CAPARTY vol.43「第13回アート林間学校2014」 

ご予約について
C.A.P.メンバーシップ会員 先行予約:7月12日(土)10:00〜
一般予約:7月13日(日)10:00〜

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今年も「アート林間学校」開校です!
29の講座から好きな講座をじっくり選んで時間割を組んでみてください。
「まるごと一日アート林間学校」の日もありますよ。
いろんな体験をして楽しい夏の思い出をたくさん作ってください。



日時:7月26日(土)〜8月3日(日)[月曜除く]
参加費:各講座受講料(材料費、保険料含む)


場所:CAP STUDIO Y3(神戸市中央区山本通3丁目19-8 海外移住と文化の交流センター内)
三ノ宮/元町駅前より神戸市営バス7系統で「山本通3丁目」下車、バス停より徒歩3分。徒歩の場合は、元町駅より鯉川筋を北に約15分。
お車で御来館の方は、有料駐車場(30分100円/AM9:00〜PM6:00)をご利用ください。

問い合わせ/申し込み: C.A.P.(芸術と計画会議) 
 (10:00〜19:00/月曜休み、7/21(月・祝)は開館、翌22(火)振替休館)
Tel&fax:078-222-1003
e-mail:
info@cap-kobe.com

申し込み先着順(完全予約制)
■C.A.P.サポーティングメンバーシップ、フレンズメンバーシップ会員は7月12日(土)午前10時より予約開始。

*随時入会頂けますが、手続きは事前にお願いします。メンバーシップについてはこちらをご覧下さい。

■一般予約は7月13日(日)午前10時より開始します。
定員になり次第締め切りとさせていただきます。ご了承ください。

■申込方法
(1)希望講座番号(2)講座名(3)希望受講日時(4)氏名(ふりがな)(5)年齢(6)保護者氏名(15才以下の方は、保護者名もお願いします)(7)住所(8)電話・ファックス(9)Eメールアドレス

Eメール、電話、あるいはファックスで上記項目をすべてお知らせ下さい。申込み先着順です。予約確認のご連絡を差し上げます。

■受講日の5日前以降のキャンセルはお受けできませんのでご注意ください。
■受講料:お支払いはすべて当日、現金にて釣銭のないようお願いいたします。


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〈注意事項〉
*保護者も受講される場合は、別途受講料が必要です。
*どの講座も汚れてもよい服装でご参加ください。
*水筒、タオルその他各自必要と思われるものをご用意ください。
*お昼をまたぐ講座は昼休憩をとります。
*期間中カフェで大人向け600円、子供向け(12才以下)550円の日替わりランチを販売します。メニューはこちらのブログ記事よりどうぞ!ご希望の方は講座申込み時にご予約ください(アレルギー対策はしていません)。また、お弁当を持ってきて頂いても結構です。
*受講の様子を撮影し、後日C.A.P.のホームページと報告書で使用いたします。予めご了承ください。


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主催:C.A.P.(芸術と計画会議)、海外移住と文化の交流センター共同事業体
     神戸市教育委員会
助成:C.A.P.サポーティングメンバーシップ



*チラシPDFダウンロード
外面
'14 Summer Art School_face.pdf
中面
'14 Summer Art School_rear.pdf

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第13回アート林間学校2014 プログラム


1:「二人で描こう♪」
講師:カワサキマキ(臨床美術士)
日時:7/26(土)10時半〜11時半
対象:3歳〜大人 定員:7組(2人1組でお申し込みください)
受講料:1組1,000円
二人で一枚の紙に線と色を描きます。違った感性を持つ二人が、一緒に絵を描くとどうなるか?普段きづかなかった一面にお互い気づくかも。

2:「実験陶芸!焼き方で色が変わる」[連続受講]
講師:植田麻由(やきもの造形作家)
日時:7/26(土)11時〜16時(皿づくり)、8/3(日)11時〜15時(釉薬掛け)
対象:小学4年〜大人 定員:10名
受講料:5,000円
持ち物:エプロン
陶芸は、焼き方で思いもよらない色になることがあります。4枚の中皿をつくって絵を描き、違う焼き方をしていろいろな色の皿に仕上げましょう。

3:「手づくりのリボン」
講師:かなもりゆうこ(美術家)
日時:7/26(土)1回目 13時~15時/2回目 16時~18時
対象:小学5年~大人 定員:各6名
受講料:2,000円
持ち物:あれば簡単な裁縫道具
ハギレを裂いてつないだり、ちょっと縫ったり、結んだり...つぎはぎして自由な用途のリボンを作ります。贈り物に巻いたり、アクセサリーにしても!とにかく気ままなリボンです。

4:「一文字巨大書道」
講師:ヤマダヨーコ(パフォーマンスアーティスト)
日時:7/27(日)10時〜12時
対象:小学3年~大人 定員:10名
受講料:3,000円
持ち物:真っ黒になってもいい服やサンダル、着替え、捨ててよいタオル、ビニール袋
巨大な文字を書いてみよう。最初に自分の名前一文字の、漢字やひらがなの意味を考えます。えいっやぁっ!で一息に一文字。

5:「言葉の行方」
講師:山本千尋(美術家)
日時:7/27(日) 13時〜16時
対象:小学4年~大人 定員:10名
受講料:1,500円
普段、話している言葉を意識していますか?言葉が目に見えたら、一体どんな光景なのでしょう。さあ、話した「言葉」を部屋に吊るしてみましょう。

6:好きな色のコサージュをつくろう
講師:本宮鈴子(染織家)
日時:7/27(日)13時〜17時
対象:小学3年〜大人 定員:10名
受講料:2,000円
持ち物:使いたい布などあれば
布の花をお気に入りの色に染めて、あなただけのコサージュを作って下さい。

7:「いろんなかたちの雪をお部屋に降らせましょ*」
講師:淺野夕紀(美術家)
日時:7/29(火)13時〜16時
対象:小学生〜大人  定員:5名
受講料:1,500円
はさみでチョキチョキまっ白な紙を好きな形に切って、お部屋にいろんな形の雪をふらせてみませんか♪風にゆれてきもちいい夏のふしぎな雪の世界をつくります。

8:「夏野菜絵画」※定員に達したため募集を締め切りました。キャンセル待ちをお受けいたします。
講師:かぱ(画家)
日時:7/29(火)13時〜16時
対象:幼稚園〜小学生(未就学児は保護者同伴) 定員:20名
受講料:1,000円
持ち物:絵の具セット
和紙に墨で描く空想野菜の絵画。画用紙にクレパスと絵の具でみて描く絵画。野菜のスタンプも作ってデザイン画。夏野菜を描くフルコース講座です☆

9:「1000枚絵を描く」※定員に達したため募集を締め切りました。キャンセル待ちをお受けいたします。
講師 : 柴山水咲(美術家)
日時:7/30(水)10時〜18時
対象 :小学3年〜大人 定員:3名
受講料:1500円
1000枚の絵を1日で描いたことがありますか?1000枚の白い紙を自由に使い、絵を描きます。1日をフルに使い描ききって、最後は並べてみんなで眺めましょう。

10:「第1回 Y3ボウル!」
講師:築山有城(彫刻家)
日時:7/30(水)11時〜16時
対象:小学生~大人 定員:10名
受講料:1,000円
やわらかボールと丸いコートを手がかりに、遊びながら少しずつみんなで新しいスポーツをつくります。ひとりでやるのか!?チームでいくのか!?グランドスラムでハットトリックでノックオン!

11:「プロポーズ大作戦〜小学生の僕からの贈り物〜」
講師:中澤雅子(陶芸家)
日時:7/30(水)13時~16時
対象:小学生男子 定員:10名
受講料:1,000円
いつかの将来、結婚を申し込む自分を想像しながら婚約指輪を作り、いつかの将来にプロポーズをする人に手紙を書きます。

12:「ぶちまけよう!」※定員に達したため募集を締め切りました。キャンセル待ちをお受けいたします。
講師:梶山美祈(美術家)
日時:7/30(水)14時〜16時半
対象:小学生 定員:8名
受講料:2,000円
持ち物:捨ててよい服や水着、ビーチサンダル、タオル
ケチャップなどの容器を使って、カラフルな小麦粉えのぐをピューッと飛ばして大きな絵を描きましょう。絵の上をバシャバシャしても楽しいかも⁉︎
*小麦アレルギーの方はご遠慮ください。

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13:「まるごと一日アート林間学校〜夜店を作ろう!〜」※定員に達したため募集を締め切りました。キャンセル待ちをお受けいたします。
講師:井ノ岡里子(画家)、足立陽子(料理人)、澤木久美子(建築家)、笑福亭智六(落語家)、カワサキマキ(ワークショッププランナー)、マスダマキコ(造形作家)、他
日時:7/31(木)10時〜20時
対象:小学生〜中学生 定員:30名
受講料:8,000円(昼食・夕食、材料費などすべて込み)
まる一日のプログラムです。ちょっと懐かしくて怪しい夜店の売り物や店をみんなで考えて作りましょ。大人もびっくりの仕上がりにして、遊んで、買って、笑ってもらいましょう。

*まる1日参加できる子どもに限ります。
*夜店開店までは、保護者の立ち入りはご遠慮下さい。
*夜店は18:30に開店の予定です。保護者はお客さんとしてお越し下さい。
*このプログラムについては、必ず保護者のお迎えをお願いします。

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14:「真夏の昼寝 〜夢は見れるのか?〜」
講師:山村幸則(美術家)
日時:8/1(金)10時〜15時
対象:小学生〜大人 定員:20名
受講料:2,500円
昼寝で気分爽快、疲労回復!御座1畳・い草枕(市販)に刺繍や着色をしましょう!眠りを誘うmy御座とmy枕を制作、食後にみんなで昼寝をします。

15:「新聞紙でドーモ」
講師:平田隆行、山崎義人、稲地秀介、室﨑千重、新山奈緒(建築系研究家)
日時:8/1(金)11時〜16時
対象:小学生 定員:15名
受講料:1,500円
新聞紙、セロテープ、パンチ、ボルトとナット、これだけを使って大人も入れる立派なドームをつくります。パーツをつくったり、組み立てたり、全員で協力しながらワイワイ組み上げましょう。

16:「消しゴムハンコで手ぬぐいをつくろう」
講師:筒井都(クラフト作家)
日時:8/1(金)13時〜15時
対象:小学生〜大人 定員:15名
受講料:2,000円
ハンコで連続模様の手ぬぐいをつくります。カッターナイフ使える人はハンコをつくるところからスタート。ひたすらハンコを押しまくろう。カッコイイ!は忍耐と根性でつくられる?!

17:「嘘つき絵日記」
講師: 島村薫(美術家)
日時: 8/1(金)15時〜17時
対象:4才〜大人(未就学児は保護者同伴) 定員:7名
受講料:1,500円
持ち物:絵日記に貼り付けたい写真や素材
夏休みに不思議な事があったらいいのになあ〜って思いませんか?そんな空想を絵日記にしてみましょう。写真やチラシや雑誌をチョキチョキ切って色々組み合わせて、不思議な絵日記を作るのです。

18:「モノの影で絵をつくる」
講師:赤木美穂子(写真家)、桜井類(美術家)
日時:8/2(土)10時~15時
対象:小学5年〜大人 定員:6名
受講料:3,000円
「フォトグラム」といっていろいろなものの影を写真用の紙に投影して絵にする技法があります。むかしの写真のテクニックを使っていろいろな影を絵にしてみましょう。どんな絵ができるかな?
試作の絵がこちらのページでご覧いただけます。【アート林間学校2014】こんなの作れちゃいます!_モノの影で絵をつくる


19:「ステキなヅラと、ステキなちょんまげ」
講師:藤川怜子(美術家)
日程:8/2(土)11時〜16時
対象:小学3年〜大人 定員:8名
受講料:2,000円
持ち物:絵の具セット、あればラジオペンチ・ペンチ
ぱみゅぱみゅなんかに負けないゾ!この夏、張りぼてスタイルのステキなヅラ・ちょんまげを作ろう。完成したらヅラ&ちょんまげショーを行います。

20:「みんなで連画」※都合により募集を締め切りました。
講師:潤井一壮(美術家・映像作家)
日時:8/2(土)13時〜15時半
対象:小学生〜大人     定員:15名
受講料:2,000円
持ち物:絵の具セット
和歌のあそび「連歌」のように、前の人の絵を見てすぐに自分が思ったことを描いていきます。絵を読むコツを学んだり即興絵画の楽しさを体験しながらみんなで壁一面の大きな絵を仕上げます。

21:「ぱらぱらマンガでアニメ入門」※定員に達したため募集を締め切りました。キャンセル待ちをお受けいたします。
講師:潤井一壮(美術家・映像作家)
日時:8/2(土)16時〜19時半
対象:小学3年〜大人     定員:10名
受講料:2,000円
ぱらぱらマンガでアニメーションのしくみを学んだら、もう少し大きな物を作って、複写。映像化。手描きアニメーションの基礎を体験してみよう。みんなで鑑賞会をして、最後にDVDにしてお渡しします。

22:「えー!マジで!?水の実験マジックショー」※定員に達したため募集を締め切りました。キャンセル待ちをお受けいたします。
講師:藤川怜子(美術家)
日程:8/3(日)10時〜12時
対象:5才以上(未就学児は保護者同伴) 定員:10名
受講料:1,500円
持ち物:着替え、バスタオル、ビーチサンダル
水面に浮かんだ1円玉が勝手に動く、穴が空いても水のこぼれないペットボトルなど水の不思議に迫ってみたいと思います。

23:「登れ紙ロボ!Y3クライミング」※定員に達したため募集を締め切りました。キャンセル待ちをお受けいたします。
講師:木村たけし(造形作家)
日時:8/3(日)13時〜16時
対象:小学生〜大人(2年生以下は保護者同伴)  定員:10名
受講料:2,000円
紙工作でロープを登るロボを作って、交流センターの壁や吹き抜けを高く登らせよう。ロボにミニカメラを持たせると何が撮れるかな?
試作の様子がこちらのページでご覧いただけます。【アート林間学校2014】こんなの作れちゃいます!_登れ紙ロボ!Y3クライミング

24:「空に絵を描こう!」
講師:井階麻未(美術家)
日時:8/3(日)13時〜16時
対象:小学生〜大人 定員:10名
受講料:2,000円
大きな青空に絵を描いてみたいと思ったことはありませんか?透明のシートに絵を描き、窓に展示します。まるで空に絵があるようなカラフルで幻想的な世界をみんなで作りましょう!

25:「CAP CUP ダービー2014---競争馬になろう!」
講師:マキコムズ(カワサキマキ+マスダマキコ)
日時:8/3(日)13時〜16時
対象:5才〜大人(未就学児は保護者同伴) 定員:10名
受講料:1,500円
今年は午年です。自分の体を元にして、紙やヒモでほんものそっくりの競争馬になって廊下を馬鹿らしくも鮮やかに駆け抜けましょう!

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『復刻講座』

C.A.P.20周年を記念して、これまで企画したアート林間学校12回分、全332講座から3講座を復刻開催いたします。
講座の選定は人気投票で行ないました。投票いただきましたみなさま、ありがとうございます。

26:「無響室って作れるの!?」(2002年実施)
講師:藤本由紀夫(アーティスト)、下田展久(ミュージシャン)
日時:7/26(土)14時~18時
対象:中学生~大人 定員:10名
受講料:1,000円
持ち物:クリーニングの針金ハンガー、糸、金属のスプーンやフォーク数本。
響きのない世界ってどんなだろう?あれ?響きってなんだっけ?そんなことを考え、体験しながら、最後に無響室作りに挑戦します。どんな無響室が作れるでしょうか?

27:「石鹸うなぎを作ろう!〜ヌルヌルするよ☆」(2012年実施)[連続受講]
講師:JOE(美術家)
日時:7/27(日)13時〜16時、8/2(土)13時〜15時
対象:小学1年〜大人 定員:6名
受講料:2,000円(全2回分)
持ち物:マスク、着替え
うなぎってヌルヌルしてて、つかめなくってヌルンって逃げて楽しいよね。でも、"うなぎで遊ぶ"ってなかなかできないよね。じゃ、石鹸でうなぎを作ったら"うなぎ遊び"ができちゃうかも?!炭と石鹸パウダーを練って作ります。黒くてリアルな実物大!7/27は石鹸うなぎ作り、8/2は乾かして完成した石鹸うなぎをプールに入れて遊ぼう!

28:「身体のいうことをきいてみよう」(2001年実施)
講師:白井廣美(パフォーマンスアーティスト、姿勢セラピスト)
日時:7/27(日)15時〜16時半   
対象:小学3年〜大人 定員:10名
受講料:1,000円
「あれれ、なんでこうなるの?」体験や、いろんな表現をしてみましょう。ダンスでも、体操でも、お芝居でもないけど、最後はグループパフォーマンス作品にチャレンジ!

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『おでかけ番外編』
29:「フェリーで小豆島へ。さあ冒険だ!」
講師:田岡和也(美術家)
日時:7/27(日)7:30第三突堤ジャンボフェリーのりば集合 19:30神戸港到着、解散
対象:親子ペア参加(小学生以上) 定員:5組
受講料:親子で4000円(スケッチブック&鉛筆とオリジナルガイドブック付き) 
第三突堤からジャンボフェリーに乗り(3時間)小豆島へ。島ではミステリー&パワースポットの洞雲山・碁石山へ登ったり、醤油蔵見学をしたり、スケッチをしたりします。

*別途フェリー代と入館料で大人一人:3,590円 子ども一人:1,790円必要です。
持ち物:飲み物、お弁当、タオル
*山道を登りますので、歩きやすい運動靴でご参加ください
*天候によっては中止になることがあります。

田岡さんの下見旅行がこちらでごらでご覧いただけます。【アート林間学校2014】『おでかけ番外編』 29:「フェリーで小豆島へ。さあ冒険だ!」

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「恋愛まんが文庫3days」

7/27(日)、29(火)、30(水)の3日間(13時〜19時)、恋愛まんが読み放題の部屋がオープンします。
参加無料。どなたでもどうぞ。

CAP CAFE&SHOP y3
アート林間学校の期間中は毎日営業します。
カフェでは「てぬぐい展」を開催中です。ぜひ、素敵な一枚を見つけてくださいね!

Posted by 高橋怜子 at 14:48 | コメント (0)

2014年6月25日

7/25(金)〜8/31(日)「てぬぐい展」

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カフェ展示
「てぬぐい展」


2014年7月25日(金)~8月31日(日)
月火休み(8/11(月)-19(火)は夏季休業)/最終日は17:00まで

今年もたくさんのアーティストが参加する「てぬぐい展」です。購入もできます。お気に入りのてぬぐいを見つけて、あつーい夏もカッコよく爽やかに乗り切ろう!
Posted by 高橋怜子 at 14:38 | コメント (0)

2014年6月25日

7/21(月祝)「カフェ・デ・シュゲイ~ビーズ織りでブレスレット」

ご予約は電子メールでお願いします。
イベント名とお名前をお知らせください。
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カフェ
「カフェ・デ・シュゲイ~ビーズ織りでブレスレット」【要予約】

2014年7月21日(月祝)13:00~16:00
シュゲイの先生:チェリー/参加費:¥1,500(1ドリンク付)
持ち物:シードビーズ(2㎜~大きいもの)、はさみ、筆記用具

シードビーズ(粒々のビーズ)を使って、ミサンガサイズのシンプルなブレスレットを作ります。小さいけれども立派な織物。2~3色用意して文字を入れたり、好みの図柄を描いて織ってしあげます。

Posted by 高橋怜子 at 14:30 | コメント (0)

2014年6月25日

7/19(土)~21(月祝)CAP notebook fair

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CAP notebook fair

2014年7月19日(土)~21日(月祝)10:00~19:00
会場:3F広場
■ティーパーティー 19(土)15:00~/参加無料

C.A.P.20周年を記念して、CAPメンバーがそれぞれ作ったオリジナルノートの展示販売をおこないます。一律1,000円にて即売いたします。

Posted by 高橋怜子 at 14:13 | コメント (0)

2014年6月25日

7/18(金)カフェトーク「写真とマテリアリティ」

カフェトーク「写真とマテリアリティ」

2014年7月18日(金)18:00~
話者:水島優(アーティスト)×唄邦弘(神戸大学大学院)、司会:太田賢佑
参加無料(要1ドリンクオーダー)

7月10日から22日の期間、ダフニス・エ・ル・ココンで開催されている展覧会「水島優 展 RePhotograph」では、撮影されたパリのさまざまな風景に版画の技法によってさらに手が加えられて表現された作品群が展示されています。本トー クでは、水島氏にそれらの作品群の制作プロセスについてお話して頂き、「もの(マテリアル)」としての写真、および写真と版画の表現方法の違いについて皆様と一緒に考えてみたいと思います。


Posted by 高橋怜子 at 12:41 | コメント (0)

2014年6月25日

7/4(金)~24(木)加藤元 個展「maybe it's just me.」

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加藤元 個展「maybe it's just me.」

2014年7月4日(金)~24日(木)
■オープニングレセプション 5(土)18:00~

3年ぶりの個展です。Gallery#1、Gallery#2、二つのスペースを使っての展覧会です。インスタレーション作品とその他数点を展示します。

Posted by 高橋怜子 at 12:30 | コメント (0)

2014年6月22日

7/2(水)、16(水)マキコムズのCAPこども図工室

ご予約は電子メールでお願いします。
イベント名とお名前をお知らせください。
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マキコムズのCAPこども図工室【要予約】

2014年7月2日(水)、16日(水)15:00~16:30
(毎月第1、第3水曜日/15時~16時半)
講師:カワサキマキ+マスダマキコ(マキコムズ)/月謝:¥4,000/定員:15名/対象:4~6才(未就学児)

土曜クラブの小さい子版、「CAPこども図工室」です。7月のプログラムは「ペタペタピクニックシート」です。

図工室詳細や6月の活動の様子は下記のリンクからもご覧いただけます。
マキコムズHP
マキコムズのCAP子ども図工室 6月開始!(Y3ブログより)
こども図工室「実物大のキリンを描こう!」#1 写真レポート

Posted by 高橋怜子 at 18:24 | コメント (0)

2014年6月22日

7/2(水)〜20(日)「みんなで作るシリア展」vol.5 in Kobe

ご予約は電子メールでお願いします。
イベント名とお名前をお知らせください。

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カフェ展示 「みんなで作るシリア展」vol.5 in Kobe

2014年7月2日(水)~20日(日)
月火休み/最終日は17:00まで

日々悪化する紛争、泊まらない殺戮、国内外にあふれる難民、、、あんなに平和だったシリアを知っている1人として、今の状況が信じられません。これは、シリアを大好きな人たちで作った写真展です。(Yoshiko Tamura)

*シリア難民支援報告会&ミニパーティー【要予約】 
19(土)17:00~/参加費¥1,000(1ドリンク付)

Posted by 高橋怜子 at 17:16 | コメント (0)

2014年6月15日

こども図工室「実物大のキリンを描こう!」#1 写真レポート


マキコムズの「CAPこども図工室」がスタートしました。6月は「実物大のキリンを描こう!」です。
一回目の様子をちょこっとだけお見せします!マキコムズのお二人からレポートしてもらいました。


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まずはキリンてどんな大きさ?どんな格好?参加者は5才児二人とマキコムズの4人。
みんなで図鑑を見たり、動物園に行った話をしながらキリンについて学びます。


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次に自分の大きさを測って、キリンの大きさと比べてみます。キリンは自分の身長の何倍かな?
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測った大きさを紙テープに写します。これをメジャー代わりにして大きな紙に実物大のキリンを描きますよ。
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こんなに大きな紙いーっぱい使って、やっと実物大のキリンが収まるんです。

5.JPG
キリンて大きいなあ。鉛筆を使って測った大きさを描いていきます。まだまだ実物大にはほど遠い!?
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ちゃーんとタテガミも描いておかないとね。
7.JPG
頭は実物大図鑑も見ながら描いてみてますよ。自分よりも大きな頭を描くのは難しいなあ。

8.JPG
形が描けたら、新聞紙にキリンの色を塗っていきます。キリンて黄色い?黄色くない?
次回この色のついた新聞紙ををちぎって貼ってキリンに仕上げます。
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自分の手も使って色を塗りました。次回でどんなキリンになるか楽しみ!

次回は6/18(水)です。#2の様子もお届けいたしますのでお楽しみに!
現在7月からのこども図工室参加者を募集しています。
こちらのページで詳細をご確認の上、メールにてお申し込みください。

Posted by 高橋怜子 at 16:45 | コメント (0)

2014年6月 6日

【トモコの部屋】6月のゲスト:永井秀憲(財団法人理事長)

C.A.P.は今年20年目。代表の杉山知子が毎月ゲストをお招きして、これまでの活動を振り返ります。

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6月のゲスト:永井秀憲(公益財団法人神戸市民文化振興財団 理事長)

神戸市の公務員として文化事業に携わってきた永井秀憲さん。行政と連携をもちながら活動してきたC.A.P.は、節目節目で、永井さんの協力を得ました。神戸市とのつながりとは?

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永井秀憲 Hidenori Nagai
1952年丹波市に生まれる。神戸外国語大学卒業後、神戸市役所勤務。民生局、市民局、企画調整局、保険福祉局を経て、市民参画推進局長、2011年教育長に。現在、神戸市民文化振興財団理事長。



■おつきあいの始まり
杉山 永井さんは現在、神戸市民文化振興財団の理事長をなさっていますが、これまで神戸市のいろいろな部署で働いてこられて、C.A.P.が行政と一緒に活動してきたさまざまなシーンでお世話になりました。今回は、C.A.P.と神戸市とのつながりについてお話ができたらと思っています。実は神戸市とのおつきあいの始まりが、C.A.P.が誕生するきっかけだったんです。
永井 1993年くらいでしたかね。
杉山 市長懇談会というのに呼ばれました。その時私が、都市の中に森をつくろうという提案をしたのがきっかけで、その後マスタープランの審議会に呼ばれたんです。環境部の部会だったんですが、アーティストだから環境より文化に興味があって、文化部の傍聴席に行って、発言してました。
永井 だめですよ、あんなことしたら。本当は委員しかしゃべったらいかんのです。傍聴者は委員長に許可をとって、オッケーがでて初めてしゃべることができるんです。
杉山 ええっ、そうだったんですか!?
永井 そうですよ。それをね、「ちょっと意見があるんですよ」って発言して。えらい人がおるなあ、そやけど、おもしろい人やと思いました。
杉山 知りませんでした......。文化部の審議会に行ったら、集まっているのは大学の先生とか、美術に実際に携わっている人がいなくて、内容は、西神中央のほか、各区に美術館を建てるとか、アカデミー賞的な賞をあげるとか、芸術家村をどこかにつくるとか。こんなのいらない!って出かけていって、これはおかしい!って発言していたんですが、それが間違いだったんですね。
永井 まあ、そういう本音を言うてくれる人はなかなかいないんですよ。役所は役所の論理というのがあって、組織の中では守らなならんことがある。そやけど、相手の言う方が正しいなということもある。杉山さんもそうですわ。役所の喜ぶようなことを言う委員ばっかりだと、神戸市がおかしなことになってしまう。
杉山 美術から程遠い先生方が、芸術にとって何が必要かという話をしていて、あれ、おかしいなと。委員になったから声が出せると思って、私だけじゃなくて、まわりのアーティストにも声をかけて集まったのがC.A.P.の始まりでした。ですから、神戸市のマスタープランがあって審議会に呼んでもらったことは、自分にとって大切なことだったと思っています。


■本音を言う人が必要
杉山 お会いした当時、震災の前で、神戸市は美術館などの計画をいくつも立てていました。
永井 六甲山をくり貫いて、ザルツブルクの劇場みたいな音楽ホールを建てるとかね。岩盤くり貫いたら、中に雫が落ちるでしょ、防水工事など、莫大な予算が必要でした。オーストラリアの海岸沿いにあるオペラホールみたいな建物の方が、まだ安くでできる。
杉山 そんなのがあっても全然うれしくない。
永井 だから、そういう本音を言う人が必要なんです。
杉山 それで、「これからの美術館」という提案書を作成して、永井さんから担当者につないでいただきました。その年に震災があって、その後、NPOとして、行政とパートナーシップをもちながら活動していくことになりました。震災復興記念事業の時は永井さんが部長さんでしたね。
永井 まだ復興もできていないのに、何が復興記念事業やと思いましたけどねえ......。その前まで広聴課長で、市民の意見を聴いていましたから。あの時は辛かったです。
杉山 六甲山のホールや、美術館の計画を立てていた市役所の方も、東灘区に応援に行っておられました。私のアトリエが市役所から近いこともあって、ある日、ぼろぼろの帰還兵みたいな感じで、訪ねてこられたことがあったんです。その時、私は家の絵*1を描いていました。「僕は家壊してんのに、あんた家建ててんの?」と。そんな会話ができる関係になっていたから、その後も深いつきあいができたんだと思います。単なる役所と市民の関係だけじゃなくて、お互いにわかりあえることを感じていました。


■もっと意見を言うたらええ
永井 震災があって、仕事のことを学びましたね。広聴課は声を待っとったらあかん、話を聴きに行かなあかん、相手は言いにこれる状況ではなかったんです。
杉山 確かにC.A.P.も地震の前に動きだしたけれど、地震で変わりました。普通の論理ではできないけど、普通の状態ではないからできる。役所の人も、ただ話を聞くだけじゃなくて、「じゃあやってください、一緒にやりましょう」と言ってくれた。その波に乗ってこれたんです。99年にCAP HOUSE*2をスタートして、その後、復興記念事業の一環として、映像イベント「居留地映画館」をC.A.P.が企画して運営し、その事務局を移住センターに置くことでCAP HOUSEを延長して利用できるようになった。そして神戸市とのつながりが生まれて、8年間続けられた。うまくチャンスをつなぐことができました。
永井 それまでは、役所に要求を押しつけてくる人ばかりでした。C.A.P.はそこが違いました。「復旧復興は役人だけではできないでしょう」「一緒にやれたらやってください」、そういう市民に会えたら、ほっとするんです。C.A.P.と出会って、市役所もちゃんとやらなあかんな、という気持ちになりました。
杉山 「お互いがんばりましょうよ、できるところと、できないところがあるから、ここは私たちがします、ここは神戸市がやってください」と、よいパートナーシップがつくれてきたと、思っています。
永井 震災後、神戸市は財政的な制約や問題を多くかかえています。
杉山 でも、震災で目が覚めた。あんな音楽ホールや美術館ができなくてよかった。借金も多いし大変だけれど、震災のおかげで、神戸は時代を先読みでき、時代の先端を走ってきた気がします。C.A.P.の、美術館でもギャラリーでもない場所をつくったのもどこよりも早いアクションだったし、行政と一緒にやることも、他所ではできていなかった。世間はバブルの雰囲気が残っていたけれど、神戸だったから、地に足がついた活動ができたと思っています。
永井 移民資料室も、予算がないという理由もありましたが、C.A.P.には自分たちで使いたい使い方の青写真をきちっと出していただいた。神戸市は建物の1階に移民資料室を開設し、あとの部分はC.A.P.の活動ができるようにして、資料室の管理も任せた。そこでお互い生き合う、これも震災が教えてくれた人と人との絆だと思う。神戸市とC.A.P.との信頼関係やね。
杉山 でも、そんな関係も薄らいでいます。仕方がないのかもしれません。20年経つと役所も新しい人が多くなり、C.A.P.も場所ができてから入ってきたアーティストがほとんど。一緒につくりあげるとか、交渉するとかしなくても、場が与えられていますから。
永井 だったら、もっと本音で意見を言うたらええ。あなたは文句を言うのが得意やねんから。

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■変えなあかん
杉山 こちらも変わっていかないといけないでしょうね。ところで今、永井さんは神戸文化ホール*3にいらっしゃいますので、文化ホールにも注目ですね。
永井 いまは音楽中心ですが、美術もやろうとしています。神戸ビエンナーレ*4を「私たちの財団で担当したらどうか?」という意見も出ています。
杉山 やめましょ。神戸ビエンナーレは初めから考え直した方がいい。世間では、文化だアートだと言いすぎです。重みがなくて軽すぎる。もともとC.A.P.は、日常的にアートをという思いで活動していますが、そんなに簡単なものではないと思っています。
永井 いろんな意見が出ているので、まとめきれない状況でもあります。
杉山 それぞれにまかせばいい、まとめなくていい。それぞれががんばればいいことで、それぞれにスポットライトを当てればいいんです。
永井 アウトリーチもして、ネットワークを結んだらいいと思いますね。うちはそれをお手伝いする。
杉山 ばらばらでいい。それをうまくつないで、自分たちで発信していくシステムさえつくればいい。永井さん、また、情報交換などをしていきましょう。何か変わるのではないかと期待しています。
永井 それでは変わらへんよ。変えなあかん。遠慮してたらあきません。
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2014年4月2日
CAP STUDIO Y3にて収録
(写真左端は下田展久C.A.P.事務局長。窓の外は満開のサクラ)




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杉山知子 Tomoko Sugiyama
1958年神戸市に生まれる。1984年京都市立芸術大学修士課程修了。1981年より京阪神をはじめとして各地で個展、グループ展を開催。

*1
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《たった1000軒のいえ》杉山知子1995年より。下は「アートシーン 90-96 水戸芸術館が目撃した現代美術」水戸芸術館 現代美術ギャラリー 1996年11月30日~1997年1月19日の展示。

*2
1928年、国立海外移民収容所として建設され、その後、神戸移住センターという名称に。神戸市立准看護学校や海洋気象台仮庁舎などとして使われた後、使用されなくなっていた「旧神戸移住センター」で、C.A.P.は1999年11月3日より「CAP HOUSE-190日間の芸術的実験」を行う。C.A.P.は2002年春より神戸市から委託を受け、建物の管理、海外移住者の資料展示を行うとともに、アートを軸とした交流の場としてCAP HOUSEプロジェクトを開始。2008年に建物の改修工事が始まるのを機に、2007年12月26日にプロジェクトを終了した。
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1999年11月3日CAP HOUSEスタート。「100人大掃除」を終了しての記念写真

*3
地下鉄大倉山駅からすぐにあり、高村智恵子の紙絵「あじさい」のタイル壁画が目を引く。音楽を中心とした大ホールと演劇を中心とした中ホールがある。自主公演のほか、発表会など貸館としての機能も果たす。神戸文化ホールHP

*4
2007年よりスタートした2年に1度の芸術文化の祭典。2013年度の組織委員会の会長は複数名で、神戸芸術文化会議**議長、神戸市長、神戸商工会議所会頭、神戸大学学長。組織委員は神戸市内の大手企業のCEOら35名から成る。企画委員長は神戸芸術工科大学学長。ディレクターには25名が名を連ねる。総合プロデューサーは華道家の吉田泰巳氏。
**神戸芸術文化会議(略称:こうべ芸文)は、芸術文化に携わる者が互いに協力して、神戸の芸術文化のより一層の高揚をはかるために、1973年8月に設立された総合芸術文化団体。会員数は約710名。神戸市市民参画推進局文化交流部内に事務局がある。

Posted by 高橋怜子 at 12:38 | コメント (0)