CAP HOUSEロゴ

●11:00〜20:00/火曜日休館 ●〒650-0003 神戸市中央区山本通3丁目19-8 ●caphouse@cap-kobe.com ●TEL,FAX 078-230-8707


2005/5/20-31
SHOWCASE Laurie Ljubojevic展「Listening」

公開制作というのは難しい。それも外国から日本に訪れてとなると尚更だ。
カナダからやって来たローリーさんは点描で絵を描く作家だ。そんな彼女がCAP HOUSEで展覧会をするにあたり一階の壁面でライブペインティングをする事となった。が、進まない。点描という手法のせいもあるだろうが、理由はそれだけではない。
久しぶりに会う友達やなんか(昔彼女は日本で先生をしていた)がくるとその度に作業が止まる。それも、久しぶりの程度が違うから(次、会う機会もいつか分からない)おのずと時間が長くなる。丸一日作業が進まない事もあったようだ。
コレはコレでいいのよと言いながら母国へ帰ったが、持って来て展示した作品と比べるとやっぱり密度に差がありすぎるんじゃないか?
作品制作にアクシデントはつきもの。一人で作業していても失敗はある。公開制作となれば、そこに自分以外の不確定要素が紛れ込む。順調にいく訳がない。そのときどうするか。公開制作をする以上はその選択、力量が作家として問われるのだと思う。 (潤井一壮)
これらの絵を描くにあたり、何千もの小さな点(dots)を新聞紙一面に塗り描きしました。一粒一粒描かれる、痛々しいほど時間のかかる工程は異文化的です。それは私をさらけ出すことなのです。

3月9日(水)〜21日(月) ギャラリー山側
※期間中、1階リビングルームでライブペインティングをおこないます。


2003年 ・ 2004年 ・ 2005年

(C)2002-2004 CAP HOUSE プロジェクト • 特別非営利活動法人「芸術と計画会議(C.A.P.)」