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森下ゼミ「アートから遠く離れて」

森下ゼミ「アートから遠く離れて」を開始したのは、2003年5月。以後3年で26回開催しました。ある主題で何回か続けるものもありますし、その時の勢いに応じて、新しいテーマに挑戦することもあります。アートの遠心力/求心力を脱力させつつ、アートの別な局面を開示できればと考えています。

森下明彦(もりしたあきひこ)
神戸芸術工科大学教員。実験的映像の理論と制作を中心に、メディア・アートを含むアート全般を扱う。展覧会開催など、アート計画でも活動。



第27回
ビブリオテーク・エフェメール(一日だけのアート図書館)

 2006年5月20日(土)13時〜19時
 料金:一般:1,000円/学生:500円(いずれもドリンク付き)

もともとこのゼミの発端は、森下がそこらで集めてきた作品や書籍などを皆で見てみよう、ついでに簡単な解説でも添えるかなというものでした。今回は特別ゼミとして、資料の展示と閲覧に的を絞って行います。レクチャーを2回行うほか、随時森下が説明をいたします。

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  レクチャー:
   16時:出品解説
   18時:図書館の表象
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このビブリオテークが扱うのは、主としてアーティスト・ブックやタイポグラフィの優れた書籍、その他、森下の好みのものなどです。要するに極めて無節操な選書であり、体系的なものではありません。もちろん、ほとんどは実際にお手にとってページをめくり、読んでいただくことが可能です。残念ながら全てオリジナルではなく、復刻版(リプリント)を含んでいることは予めご了承ください。なお、一部については、時間帯で展示替えする予定です。

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  展観予定(主なもの):
   揺籃期の本
   宮武外骨の手掛けた書籍と雑誌
   未来派の首領、F・T・マリネッティの仕事
   バウハウス叢書
   E・ゴムリンガーの具体詩
   杉浦康平の装幀した書籍
   概念芸術家の雑誌や本
   現代のさまざまなアーティスト・ブック
   参考書籍(カタログ、ほか)
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未来永劫へと人類の遺産を伝えていくべき美術館や図書館ですが、今回は潔く短時間、いや、瞬間で消失します。チラシ類を「エフェメラ」と呼んでいるそうですが、まさに陽炎のような束の間の展観となります。さる思想家ならずとも、幻想の図書館と名付けたい気になります。初夏の一日をゆっくりと楽しんでいただければと思います。


-プログラム一覧-
◆BASIC:基礎講座
フランス語講座※現在新規募集していません
CAPクラブ<旧KAIGAクラブ>
ヴィジュアル基礎 1「写真編-初級」※現在新規募集していません
ヴィジュアル基礎 1「写真編-中級」※現在新規募集していません
こども土曜クラブ
◆PLUS1:特別講座
Gamelan Class
版画クラブ ※現在新規募集していません