2009年10月11日

11/21 第4回「自然倍音によるホーミーとインドの音階」〜インド音楽のレンズを通して見えてくるアジア的音楽の可能性

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インド音楽のレンズを通して見えてくるアジア的音楽の可能性
〜インド音楽の視点から、アジアを中心とした音楽を演奏する優れた音楽家をゲストに迎えてオルタナティブな音楽の可能性を探るトーク&コンサート〜
第四回「自然倍音によるホーミーとインドの音階」

ゲスト:岡林立哉(ホーミー演奏家)
出演:Hiros(バーンスリー)、田中りこ(タブラー)

*今回はトークと演奏の他に、ホーミー・ワークショップ・コーナーがあります!ウィー!!

日時:2009年11月21日(土) 開場 18:30  開演 19:00 (終演予定21:00)
料金:前売予約 ¥2,000(membership¥1,600) 当日 ¥2,500円

お電話での予約・問合せ:C.A.P.(10:00-19:00/月曜休み)
phone: 078-222-1003

*会場への問合せは078-959-7707(当日のみ応答できます)

「自然倍音によるホーミーとインドの音階」

ホーミー(喉歌)は実に不思議な響きがする。
一度聴いたら忘れられない。
いったい誰がいつ頃こんな演奏法を発明したのだろうか。

古代の中国、ギリシア、インドなどでは、ある高さの音を基準に違った高さの音を固定しようとさまざまな試みを行った。
彼らが注目したのは、ある高さの音に同時に含まれる違った音、つまり倍音だった。
そして弦や笛を使い、複雑な計算の末に1オクターブに配置すべき音高と音数を特定した。
一方、ホーミーの驚くべき点は、複雑な計算も楽器もなしに、声に含まれる倍音を発見し、声の倍音成分をコントロールして旋律を演奏することだ。
インドとモンゴルの音階の発見と応用のあり方を知ることは、音楽の根源を考えてみることでもある。
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ホーミー・ワークショップ開催 (講師:岡林立哉)
「あなたにもできるかも!? みんなでホーミー、やってみよう!」
モンゴルのホーミー。ウィーとうなりながら同時に笛のような音でメロディを奏でる、あの不思議な歌い方。
不思議なだけでなく、なんか自分でもやってみたくなる、そんな音ですよね。
好きな人はもう自分でいろいろ試してみたりしているのでは?でもなかなかうまいこと行きませんよね。
まずは本物のホーミーを聴くことからスタート。マイク無しの生の音を全身で浴びてそのイメージで練習してみよう。
お腹から息を深く吸い込んで、出来る限り長い呼吸で声をだして、口の中から鼻、頭骸骨全体に響かせながら口の中をゆっくりと柔らかく動かすと、、、
あら不思議、どこからか倍音が響き始めます。
さあ、みんなでウィーーっと声を出してホーミーにせまってみましょう!

【プロフィール】
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ゲスト 岡林立哉(ホーミー演奏家)
名古屋出身、京都在住。日本におけるホーミー、馬頭琴演奏の第一人者。98年、旅先のモンゴルでホーミーに出会いその魅力にとりつかれる。以後モンゴル行きをかさね、馬頭琴・ホーミーを習得。02年、ヨーロッパに渡り、各国でストリートを中心に音楽活動を開始。03年にはロンドンで1stアルバム「NOMAD」発表、初めてソロライブを行う。
04年帰国までに、スウェーデン、ノルウェー、リトアニア、スコットランドの芸術祭、音楽祭などで演奏、カフェやライブハウスから教会や学校での演奏に至るまで、幅広い演奏活動を展開。帰国後はモンゴルの奥地を旅して遊牧民から学んだ多くの歌と、西モンゴルに伝わる神秘の歌声・ホーミー、そしてモンゴルのお話とともに送る贅沢な「生音コンサート」を展開中。ホーミーの宇宙的響き、馬頭琴の素朴さ、柔らかさ、「音」そのものの持つ力を表現したステージは全国各地で好評を博している。2ndCD「北緯48度 天の底」好評発売中。

Hiros;中川博志(バーンスリー)
1950年、山形県生れ。1981年〜1984年インドのベナレス・ヒンドゥー大学音楽学部楽理科に留学、インド音楽理論を研究。大学のかたわら、バーンスリー(横笛)、ヴォーカルを習う。現在、インドのパドマ・ブーシャン(蓮花賞、人間国宝)受賞者、パンディット・ハリプラサード・チャウラースィヤー氏にバーンスリーを師事している。帰国後、演奏会の企画制作、インド音楽理論書の翻訳出版などを通してアジア各国及び日本のパフォーミングアーツ紹介の活動を続けている。訳書「インド音楽序説」は日本語で出版されている唯一のインド音楽理論書。
ホームページ:http://sound.jp/tengaku/

田中りこ(タブラー)
1989年インド各地を旅行中にインド古典音楽の演奏に触れ、とりわけ打楽器タブラーの豊かな音色と表現力に魅せられ、学び始める。1995年再びインドのカルカッタに渡り、タブラー演奏家オビジット・ベナルジー氏に師事。現在は関西を拠点に、ホールや社寺など各地でインド音楽を中心とした演奏活動を行っている。そのほかテレビ・ラジオ出演、海外での公演、他ジャンルのCD作品に参加など、様々な活動を行っている。


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