2012年4月19日

5/26(土)はなしの旅 第三回「てくてく歩く ボク達ハ」〜高濱浩子が野生をテーマにゲストを招き、ともに過ごす一夜


高濱浩子が野生をテーマにゲストを招き、ともに過ごす一夜。

今回は、ワックンのあたたかく力強く、軽やかで潔い作風の原動力となってきた、出会いについてきいていきます。
そしてワックンにとって運命的な出会いとなった「漢字学者白川静の世界」の話から、文字に宿った古代人からの伝言を紐解いて行こうと思います。
友情出演として人気急上昇のリーテソン君の演奏もあります。
はなしの旅は毎回、お土産の冊子を用意していますが、今回の内容は、はなしの旅編集スタッフによるワックンの素を探る番外編インタビュー。

「ワックンと出会って20年が経ちますが、今トークでは真っさらの帆を立ててワックンの心の中をめぐってみようと思います。(高濱)」

ワックンの事を知っているつもりの方も、全然知らない方も、ぜひ。思いがけない自分に会えるかもしれません。

「みんな違うものに感じるところがいい」
誰もが自分の人生の主人公、そして同時に70億人みんなの脇役、とわっくんは話してくれる。

風をうけて 雨にうたれて 晴れた!って走り出して
地に感謝し 天に祈り いのちの奇跡を知り また手を合わせる
うれしくなって泣いたり笑ったり踊ったりする。

わっくんは 野を歩くように軽やかに、 
見逃してしまいそうな 胸がきゅんとなることや 大切なことを伝えてくれる。

「一回やってみたらいいねん。嫌やったら二回はしないでいいやん」
20年前 展覧会のオファーに戸惑う私にわっくんがかけてくれた魔法の言葉
それから私はわっくんからかりた太い筆を握り 夜の商店街の路上で一心に絵を描いた。

「ボクはいまこんな事おもっているねん。ひろこちゃんは?」
わっくんのスタイルはずっと変わらない。いつも分け合うこと。

でもふと感じる。
いまのわっくんは新たな扉を開ける少年みたい、と。
今まで話してくれた インディオの人達のことや文字のこと 私たちのずっと昔のこと 日々の中の味わいのこと 
全てが繋がって形になっていくように思える。

私は、わっくんの「いま」をききたいと願う。
きっと この夜は魔法の時間になる。 

高濱浩子  *
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第三回「はなしの旅」 『てくてく歩く ボク達ハ』

5月26日(土)17:30〜19:30/開場16:30
ゲスト イラストレーター・絵本作家/WAKKUN
特別出演 リー テソン(ミュージシャン)
当日 1,500円 
予約 1,500円(1ドリンク付)/2,500円(食事&ワンドリンク付) 
食事は終了後になります。

ここは外国船に乗船する人達のための場所でした。
今でも上海や天津への定期便フェリーが、
汽笛を合図に神戸港を出航して行きます。
会場の長いガラス窓の向こうは海で、
明るいうちは六甲の山並みが見渡せます。
(イベント時のみ開いています)


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