2010年5月22日

5/21(金)インド音楽修業報告?!

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以前、公開アトリエの一室でず〜〜〜〜っとインドの笛を練習していた井上想くん。
2年半のインド留学の合間を縫って、神戸に戻っての中間報告会を行ないました。
左が神戸での先生、Hirosさん、次が井上君、そして同じくインドでサーランギーという擦弦楽器を修行中の中川祐児さんであります。
インドでの音楽修業についていろいろ話しをきいています。最初は、みなさんイスに座ってたんですが、本人の希望により床座りとなりました。
井上君の通っている学校は田舎にあって生活費月額2000円弱。年間だと24万円ってところでしょうか。彼のインドの先生はジャイナ教で、弟子である井上くんも完全菜食主義の給食で生活中とのこと。
祐児さんは都会の学校に通ってますんで、もうちょっと生活費はかかるが、日本に比べたら全然安い。
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1時間ちょっと、いろいろな話しを聴いた後は、Hiros師匠作成のチキンカレーです。
この日の参加者は70名ほど。大きな寸胴鍋にいっぱいのカレーを作りました。
大変けっこうなカレーでありました。
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カレーの後で、それぞれの演奏披露です。
中央で祐児さんが弾いているのがサーランギーという楽器です。チェロのような、モリンホールのような、ちょっともの悲しい音色が魅力的です。
しかしうまい!演奏が。すばらしかった。
左手、タブラー太鼓の演奏は松本晃祐さん。通奏音を鳴らすタンプーラーは井上くんが担当しました。
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選手交代で、井上君の演奏です。
確か、、、、井上君は笛の修業に行ったのでは、、、
インドの古典音楽はどんな楽器を訓練するにもまず歌を勉強するそうです。
つまり歌のように楽器を弾けるようにすることが目的なんですが、、、、
井上君の予定では1年歌をやって、もう一年笛をやって、今時分に修業を終え帰国する予定だったのが、、2年半後の今も歌を訓練中とのこと。
おかげで日本では滅多に聴くことができない、北インド古典音楽の声楽を聴くことができました。
しかし、なんと難しそうな、、、、
こんなもんを声でできるとはすごい!
松本さんのタブラーもすばらしい!
インド古典音楽における日本人の活躍ぶりがいかにすばらしいか、今回思い知りました。
井上君はまたインドに戻り、、、次はいつ神戸に来ることやら、、、、
また、こんな機会を設けたいものです。

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