2009年8月27日

09/19 第三回「聲明とインドの音楽」〜インド音楽のレンズを通して見えてくるアジア的音楽の可能性

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インド音楽のレンズを通して見えてくるアジア的音楽の可能性
第三回「聲明とインドの音楽」

ゲスト:七聲会(浄土宗聲明グループ)
出演:Hiros(バーンスリー/インドの竹の横笛)、田中りこ(タブラー/インドの打楽器)

日時:2009年9月19日(土) 開場 18:30  開演 19:00 (終演予定21:00)
料金:前売予約 ¥2,000(membership¥1,600) 当日 ¥2,500円

お電話での予約・問合せ:C.A.P.事務局(10:00-19:00/月曜休み)
phone: 078-222-1003
*会場への問合せは078-959-7707(当日のみ応答できます)

【聲明とインドの音楽】
仏教の発祥地である古代インドの経典詠唱に源をもつ仏教音楽、聲明(しょうみょう)は、中国、朝鮮半島を経て日本に招来され、日本の伝統音楽に大きな影響を与えつつ今日に至っている。現代まで生き続けてきた世界最古の音楽は、鍛えられた僧侶の声による倍音の圧倒的響きとその独特の濃密で美しい音楽空間を生み出す。
 今回のゲスト、<七聲会>は、HIROSとともにこれまで国内はもとよりヨーロッパで50を超える舞台公演を行ってきた浄土宗僧侶のグループである。まず、ヨーロッパの聴衆を魅了した彼らの声による独特の音楽にひたってみよう。また、聲明の音楽構造を知り、日本の伝統音楽の特徴と魅力を再発見しよう。さらに、やはり古代インドに端を発するインドの古典音楽を聴き、その違いと共通性を体感してみよう。そして、結成以来重ねられてきた<七聲会>とバーンスリーによる即興的和奏の試みで、アジア的音楽アンサンブルの一つの可能性を感じてみよう。
今回は、仏教音楽です。節のあるお経、聲明(しょうみょう)をばっちり聴きます。
男性ユニゾンで歌うところはグレゴリオ聖歌と同様ですね。
聲明は日本音楽ほとんどすべての源流になっているといわれている音楽ですが、古代インドの詠唱が仏教の波に乗って中国を渡り、遥かむかしに日本に到着しました。

演歌もわらべ歌もJ-POPにもDNAを潜ませている日本音楽の魂みたいな聲明が、インドからやってきたとは!?
そういえば奈良の大仏ができたお祝いにもインド人が重要な役割を果たしたんでした。

今回は聲明演奏に比重を置いてじっくり堪能していただきたいと思います。
また、インド音楽との実験的セッションももちろん行ないます。

遥かな時を越えてのこの音楽の再会。どんなことになるでしょう。ぜひお越しください!


【出演者プロフィール】

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七聲会(浄土宗聲明グループ)
七聲会(しちせいかい)は、浄土宗総本山知恩院式衆を中心にする僧侶グループ。聲明、法要、儀式を研究し、舞台公演を行っている。ジーベック・ホール(神戸)でのコンサート(アジアの音楽シリーズ「浄土礼讃とインド音楽」「聲明源流」)、国際サイコオンコロジー学会神戸大会などでインド音楽と共演。1996年「アーツ・コラボレーション・プログラム」(愛知芸文センター)で現代舞踊、現代音楽と共演。2000年および2003年イギリス公演ツアー、2004年フランス公演ツアー(以上、国際交流基金派遣事業)、2004年および2008年イギリス公演ツアーなど、海外公演活動も積極的に行っている。2001年『聲明源流』、2009年『天下和順PEACE ON EARTH』(ともにMFSレーベル)CDをリリース。

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Hiros;中川博志(バーンスリー)
1950年、山形県生れ。1981年〜1984年インドのベナレス・ヒンドゥー大学音楽学部楽理科に留学、インド音楽理論を研究。大学のかたわら、バーンスリー(横笛)、ヴォーカルを習う。現在、インドのパドマ・ブーシャン(蓮花賞、人間国宝)受賞者、パンディット・ハリプラサード・チャウラースィヤー氏にバーンスリーを師事している。帰国後、演奏会の企画制作、インド音楽理論書の翻訳出版などを通してアジア各国及び日本のパフォーミングアーツ紹介の活動を続けている。訳書「インド音楽序説」は日本語で出版されている唯一のインド音楽理論書。

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田中りこ(タブラー)
1989年インド各地を旅行中にインド古典音楽の演奏に触れ、とりわけ打楽器タブラーの豊かな音色と表現力に魅せられ、学び始める。1995年再びインドのカルカッタに渡り、タブラー演奏家オビジット・ベナルジー氏に師事。現在は関西を拠点に、ホールや社寺など各地でインド音楽を中心とした演奏活動を行っている。そのほかテレビ・ラジオ出演、海外での公演、他ジャンルのCD作品に参加など、様々な活動を行っている。

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