2012年10月 8日

9/29(土)つきあそび 写真レポート

今年の中秋の名月前夜、9/29は台風前夜でもありました。おとなのあそび、つきあそびのレポートです。

写真は参加アーティストの中野由貴さんに提供いただきました。感謝!
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これが参加アーティストで陶芸作家の中澤雅子大先生が直前まで気が狂ったように作っていたお猪口です。参加された方は120個くらい並んだお猪口から自分の好きな大きさ、形のものを選んでいました。これに注がれるんですね、あれが!
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「あれ」とはこれです。奥丹波天然醸造酒、山名酒造のお酒が自分で選んだお猪口に注がれ、ワンドリンクサービスとなっています。
お酒がダメな方には、山名さんのところの酒作りに使われる宮水で煎れた番茶が提供されましたが、これが甘い!うまい!すごいお水でした。
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写真を提供いただいている中野由貴さんは、宮沢賢治研究とお料理が専門。これは岩手のおやつ、雁が月に飛ぶ図をもじった「がんづき」と云う名の料理です。農作業の合間合間のおやつらしいですが、これをがんづき様に中澤さんが作った大皿にのせ、台風のせいで雲に隠れた月の代役をしてもらいました。添え物は、すすきは見当たらず、その辺に偶然生えていたねこじゃらしです。かわいいですよね。
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その中野由貴さんは宮沢賢治にちなんだ肴を岩手から持ってきて盛ってくださいました。
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最初のプログラムは月の出とともに始まりました。実は、山名酒造の山名さん、賢治研究料理家の中野由貴さん、そして陶芸作家の中澤さんでの面白い対談があったのですが、これが残念なことに写真提供者の中野由貴さんが出番だったもので記録がありませんでした。
で、次のプログラムはインド式紙芝居の東野健一さんによる詩の朗読。紙芝居はあとで。
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そして電子音響音楽。石上和也さんです。なんか突然な感じがするかもしれませんが、とてもよかった。しかも東野さんとのCD制作も過去にあり、先日はそのCDがフランスのコンサートで演奏されたとか。なかなか幅広い文脈でみなさん活躍しています。
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それぞれのプログラムの間には15分程度の休憩がありますが、次のプログラムも続けて音楽です。琵琶の片山旭星さんによる宮沢賢治もの。こんなプログラムがあったんですね。珍しいものを聴けました。
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そして白井廣美さんのパフォーマンス。本当はみなさんを外に連れ出して月を観せようとしていたのですが、あいにくのお天気で即興的にこれです。せんべいで月。なかなかやるのう。
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はいお待ちどうさまです。東野さん、ついに紙芝居しました。
本当はトリを旭星さんにしたかった東野さんですが、旭星さんは大の酒好きなんで、出番を先に持ってって早く飲ませてあげたい!という男の友情があってのこの順番。
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その友情に心から応えるたかったのか、旭星さんは十分堪能されたように見受けられます。
そしてみなさんが十分堪能されたおかげで、山名ご夫妻もにこにこ顔!
月は顔を見せませんでしたが、代わりにいろんな月のような表情を観た!楽しい観月でした。

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