2012年10月28日

10/21 トークの穴 vol.5 今回はメイキングです!

トークの穴 vol.5
Making of 「Back to the nature」

2012年10月21日(日)16:00〜18:00
話者:築山有城(彫刻家)
参加費:無料(1ドリンクご注文をお願いします)

築山有城が隔月で行う「トークの穴」。
5回目は今夏、築山が満を持して発表した妙作「Back to the nature」について
その制作過程を辿りながらお話します。
この作品は着想から約1年、「創意工夫」「疾風迅雷」の八文字を掲げてY3の工作棟(別館)にて制作し、
様々なアイデアと多くの人達の助けを借りて完成しました。
彫刻家の頭の中は一体どうなっているのか?ご期待ください。

「トークの穴」も早いもので第5回。
ギャラリーでの観覧では伺い知れないあんな事やこんな事。
それをじっくり聞けるトークプログラムが、ここカフェy3での「トークの穴」です。
今回もお楽しみな時間がやって参りました!



今回は築山氏が、先日TEZUKAYAMA GALLERYで開催された個展作品についてのお話しです。
どうやら木、木、木材を使っての自然木の探求らしい。



元々材料として木材は多用されていたものの、その材料の本質みたいな物を垣間見るきっかけになったのがこの作品。
木のお盆の裏に、本来の木目をリアルに再現してみた、そうです。
一見木の皮が貼り付けている様に見えますが、そうでは無く彫り浮き上げられています。



今回は、大きな角材を組み合わせて行き、その木材本来の姿(たいぼく)を造り上げる。
まるでギャラリーのフロアーにそのまま生えて来ている様な。
ビジュアルだけで言うと、そんな展示だとか。



実際には、大きな角材を組み合わして行く作業だけでも大変そうだ。
これを半円状態まで組み合わせ本来の「木(幹)」ベースが出来てくる。
それを掘り起こして行き、木肌を造り上げていくのですが、その為の見本として本物の「木の皮」まで用意されています。
そのあたりの苦労話も楽しいものでした。(聞く側なので笑)
また、造り上げられた木肌へのリアルな色づけなど、テクニカルな素養が見えます。



簡単に言えば、「大木を作る」なのですが、ここでは「何故作るか」が聞ける楽しいトークなのです。
と、まあ、作品の構想から制作、またその前段階のきっかけまでを、一気に聞かせて頂きました。
また、次回の「トークの穴」も楽しみにしています☆

鳴海健二 01カフェ日記
コメントしてください