2012年7月30日

7/28 はなしの旅 第四回「夢見た旅について語りたい」イベントをおえて

高濱浩子さんの「はなしの旅」。スタッフの方がレポートしてくれました。

「はなしの旅 第四回「夢見た旅について語りたい」
高濱浩子が野生をテーマにゲストを招き、ともに過ごす一夜
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2012年7月28日 はなしの旅 第四回「夢見た旅について語りたい」イベントをおえて
画家の高濱浩子さんが一年をかけて野生をテーマにゲストを招き、ともに過ごす一夜「はなしの旅」の第四夜。雑誌「SWITCH」「Coyote」を創刊してこられた新井敏記さんをゲストに迎えた第四回は、Coyote復刊前ということもあり、予約数が最多に。 休刊中の新井さんと高濱さんがQ2で開催したイベント「コヨーテ、人と出会う」から1年、復刊を実現し、再びこの場所に戻って何を語るのか。期待を高まらせながら当日を迎えました。
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この日もいいお天気。朝から夏の強い日差しが照りつける猛暑のキッチンで、汗を流しながらもくもくと料理の準備をするスタッフたち。今夜のメニューはチキンカレーをメインにポテトサラダ、もやしいため。優しいいご飯のいい匂いが会場にも広がります。
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テンポ エスカルゴのかごさんの作るお菓子。今回は新井さんの著書からイメージした「ジパング 玄米おむすびのクロッカン」、「そば粉とゴマのビスコッティ」「アーモンドビスコッティ」を用意してくれました。クロッカンはおむすび形の優しい三角形。麻の布で包んだ「珈琲を求めて旅に出るためのおやつセット」も販売し、旅の気分を盛り上げます。
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今回、coyoteの発行と復刊に至った経緯を新井さんに事前にインタビューし、星野道夫さんとのエピソードも織り交ぜたリーフレットを配りました。編集は、おなじみの編集者後藤さん、レイアウトはフライヤーと同じ伊勢田さん。今回も充実した内容でかなりのページ数、後藤さんの2人への想いが感じられます。冊子形態で3色を用意。表紙には高濱さんが彫られたコヨーテの判子をスタッフが一つ一つ手押しし、一つとして同じものがないさまざまな表情のコヨーテを楽しめるように。同じ判子をいろんな色で押したエコバックも販売し、お気に入りの1枚を選んでいただけるようにしました。
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自らコーヒーを入れて人を待っていたカウンターでトークの準備をする新井さん。赤いテーブルにしっくり馴染む後ろ姿に、時の流れの早さを感じます。
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17時半、「ただいま」の一言からトークが始まりました。2人の出会いから1年前のイベント、Coyote復刊に至るまで、笑いを織り交ぜながらの息の合った掛け合いで会場を沸かせます。子供時代や昔の職業、編集者になるまでの経緯など、何気ない一言からどんどん話が膨らみ、新井さんの文章だけではない温かく人間味のある魅力が存分に感じられる内容になりました。
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第四夜は新井さんの帰りを待ち望んだ方々で溢れる温かい旅になりました。お客さんも一体になって食事も大盛況。トークを終えても新井さんを取り囲むようにはなしの輪が広がります。旅の余韻を楽しむように、あちこちで笑顔と出会いが溢れていました。
個人的なことで恐縮ですが、この回は私にとっても節目の大切な回でした。一年前、偶然訪れたイベント「コヨーテ、人と出会う」で出会った新井さん、高濱さん、スタッフのみなさん、そしてお客さんとして来られていた馴染みのみなさん。あのイベントを通して出会ったみなさんから、仕事や生き方について大切なことをたくさん教えていただきました。はじめましてから、今このようにスタッフとして素敵なみなさんと関われていること、お客さんを迎えられていることが本当に夢のよう。新井さんの話を聞くたびに、旅をして人と出会うことの大切さに気づかされます。旅は距離の問題ではないと思うようにもなりました。ちょっとそこまで買い物にいったり隣駅のカフェへ行ってみたり、少しいつもと違う場所や違う視点で見つめ、偏見なく接すればそこに出会いがある。そんな誰とでも分け隔てなく誠意を持って接することのできるたくさんの方たち、こんな大人になりたいと心から尊敬でき、目標とする方たちに出会えたことを本当に幸せに思います。
ありがたいことに、はなしの旅には旅上手な方たちがたくさん集まってくださいます。そして毎回貴重な出会いや気づきをたくさんいただき感謝しています。そんな貴重で素敵な出会いが会場に来られたみなさんにも訪れていることを強く願っています。

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