2014年3月13日

3/8 音響エッセイ「音の世界に生きる」写真レポート

神戸出身の箏曲家、宮城道雄のエッセイ「音の世界に生きる」を題材に音響作品とパフォーマンスで構成された新たな作品の上演を行ないました。

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音響作品はこのふたりが作りました。左がかつふじたまこさん、右が石上和也さんです。
上演のためのシステムはスピーカ17台によるアクースモニウム、立体音響です。
ただいまセッティングと音の調整中。
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上演に先立ちましてかつふじさんからご案内です。
本日の演目は、宮城道雄のエッセイ「音の世界に生きる」の朗読を軸にした音響作品、そしてパフォーマンスから構成されています。宮城道雄は子供の頃に視力を失い、以後音の世界に生きた人ですが、自身が綴った音の世界についてのエッセイが今回のメインモチーフ。
お客さんもできたら音響だけになるところは照明を全部消しますから、目を閉じて聴いてみてください、というアナウンスでした。
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音響だけの部分、パフォーマンスも入る部分、と交互に展開してゆきます。
この方がパフォーマンスの白井廣美さんです。
朗読も白井さんが行なっています。なかなかすばらしい朗読でした!白井さん朗読もイイネ!
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音の作品もとても繊細で、目を閉じると音の満ちた空気のひだが眼前に現れるようでした。
それに加えて宮城道雄のエッセイの内容が興味深く、視覚に頼り大ざっぱな情報把握をしている生活を反省させられます。背筋の伸びるような体験でした。



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