2014年3月19日

5/5&6/1 Raga music beyond the border !

5月と6月に来日する二人のミュージシャンをQ2に迎えて送る 北インド古典音楽コンサート!

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Raga music beyond the border
北インド古典音楽コンサート
国境を越えたラーガ音楽

インド古典音楽はインド人だけのものではなくなった
日米演奏家による自由でスリリングなラーガ音楽

チラシ
Ragamusicbeyndtheborder.pdf
(1.7MB)

■2014年5月5日(月・休)
【Aプログラム】
David Trasoff(サロード)
Hiros(バーンスリー)
中尾幸介(タブラー)

開場16:30 開演17:00 終演予定19:00 途中休憩有り
*演奏会終了後、出演者を囲んでカレーパーティーあり。
ご参加下さい。
チキンカレー500円(売り切れご免!辛いよー!)


■2014年6月1日(日)
【Bプログラム】
Steve Gorn(バーンスリー)
Hiros(バーンスリー)
Ty Burhoe(タブラー)

開場14:30 開演15:00 終演予定17:00 途中休憩有り

【料金】 予約が断然お得です。通し予約は死ぬほどお得です!!
■A+B通し予約(5/4中にご予約下さい)
一般予約 5,000円  会員予約 4,500円

■各プログラム単独料金(予約時にはAプログラムかBプログラムかお知らせ下さい)
一般予約 3,000円  会員予約 2,500円  当日 3,500円

【予約】
e-mailでプログラム名とお名前を教えてください。メールはこちら
電話:078-222-1003 (C.A.P.事務局 10:00-19:00 月曜休)

「国境を越えたラーガ音楽」
 かつてはインドという限られた地で育まれた北インド古典音楽(ヒンドゥスターニー音楽)は、元はアメリカ黒人たちの音楽であったジャズのように、すでに国境を越えて広がり、世界中の多くの演奏者や聴衆を惹き付けている。数百種に及ぶ音階型であるラーガと複雑なリズムサイクルであるターラに基づく即興的な演奏のあり方が、再現性にとらわれない自由な音楽を希求する多くの世界の人びとを魅了してきたのだ。「インドの」という形容詞を使わず「ラーガ音楽」という呼称も使われ始めている。
 二人のアメリカ人演奏家が間を置かずにやってくる。サロード奏者のデイヴィッド・トラソフとバーンスリー奏者のスティーヴ・ゴーン。二人ともラーガ音楽の世界ではよく知られ、世界中で演奏活動を行ってきた演奏家だ。
 この二人のアメリカ人演奏家に加え、やはりアメリカ人タブラー奏者タイ・バーホー、気鋭の若手日本人タブラー奏者中尾幸介、そしてバーンスリー奏者HIROSによる今回のコンサートシリーズは、即興の芸術である「国境を越えたラーガ音楽」の魅力と越境性のありようを続けて実感できるものになるだろう。
 このシリーズが終わると間もなく、好評だった第1弾に引き続き「CAPおんせん」第2弾も同じ場所で開催される。このコンサートは、やはりインドの打楽器から世界の打楽器へと認識が広がってきたタブラーのさまざまな可能性を披露する試みだ。


【出演者】
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David Trasoff/デイヴィッド・トラソフ(サロード)  【Aプログラム出演】URL
1973年以来、故アリー・アクバル・カーン(1922-2009)にサロードを師事。これまで、アメリカ、インド、ヨーロッパの数々の大学、音楽院、音楽祭などで公演活動を行っている。作曲や録音では映画、演劇、ダンスプロジェクトにも関わってきた。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校で博士号を取得。同大学インド音楽アンサンブルの音楽監督。また、カリフォルニア芸術大学、カリフォルニア州立大学、オランダのロッテルダム音楽院で教鞭をとる。
You tubeでもどうぞ


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中尾幸介(タブラー) 【Aプログラム出演】
1984年大阪市に生まれる。2004年アジアを放浪中、インドの打楽器タブラーに出会う。2007年よりコルカタにて、天才的なリズム感覚と知識を兼ね備えたタブラー奏者ビプロップ・バッタチャリヤ氏から学び始める。日本とインドを行き来しながらタブラー漬けの毎日を送り、インド音楽をはじめ様々なアーティストと活動中!!!現在京都府宇治市在住。


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Steve Gorn/スティーヴ・ゴーン(バーンスリー) 【Bプログラム出演】URL
アメリカ生まれ。バーンスリーをゴウル・ゴースワミー、デーバ・プラサード・バネルジー、セグナート・セートに師事。彼の演奏は、伝説的バーンスリー奏者パンナラール・ゴーシュの「ガーイキー(声楽的)」と呼ばれるスタイルが基礎になっている。インド各地の主要音楽祭を含め世界各地で数々の公演に参加し高い評価を得ている。バーンスリーの巨匠ハリープラサード・チャウラースィアーは「スティーヴは誰もが誇りを持つべき素晴らしいバーンスリー奏者である」と評した。参加アルバム「Miho - Journey to the Mountain」は2011年のグラミー賞を得ている。また、アカデミー賞に輝いたドキュメンタリー映画「Born into Brothels」でも演奏に参加した。

You tubeでもどうぞ


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タイ・バーホー/Ty Burhoe(タブラー)  【Bプログラム出演】
アメリカ生まれ。1990来、国際的な活躍で知られるタブラー奏者ザキール・フセインにタブラーを師事し、世界各地で演奏活動を行っている。多ジャンルのミュージシャンたちとの共演も多い。最近ではアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画「Born into Brothels」のサウンドトラックを担当。また、ザキール・フセインのワールド・ツアーのマネジメント、CDレーベル「ターラレコード」の立ち上げなどの他、タブラー・ワークショップも定期的に行っている。


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Hiros/中川博志(バーンスリー) 【両プログラム出演】URL
1950年、山形県生れ。1981年~1984年インドのベナレス・ヒンドゥー大学音楽学部楽理科に留学、インド音楽理論を研究。大学のかたわら、バーンスリー(横笛)、ヴォーカルを習う。現在、インドのパドマ・ブーシャン(蓮花賞、人間国宝)受賞者、ハリープラサード・チャウラースィアー氏にバーンスリーを師事している。聲明グループ<七聲会>の海外公演、さまざまな演奏会の企画制作、インド音楽理論書の翻訳出版などを通してアジア各国及び日本のパフォーミングアーツ紹介の活動を続けている。訳書『インド音楽序説』は日本語で出版されている唯一のインド音楽理論書。



====予告====
「CAP音泉#2」2014年6月14日(土)にCAp CLUB Q2で開催決定!
■出演予定:岩本象一(パーカッション)/大橋一慶(タブラー)/金子鉄心(イーリアンパイプス、ティンホイッスル)/児嶋佐織(テルミン)/シモダノブヒサ(ギター、Eベース)/中村好伸(ギター)/祝丸(和太鼓)/HACO(電子楽器、声)/HIROS(バーンスリー)/藤澤バヤン(タブラー)/松本こうすけ(タブラー)/宮本玲(バイオリン)/丁友美子(クラリネット)、他
詳細は準備ができ次第C.A.P.のblogやちらしでご案内します。またご希望の方はメールニュースでもお知らせしますので、電子メールでお申し込み下さい。


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