2009年05月24日

5/23STUDIO Q2 ラストプログラム

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5月23日の夜、突然ですがスタジオQ2としての最後のプログラムがおこなわれました。
インド音楽のレンズを通してみたアジア的音楽の可能性〜第一回「日本の笛とインドの笛」です。
この写真は篠笛。篠笛には唄用とお囃子用がありまして、お囃子用は各地域によって笛の調律が違う!?というお話しでした。
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昨日の話しは勉強になりました。とても面白い話しでした。
特に篠笛が唄用とお囃子用とあって、調律が全然違うというのは、、、驚きです。
普通は音律が音楽の大系を律しているのに、、、、同じ笛でそれが違っていて、ということはそれぞれの音楽独立しちゃっているのか、、、と思えば、実際音楽を聴くと明らかに同じ個性を感じるのは、、、何故なのかなあ?
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熱心に聞き入る参加者のみなさん!
インフルエンザ騒ぎにも関わらず、きていただいて本当にありがとうございました。
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森さんには「唄もの」の曲と「お囃子」を演奏してもらいましたが、特にお囃子の音楽では僕たちはメロディーを聴いているのではない!という結論に達したのでありました。
えらい、結論に達しちゃって、この次からどうしたら良いのやら。
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最後は、篠笛(唄用の平均率に近い音律の笛)とバーンスリー(インドの、これも竹の笛)、そしてタブラーによるインド音楽+篠笛の実験セッションとなりました。
しかし、二人の笛の音は美しい。すばらしコンサートでした。
次回、このシリーズでは7月18日に「インドネシア・バリの笛、スリンとインドの笛」ゲスト:小林江美(バリ音楽)というのを行ないます。
お楽しみに。会場は、生まれ変わっている予定のここ「CAP CLUB Q2」です。

シモダ  館長日誌
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