2014年10月 3日

9/27(土)「雲の建物」オープニングパーティー写真レポート

現在Q2にて開催中の展覧会「雲の建物」。
9/27に行われたオープニングパーティーの様子を写真と一緒にお届けいたします。


「雲の建物」は神戸と京都で活動する作家たちが企画したグループ展です。
オープニングパーティーでは準備期間もなかなか顔を合わせられなかった作家も集合し、それぞれの作品についてお話を伺いました。

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オープニングパーティーといえば、フードも欠かせません!!
温かいスープやちょっと昆布と炒り卵が入ったおにぎり(これまた相性ばつぐんでした!)など用意しておもてなしくださいました。
いつものQ2のイベントやパーティーとはまた違った、ゆるやかな時間が流れます。

参加作家が集まったところで、それぞれの作品についてお話をうかがいます。
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Q2内では大塚朝子さん、西上翔平さん、東畠孝子さんが展示をされています。
スイーツデコのような作品についてお話しているのは大塚さん。さまざまな感覚が作品の中で交錯するような作品を作りたいそうです。

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この展覧会ではQ2内だけではなく、そのほか建物内の場所も展示スペースとしています。
Q2向いの小さい部屋で展示をしているのは東畠さんと村瀬裕子さん。
写真は村瀬さんです。作品は人物のドローイング。なんとなく見知った人のように見えてきませんか?
それもそのはず、モデルとしているのは芸能人。しかし模写ではなく、その人を思い出しながら、しかも部分的に描いて最後に一つの顔としてまとめているそうです。同じ人を何度描いていても少しずつ変わってきます。

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こちらは桜井類さん。8月にQ2で開催した24時間ドローイングをする企画「ドローイング24H」にて制作したものを中心に展示しています。ひとつの大きな作品をつくるイメージが強いですが、こうして壁一面に様々なドローイングが並ぶさまも圧巻です。

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場所は3階に変わります。
展示をしているのは柴山水咲さんと東畠さん。二人の作品テーマやモチーフが近しい(記憶、時間、生と死など)からなのか、これまた独特の空気がただよいます。

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鏡に写るのは私の横顔。

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それぞれ記憶や時間を閉じ込める装置。

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1階では加藤元さん、西上さん、前川紘士さん、山田麻美さんの作品が展示されています。
写真は作品の解説をする前川さん。アートプロジェクトとして他者と共同で制作を刷る傍ら、この作品は自分一人で、しかも"自分の手"や"筆のひとしずく"といった基準からできたモノを実験的に展示してみたそうです。コンセプトもなかなか興味深いのですが、できたカタチを見ているだけでも面白いですね。

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前川さんの展示の奥にある階段には山田さんの作品が展示されています。
この足もとにみえる白いタイル、元の色ではではなく結晶で白くなっているのです。うっかりしていると見逃してしまうかも!?
この階段を上った先には加藤さんの作品があるのですが、、、諸事情により写真におさめられておりません。すいません!

加藤さんに限らず紹介できていない作品は沢山あります。
ぜひQ2にお越しいただき、海のうえの「雲の建物」ゆっくりご覧くださいませ。

以下、開館日と作家の在廊スケジュールです。
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4(土) 大塚朝子
5(日) 桜井類、前川紘士
6(月) 前川紘士、村瀬裕子、山田麻美

11(土) 柴山水咲
12(日) 桜井類、村瀬裕子
13(月祝) 大塚朝子、柴山水咲、桜井類、西上翔平、村瀬裕子、東畠孝子、山田麻美、(前川紘士)

*作家の都合により変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

Takahashi Satoko 03活動日誌
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