2011年4月 9日

4/8(金) evening art party「神戸に来たオランダ人〜セルフポートレイト」レポート

現在滞在制作中のクラースさんが evening art partyで自身の作品や活動についてお話をしました。 現在滞在制作中のクラースさんが evening art partyで自身の作品や活動についてお話をしました。

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クラースさんは絵画作品から制作活動をはじめ、現在はインスタレーション作品や立体作品を主に制作しています。

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インスタレーション作品を制作しはじめた頃からテーマにしている「セルフポートレイト」は、クラースさんのセルフポートレイトではなく、クラースさんの作品が鑑賞者の自画像になるように意識して制作していると作品紹介をされました。

上の写真はクラースさんが過去に展示された「Tools for understanding(理解するための道具)」というインスタレーション作品の一部です。
高く伸びた茶色いチョコバナナのような棒やすべり台、立て鏡のような立体作品は、一見普段の生活で見たことがあるような物に見えます。
ク ラースさんは、鑑賞者が作品を見た際に、「これって何だろう?」という疑問を持たせることが大切で、鑑賞者が作品について色々なことを考えたり想像したり することによって、自分自身について、また普段生活していることを再認識するきっかけになることが、制作活動のテーマ「セルフポートレート」になると話さ れました。

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クラースさんは制作活動の他に自身で「フップ」というアートスペースを運営されています。
「フップ」では35組のアーティストがアトリエを構え、毎月ゲストアーティストを迎えて展覧会を行っています。
上の写真は「フップ」で行われた、45分で作品制作、展示を行ったパフォーマンスの様子です。
クラースさんは、このパフォーマンスは今まで見たパフォーマンス作品の中で一番良かった!とうれしそうに話されました。

クラースさんのブログでは、過去の作品が写真付で紹介されています。
気になる方は、ぜひクリックしてみて下さい!
http://klaasburger.web-log.nl/klaas_burger/

スタジオY3では、5月1日から22日までクラースさんの滞在制作展を行います。
展覧会のタイトルは「暮らしの道具(Tools for the living)」です。
展覧会について最後にお話され、今は9つアイデアがあってどれを選ぼうか考えていますが、今お話しするよりも作品を見てもらった方がいいので、楽しみにしていて下さい。とのことでした。
とても面白い展覧会になると思いますので、ぜひ遊びにいらして下さい。

kono 01Y3日記
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