2011年12月27日

C.A.P.のアーティスト情報

2011年11月から始めましたこのニュース。STUDIO Y3やCLUB Q2以外でC.A.P.のアーティストは何をやっているのか? C.A.P.アーティストの活動予定です。
フレンズメンバーの富山麻子さんが整理してグーグルカレンダーに掲載してくれました。
C.A.P.のアーティスト活動予定はこちらです。
■上村亮太
上村亮太website

■田岡和也 
田岡和也website

■築山有城展
築山有城website
Posted by shimoda at 18:18 | コメント (0)

2011年12月22日

☆カフェより営業日、時間のお知らせ☆



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< 年末年始 >
カフェ年末の営業は12月25日(日)まで。
カフェ年始の営業は 1月5日(木)からです。

< 営業時間 >
12月23日(金)CAP CAFE & SHOP y3の営業時間が下記になります。
10:00〜16:00(通常は19:00まで)

そして18:00より海の上(CAP CLUB Q2)のCAP-X'masで再オープンです。
さすがに此の季節寒いのは当然ですが、海の上はなおさら!
どうせなら雪がちらつくクリスマスになってほしいなぁ、なんて思います。
当日はそんな変則営業ですが、みなさま宜しくお願い致します。

CAP CAFE & SHOP y3 ナルミ
Posted by 鳴海健二 at 14:35 | コメント (0)

2011年12月20日

1月のcapture「海賊に夢中?!」

"capture"はC.A.P.のニュースレター"CAPER"に毎月掲載の取材記事です。
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1月のcapture「海賊に夢中?!」
ここ数年、パイレーツオブ・カリビアン、ワンピースとなぜか海賊ものが人気ですが、Club Q2で海賊をテーマにしたトークとDJパーティーを行ないます。社会からドロップアウトして自由を獲得する、そういう海賊の姿が閉塞感に覆われた世の中で受けているのでしょうか?研究室に海賊旗を掲げる今回の企画の中心人物、小笠原博毅さんに海賊の面白さを語ってもらいました。

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何故、ぼくは海賊を?
ぼくは元々イギリスのサッカーを研究していてロンドンに住んでいました。テムズ河畔には古いパブが結構あって、そこには昔なんとか船長が来た、亡霊が出る、海賊の遺産がある、とかいうようなまことしやかなはなしが結構あって、海賊の実在性がすごく身近な町だったんです。
それともうひとつ、高校の世界史などでは、ブルジョワジーが王制や封建制を打倒し、自分たちの権利を勝ち取って憲法と議会を設置し、新しい社会を作ったという定説があります。でもほんとにそんなにうまいこといったのか?そんな風に思ったとき、たまたまイギリス革命、フランス革命、アメリカ独立革命と海賊との関係を書いた『多頭のヒドラ』という本を読んだんです。その本は、市民革命の重要なポイントに水夫、船員等がいたのに、歴史からは彼らのラディカリズムが全部捨てられ、革命は陸の市民がやりとげたと書かれてしまっているけれど、海賊の旗を掲げた彼らこそが国家からの自由とか海のうえでは人は技能に応じて平等だということを言っていた。チャールズ・ジョンソンの『イギリス海賊史』にもそのことはちゃんと書かれています。悪い奴、賊な奴、処刑された奴、そういう奴らこそが近代の政治原理や社会システムを先取りしていた。そいつらを罰して植民地を拡大していったイギリスやフランスのような国が、そいつらの考えをハイジャックした、という発想が面白いと思ったのです。


111216pirates.jpg自由の女神と女海賊
その一番如実な例が、7月革命を主題にしたドラクロワの『民衆を導く自由の女神』。アメリカの独立、フランス革命、そして国民国家、ヨーロッパという概念が生まれ、しかしまだ王制が残っていて市民運動が起きたわけだけど、その100年も前に、『イギリス海賊史』のオランダ語版の挿絵に、全く同じ構図の女海賊の絵があったのです。ドラクロワはきっとこの挿絵を見たと思います。自由平等の原点だといわれる自由の女神の元ネタが、実は海賊にあったんです。海賊が作った社会原理を陸のブルジョワが都合よくおき直したということで、それを正しい歴史として私たちは教わっちゃうんですね。


111216ct_pirate_utopia_book.jpg海賊と文学と脳科学者
海賊に憧れるのは若者だけじゃない。アメリカのビートニク世代の詩人や思想家達は海賊に惹かれていて、ピーター・ランボーン・ウィルソンの『海賊のユートピア』やバロウズの『ゴーストオブチャンス』など海賊の話しです。今回のゲスト、美馬達哉さんは新進気鋭の脳科学者でバロウズマニアです。人間は脳の5%くらいしか使っていないといいますが、ドラッグによって五感を閉じて別の感覚を開く、そういうビートニクの人達の考えに興味があるのかな。今回はバロウズやウィリアム・ブレイクを中心に、文学と海賊について語ってもらおうと思います。それとジャマイカに住んでいた関西学院大学の鈴木慎一郎さんがDJをするんですが、海賊のモチーフはレゲエやダブにものすごく影響を与えています。海賊版とか海賊ラジオという、パッと移動して逃げるメディアで広がった音楽だし、歌詞にも海賊が出てきます。多分、鈴木さんはジャマイカのレゲエに日本で一番詳しい人だと思いますよ。


111216ct_fuckthesystem.jpgFuck the System
近年の移民等の暴動を評して、非常に海賊的だという思想家等がいます。彼らはバロウズ等に言及して海賊のユートピアを求める思考が、こういう運動に影響しているというんですね。でも海賊がアナーキーで自立した人間の集団だと認めるのは歴史的にみてロマンティックすぎです。船を操るというのは自由ではなく、いろいろな掟にがんじがらめになるわけで、海賊というのは陸の社会にいられなくなった人たちにとっての唯一の生き延びる手段だっただけのことです。
この「Fuck the System」っていう写真はテムズ川のそばで見つけた落書きですが、これなんか「制度なんてくそくらえ!」とさっと描いて、さっと逃げる、海賊的な行動だと思うんです。海賊の最も重要なキーワードは「移動」ですね。

CAP CLUB Q2で1月21日(土)に開催されるPirates' Dialogue。文学者やアーティストにはぜひ来てもらいたいという小笠原さん。海賊が飲んだ酒、海賊が食べた料理を用意して、海のうえでお待ちしています。

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小笠原博毅

神戸大学大学院国際文化学研究科准教授。
イギリスのサッカー研究のためグラスゴーとロンドンで計8年間くらす。
専門は文化研究。






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2011年12月20日

1/28(土)CAP土曜クラブ「原毛フェルトの花をつくろう」

ご予約ありがとうございます。この講座は参加定員に達しましたので予約締め切りとさせていただきました。
*次回、2月の土曜クラブはまだ予約いただけます。

羊の毛からフェルトの花を作りましょう。子どもも大人も楽しめる「土曜クラブ」のプログラムです。

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ふわふわあったかな染色原毛で花を作りますよ。
寒い冬にはあったかフェルトづくり。
カラフルな染色原毛をこすって花をつくりますよ。
そのまま飾ってもいいし、コサージュにもできます。
女子ばかりでなく男子もどうぞ。
お茶などしながらのんびりやりましょ。

定員になりましたので予約を閉め切らせて頂きました。
ご予約ありがとうございました。


CAP土曜クラブ「原毛フェルトの花をつくろう」【要予約】
2012年1月28日(土)13:00〜15:30
講師:マスダマキコ(アーティスト)
参加費:¥1,000(6才以上の方はどなたでもご参加頂けます)
持ち物:タオル、エプロン ちなみに、2月は、火おこし機作って、餅でも焼こうかと思ってます。
土曜クラブの案内をご希望の方は電子メールでご連絡下さい。


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コサージュにも
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いろいろな色があります。
Posted by shimoda at 07:03 | コメント (0)

2011年12月20日

1/15(日)カフェトーク「写真の影/光を捉えること」

Y3ご近所のワークショップ・レクチャー・展覧会スペース・寺子屋 garageでの展覧作家のトークです。 参加無料ですが、カフェで行ないますのでドリンクのオーダーをお願いします。

カフェトーク@CAPカフェ
水島 優(アーティスト)×唄 邦弘(神戸大学大学院)カフェトーク
写真の影/光を捉えること

司会:太田賢佑(garage主催)
2012年1月15日(日)15:00~17:00
参加費:無料
※カフェでのトークイベントですので各自お飲物などご注文頂きますよう宜しくお願い致します。

以下、garageでの展覧会のご案内です。
あわせて展覧会にもお出かけください。
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Posted by shimoda at 06:58 | コメント (0)

2011年12月20日

1/15(日)CAP STUDY 2「ビブリオテーク208.ext〜移動美術資料室がCAPにやって来る!」第8回:雑誌を改めて読み直す(2):「芸術倶楽部」

ビブリオテークももう8ヶ月目となりました。幻の雑誌「芸術倶楽部」の特集です。 ご予約は電子メールでお願いします。
イベント名とお名前をお知らせ下さい。
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CAP STUDY 2
「ビブリオテーク208.ext〜移動美術資料室がCAPにやって来る!」
第8回:雑誌を改めて読み直す(2):「芸術倶楽部」

要予約
2012年1月15日(日)15:00〜18:00
講師:森下明彦(メディア・アーティスト、美術愛好家)
参加費:¥500
評論家、実作者たちが連携して出版した雑誌、「芸術倶楽部」。
1973年7月の創刊からわずか1年、全部で9号を世に送って消滅してしまいます。
前身である「季刊フィルム」(1968年10月創刊)と合わせて、映像や美術だけでなく、広く文化全般を扱ったこの「芸術倶楽部」の独自性を改めて読み直そうと思います。

全10回分の日時、テーマ一覧はこちら、C.A.P.のニュースレター、「caper6月号」のピックアップ記事「Bibliotheque 208主宰、森下明彦インタビュー」はこちらです。
Posted by shimoda at 05:07 | コメント (0)

2011年12月20日

1/14(土)CAPの新年会


shinenkai.jpgCAPの新年会
予約も不要です。
お気軽にお越し下さい。
2012年1月14日(土)18:00〜
参加費:¥500(1ドリンク付)

Posted by shimoda at 04:18 | コメント (0)

2011年12月20日

1/11(水)〜29(日)showcase山元彩香個展「Nous n'irons plus au bois」

1月はshowcase展がふたつ。Gallery 2では山元彩香写真展です。 111216yamamoto.caper.jpg
showcase
山元彩香個展「Nous n'irons plus au bois」

2012年1月11日(水)〜29日(日) 10:00〜19:00/月曜休館

*14(土)18:00〜showcase 宇野珂苗個展「steal a glance」との合同オープニングパーティ。CAPの新年会もあります。お気軽にお越し下さい。

*28(土)14:00〜カフェ座談会:山元彩香+宇野珂苗+小野惇貴/参加無料(カフェでのドリンクオーダーお願いします)


2004年に大学の交換留学先でカメラを借りたのをきっかけに、外国人のポートレイトを撮り始めました。
写真という薄い紙を通して、人間の皮1枚を隔てて行われるコミュニケーションの不明瞭さを、人間の奇妙な振る舞いや姿形に魅了されながら探っています。

2009年より具体的なプロジェクトとして、言葉の通じない国へ行き現地の人々を撮影しています。
言語によるコミュニケーションが成立しない中、被写体とぶつかり合い自分の世界にひきずりこもうとしますが、絶対にコントロールできない彼女たちの姿が滲み出てきます。
この写真たちはその瞬間を定着させたものです。


【作家略歴】
山元彩香(やまもとあやか)

1983 神戸生まれ
2004 California College of the Arts 交換留学
2005 "目の前を聞く"  京都精華大学ギャラリーフロール
2006 京都精華大学 芸術学部 造形学科 洋画分野 卒業
2006 "写真新世紀2006" 東京都写真美術館
2009 エストニア、アーティストアソシエーションにレジデンス
2010 エストニアにて3ヶ月のボランティアプログラムに参加
2010 "photos at an exhibition" KuKu Club/Cafe,Tallinn,Estonia
2010 川北ゆうと二人展   "絵の彼方"   京都精華大学ギャラリーフロール
2011 ラトビアにてISSPのワークショップ(Claudine Douryのクラス)と展示に参加
Posted by shimoda at 03:23 | コメント (3)

2011年12月20日

1/11(水)〜29(日)showcase宇野珂苗個展「steal a glance」

1月はshowcaseがふたつ。gallery 1では宇野珂苗の個展です。 120111unokanae.jpg
showcase 
宇野珂苗個展「steal a glance」

2012年1月11日(水)〜29日(日) 10:00〜19:00/月曜休館

*14(土)18:00〜showcase 山元彩香個展「Nous n'irons plus au bois」との合同オープニングパーティ。CAPの新年会もあります。お気軽にお越し下さい。

*28(土)14:00〜カフェ座談会:山元彩香+宇野珂苗+小野惇貴/参加無料(カフェでのドリンクオーダーお願いします)

自身の心象風景をモチーフに制作しています。鑑賞者が向こうへ引き込まれたり向こうがこちらへ浸透してきたりするような作品・展示を通じて、自身の体験や感覚を共有してもらうことで、刺激や感動を生み出したいと考えています。

【作家略歴】
宇野珂苗 うのかなえ

1985.1 奈良に生まれる
2007.3 京都嵯峨芸術大学 油画分野卒業
2008.2 グループ展「ユルサレタジカン」(cafe le baobab)
2008.7 三菱商事アート・ゲート・プログラム第一回 入賞
2009.9 個展(銀座フォレスト)
2010.9 個展「all light sight higher」(立体ギャラリー射手座)
Posted by shimoda at 02:02 | コメント (0)

2011年12月20日

1/6(金)Nobu's cafe〜本の交換

CAPのカフェで、小説、あるいは詩集を交換しませんか? 自分の持っている交換したい本について、あるいは持っていなくて交換して欲しい本についてメールでお知らせください。
随時このブログにアップして行きます。
メールアドレスはここ
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Nobu's cafe〜本の交換(バー)
2012年1月6日(金)19:00〜21:00
店長:シモダノブヒサ
特別メニュー:ホットドッグ、バーボン(通常のカフェメニューももちろんあります)

小説と詩集限定の交換の場です。場だからバーでバーボンも出します。
純文学、SF、ホラー、ハードボイルド、なんでもいいけど小説、あるいは詩集にしましょう。
持ってくる本についてのひとことをNobu's cafeのブログ記事にコメントしてください。
欲しい本のリクエストもどうぞしてみてください。
バーボンとホットドッグと本の話しと本の交換、ぼくも楽しみにしています。

【ウは宇宙船のウ】(シモダノブヒサ)
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レイ・ブラッドベリのSF短編集です。
高校、大学とSFを読んでいました。ブラッドベリ以外にもハインラインとかクラークとか、、そのうち友人の影響でサイバーパンクとかゴシックホラーとか、、、そうだ、ロス・マクドナルドも随分読んだ気がします。今回の交換会のため、ダンボールを開けてみるとこんな古い本が大分見つかりました。SFは甘酸っぱい!特にブラッドベリは甘酸っぱいんです。今回は他にも「甘酢っぱい」のを見繕って持って来ようと思っています。

Posted by shimoda at 01:21 | コメント (4)

2011年12月19日

12月のY3プログラム

CAP STUDIO Y3での2011年12月のプログラムをご案内します。 *プログラム参加希望の方は、できるだけ事前にご予約下さい。

予約/問合せはC.A.P. 事務局まで(10:00〜19:00/月曜休)
info@cap-kobe.com/phone:078-222-1003
【メールニュース】購読ご希望の方はタイトルに「メールニュース希望」と書いてお知らせ下さい。
購読を希望する

CAP STUDIO Y3
【12 December】
3(土)〜25(日) Drawing Exhibition 2011「ドローイングの距離
参加作家:大西正一、築山有城、林延子、林勇気、山村幸則
*オープニングパーティ 3(土)18:00〜

4(日)〜 カフェ展示 山橋大二郎個展「in my life
*カフェトーク 4(日)15:00〜/参加費:¥500(1ドリンク付)


4(日)・18(日)ねんどクラブ「オリジナル 土鍋作り」【要予約】
講師:中澤雅子(陶芸家)/4日:形づくり/18日: 絵付け、釉薬かけ。要両日受講。


10(土)Tomo's cafe
11:00〜17:00/店長:杉山知子(アーティスト、C.A.P.代表)
いつもの珈琲研究家の鳴海店長に代わって、杉山知子店長登場!


11(日)CAP STUDY 2「ビブリオテーク208.ext〜移動美術資料室がCAPにやって来る!」
    第7回:宮武外骨に迫る(2)【要予約】

24(土)CAP土曜クラブ「ペーパースノードームを作ろう☆」【要予約】
講師:澤田摩耶(アーティスト)/9才以上の方はどなたでもご参加頂けます


「caper12月号」のピックアップ記事「それぞれのドローイング」はこちらです。

Posted by kono at 10:22 | コメント (0)

2011年12月 7日

12月〜1月末 山橋大二郎 個展 「in my life」


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こんにちは、カフェの鳴海です。
先日早々とルミナリエに行って来ました。
いやぁ毎度の事とは思いつつも、あのイルミネーションのアーチ下を歩くと静粛な華やかさに浸れて良いものです。
そして、ここcafe&shop y3では今月から山橋さんの展示が始まりました。
人体彫刻を作っている山橋さんですが、ここではそれから少し離れたものを制作展示しています。
身の回りのもの、生活にあるもの、あたりまえなもの、そんな極々自然にやり過ごしている日常事から、美術界への問いかけの様です。

山橋大二郎 個展 「in my life」 是非お越しください☆
Posted by 鳴海健二 at 14:42 | コメント (0)

2011年12月 3日

12/3ドローイングの距離・オープニングパーティー

今日から25日まで「ドローイングの距離」。12/3、本日はオープニングパーティーでした。 111203drawing01.jpg
大西正一、築山有城、林延子、林勇気、山村幸則。5人の作家がそれぞれのドローイングを展示しました。お客さんもいろんな人がいらっしゃって。。。。
さて、パーティーのはじまりです。
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乾杯したんですけど、参加作家の一人、ブレーメンにいる林延子さんが音頭をとってくれました。
ブレーメンとskypeで繋げて、このパーティーにはずっと林延子さんにも参加してもらいました。
乾杯!と、お茶を掲げる延子さん。むこうはまだ朝だったんです。
この後、たくさんの人が林延子さんとskypeでおしゃべりしました。林延子、人気急上昇!
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参加作家で彫刻家、みんなのまとめ役、築山有城さんのトークからスタートです。
後ろの円盤が作品です。陶芸用の手回しろくろを手に入れたのがきっかけで、ろくろの上に円盤状に切った紙をおき、手で回転させながら線を引いていったそうです。
回転している紙に線をどのように引くか。作為を持って介入できるがコントロールが利かない。
そのような乖離を探究した一連のドローイングです。

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大西正一さん。今回の展覧会のチラシを制作したのも彼です。
いつもは写真を撮っている訳ですが、今回はドローイング。
いま彼が見ているのは、作品と額と壁の関係を探究した実験のドローイングです。
同じものを見ていても額や周囲の壁によって視点が異なれば違ったものに見えるか?
そんな可能性を考えてみたいとの事。この先どうなるのか、楽しみです。
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林勇気さん。作品は写真では暗すぎて認知できませんでしたので、遮光用のパテーションの前で話す本人を紹介。
写真を撮影しパソコンに取り込み、その輪郭をマウスでたどって(draw)線を得る。
それを素材にして動画を作成したのですが、意識してプロジェクタのイメージフレームを消し去っています。つまりスクリーンイメージがなくて、暗い部屋の中を線が動いていくような見せ方をしています。
これは、実際に観に来て頂かないとわかりませんが、ビデオ画面を見ている感じは全然しません。
しかしこの根気のいる作業、勇気さん曰く、制作時間の計算を間違えてしまった、、、とのこと。
他の参加作家もほとんどそうなんですが、会期が始まるいっぱいいっぱいまで制作が続いたそうです。

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汗をドローイングにした山村幸則さん。そういう意味では、一番ぎりぎりまで粘った?のが山村さんです。
女子中学、女子高校で教えて早3年。女学生に「先生、きもい」とかいわれるそうですが、やっぱりそれは異性として相当意識されてるんでしょうね、、、、もててるんじゃないのか、これは?
しかし山村先生はそんなことでは全然傷ついたりしませんよ。逆手に取って、、、このハレーションでよく見えないドローイング作品は、山村さんの汗で描いたものだそうです。でもアクリルが貼ってあるので「きもくありませんから」とのことですから、ぜひみなさん観に来て下さい。
ほかにも自転車での移動を視覚化したものとか、ビデオのインスタレーションとか、意欲作満載です。そりゃこれはやっぱりギリギリになるだろう、という納得の展示でした。

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林延子さんのトークです。なんか変ですね。
なんか変な感じ。でも皆さん聴いてくれました。
線を描写することから、描写する線を作る事に意識を移したという、今回の作品。
面の輪郭として、布や紙を折った時に現れる線を、意識して作ってみた。そしてそれをドローイングしたそうです。あたらしい発見があったとか。ドイツからDHLで送られた作品です。
ドローイングの距離。それぞれのドローイング。12月25日まで開催です。
月曜休館。10:00〜19:00。
ぜひお越し下さい。
Posted by shimoda at 19:56 | コメント (0)