2013年4月 6日

4月のcapture 3ヶ月レジデンスプロジェクト

130401capture.jpg
3ヶ月レジデンスプロジェクト

CAP STUDIO Y3の4階ではいろいろなアーティストが活動していてアトリエを日常的に公開しています。彫刻、絵画、陶芸など同じフロアでいろいろな作家が刺激し合い、そして訪ねて来る人との交流も生まれます。Y3の活動の核はこのアトリエの人達なのです。そこに春の風を呼込もうという計画をたてました。4月から4人の若いアーティストに3ヶ月間滞在制作で参加してもらおうというC.A.P.の新しい試みです。参加するみなさんに抱負を聞いてみました。

130401nishiwaki.jpg
西脇裕博(にしわきやすひろ)401号室
僕は大学に入るまでノートに落書きばっかりしていたので大学に入ってから落書きをもとに作品を展開していました。最近までアクリル画とペン画に落ち着いていたのですが、飽き性こじらせて最近ちょっと刺激が欲しいのと、一度それらを置いておいてここらで新しいことやってみようと思ってちょうど一人枠が空いてるとのことなので遠慮なく参加させていただきました。7月にタグボートアートフェスという催しに参加するのでその場で新しい表現が発表できるように皆様からたっぷり刺激を受けながら実験と研究をさせていただきます。

130401shiraishi.jpg
白石萌(しらいしもえ)402号室
今まで版画(シルクスクリーン)による制作を行ってきました。大学を卒業し、機材面などで版画の制作に打ち込める環境を作る事が難しくなった今、このレジデンスのお話をいただき何か新しい表現手段を探す良い機会だと思い参加させて頂く事になりました。私は「様々な感触」をテーマとし、一度版に託すことによって生じるインクの滲みや溜りに魅力を感じ版画制作を行ってきました。今回のレジデンスでは紙からキャンバスへと移行し、版画で得た感触を生かして制作してみたいと思っております。よろしくお願い致します。

130401ohshima.jpg
大島真悟(おおしましんご)403号室
大学院在学中から彫刻作品の制作を開始。石膏や木材といった従来の彫刻素材に加え、排水ホース、ダンボール、既存の棚、球体といった身近な日用品やモチーフを用いて立体作品を制作してきました。制作において出来るだけたくさんの問題を抱え込みたいという気持ちがあります。外部との接触から生じる問題にどのように取り組むかという切実さは、何かをつくること(イマジネーション)と繋がっているように思うのです。今回のC.A.P.のレジデンスでは積極的にイベント参加して「制作」以外にもC.A.P.に来る目的をつくり、たくさんの作家さんとコミュニケーションをとりながら、作品制作と日常との溝を埋める、新たな制作の道を模索したいと思っています。

130401miki.jpg
三木章弘(みきあきひろ)工作棟
今回C.A.P.を使用させていただく期間では、7月に渋谷ヒカリエで行うグループ展に向けた大型作品の作成を予定しています。自分の主な活動の一つであるライブペイントのスタイルに近い形での制作を考えておりまして、人やその場の音・空気・光などの周りの環境が自分に与える影響をうまくアウトプットしてけたら、と思っています。公開で他の作家の方々が制作しているという環境も、自分にどう影響するのか、かなり楽しみです!そういった刺激をがっつり吸収していきたいと思います。見た目の割に多少人見知りですが、この期間に沢山交流したいと思います。よろしくお願いします!
コメントしてください