2013年4月 3日

3/31(日)CAP STUDY 3「ビブリオテーク208.ext〜移動美術資料室がCAPにやって来る!」最終回写真レポート

森下明彦さんの「ビブリオテーク208.ext」最終回の模様を写真でご紹介します。 第10回、最終回は「アーティストの仕事を理解する(2):山口勝弘」でした。
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最終回のプログラムが始まります。いつも通り丁寧に話してゆく森下明彦さん。
今回のテーマ、山口勝弘さんといえば、まず「実験工房」のメンバーとして活躍されたことが良く知られていますが、神戸芸術工科大学の教授を務めていた時期もあります。森下明彦さんも永いこと教鞭をとられた大学ですから、同僚?だったわけですね。
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ということもあってか、芸工大を卒業した方がけっこう予約してくれました。賑わってるんですが、実は芸工大卒業生は予約しただけであまり来ませんでしたね。予約無しで来られたそのほかの人がほとんどです。
山口勝弘さんの仕事は、多岐にわたり、執筆したものだけで700点以上だそうです。
ビデオ作品、抽象絵画、彫刻的なもの、、いろいろですが、森下さんのお話を伺って印象的だったのは、山口勝弘曰く、「芸術作品のことしか考えない芸術家ではいけない、人間の未来に興味を持つことが重要、云々」とか「自分の作品に自信をもって無責任になれ、、云々」でした。ぼくのいい加減な記憶なので申し訳ありませんが、まあそんなことでした。
芸術という枠に縛られない芸術家、芸術を目指すのではなくて、山口勝弘の活動を端から見たら芸術家、というのがスケールの大きさを感じます。

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本や原稿など、またまた貴重な資料がいっぱいです。
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まだまだあります。
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原本がないものはコピーを用意していただいてました。
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アサヒグラフでも随分実験工房がらみの仕事があったようです。
実験工房でなにか発表するとき、たいていのデザインワークは山口勝弘さんがやっていたようです。
参加者の方々は資料を見て、話しをして、質問して、また別の資料をみて。。
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ビブリオテーク208.extの最終回、たのしかった。
森下明彦さんは、また機会があれば、誰かがリクエストしてくれたら、いつでもどこでもやりますよ!とのことでした。
10回にわたり、しかもそれを2年間で2セットの実施。貴重な機会でした。

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shimoda 01Y3日記
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