2010年8月31日

9月のSTUDIO Y3 プログラム

記録的な猛暑に見舞われた今年の夏。体調を崩された方も多いのではないでしょうか?
せめてさらり爽やかな季節になってほしいものです。
さて、STUDIO Y3では、新しく木工と大人のモノ作りの講座がスタートします。
CLUB Q2では、毎月開いているプラモ部、イラスト部が新入部員を募集しています。
秋に向けてじっくりと時間をかけてモノ作りに挑戦してみませんか?

※プログラム参加希望の方は、できるだけ事前にご予約ください。
予約/問合せはC.A.P. 事務局まで
(10:00〜19:00/月曜休。但し9月20日は営業、21日は振替休館となります。)
phone: 078-222-1003
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【9 September】

* 〜5(日)こどもの絵展覧会「あんなぁー、こんなんかいたでぇ

* 4(土)ねんどクラブ「さんまでごはん」 (8/28よりの連続講座です)

* 5(日) 木工クラブ vol.1「楠のオブジェをつくろう」

* 10(金)evening art party 大見明子アニメーション作品上映&トーク

* 11(土)〜26(日)中澤雅子 個展「ラクエンカラ クチブエガ キコエル

* 17(金)、18(土)プレゼントを作る講座シリーズ#1〜版画講座「大人の小版画」

* 18(土) わたしの好きな映画

* 28(火)ワークショップ:小さい人とつくる会・その3「トントントン!たたいて作るよ」


カフェ臨時休業のお知らせ:9月3日(金)は都合のため臨時休業いたします。

* お知らせ:9/19(日)に予定していたCAP STUDY 01「20世紀の音楽ーabout new music of the 20th centuryー」第6回は、都合により次月に開催いたします。


Posted by shimoda at 12:22 | コメント (0)

2010年8月31日

8/29 CAPのお料理教室、ミール*デ*キャップがありました

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8月29日の日曜は、ときどきカフェで特別ランチを作ってくれる足立陽子さんの料理教室、「ミール*デ*キャップ」がセンター5階のキッチンで行なわれました。
この日のテーマは「大人な子ども食」であります。
なぜ、大人な子ども食なのか、、、、それは9月5日まで開催中の展覧会「あんなぁーこんなんかいたでぇ」に敬意を表し、子ども(食)をテーマに大人向けの料理をしてみる事になったのでした。
ややこしい?わかりますかぁ?
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なるほどね!大人な子ども食ですね。コーンドビーフのハンバーガーをホットプレートを活用し制作中。
ホットプレートは便利そうですね。このプレートが痛まないナイフが重要なのであろうか?
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部品ができたら組み立て?です。みなさんハンバーガーのてっぺんに刺すカワユイ旗を準備していました。
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できたー!!
これ、普通に食べたら顎がはずれそうですけど、ちゃんと食べ方もあるんですよね。
ミール*デ*キャップ、次回もお楽しみに。
次回の情報はまたブログにアップしますが、気になる方はぜひメールニュースを購読してください。
お申し込みはこちらをクリック!
メールニュース購読希望と書いてメールしてください。
Posted by shimoda at 12:21 | コメント (0)

2010年8月31日

8/29 初めての「わたしの好きな映画」@CAFE & SHOP y3

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C.A.P.のメンバーで映画フリークの藤川さん。この日はじめて「わたしの好きな映画」というものを行なってみました。
会場はCAFE & SHOP y3です。参加も無料なので、たまたま居合わせた人も加わって、楽しい時を過ごせたようです。
ポップコーンとビールを持って、のんびりしましょう。また来月もやるそうですよ。
日時が決まればブログでご案内します。
Posted by shimoda at 12:20 | コメント (0)

2010年8月31日

8/26 滝本ヨウさんの木削り教室がありました

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滝本ヨウさんの木削り教室が、8月26日の木曜日、こどもの絵展覧会「あんなぁーこんなんかいたでぇ」の関連プログラムとして行なわれました。
いろいろな所からの参加者のみなさんが、これまたいろいろな所から集まった木片を選ぶところから始まります。選ぶ際の根拠は「自分に響く」木ということで、触ってみたり、においをかいでみたり。
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ヨウさんのおはなし。「木削り教室」は滅多にありません、とのこと。普通は木彫りの教室であって、何故木削り教室がないかといえば、ぜんぜんお金にならないからであります!とのこと。
なるほどね。

さて、みなさん自分の選んだ、あるいは自分と出会った木品を切り出し小刀でどんどん、どんどん、削って行きます。なんの形を作る訳でもないのですが、どんどん削って行きます。
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途中で唄も。
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さらにこんな風に削って削って、、、、、みんな夜の10時前まで削っていましたとさ。
Posted by shimoda at 12:09 | コメント (0)

2010年8月29日

山のカフェは夏全開☆


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こんにちは!
カフェ・マスターのナルミです。
今年のお盆は田舎でゆっくり過ごしました。
が、あっと言う間に8月も終盤です。
週末の特別シェフによるバラエティあふれるランチも好評でした!
そんなここ山のカフェは海の家状態。
まだまだ暑い2010年夏の残暑に負けじと楽しいメニューもチラホラ。

その1.ドリンクに+100円でバニラアイス乗って来ます!
その2.「海のクリームソーダ」試験運転してます。

こんな夏仕様でみなさまのご来店お待ちしております☆

☆今週は変則営業日程です。
30(月)休み
31(火)営業
  1(水)営業
  2(木)営業
  3(金)休み
  4(土)営業
  5(日)営業

宜しくお願い致します。
Posted by 鳴海健二 at 00:36 | コメント (0)

2010年8月18日

8/27(金)FLIP SIDE〜ブレーメンにて展覧オープン

本日8月27日、ドイツのブレーメンで「FLIP SIDE」という展覧会のオープニングがあります。
この展覧会は、アトリエアーティストのベロニカさんのコーディネイトで神戸とブレーメンのアーティスト交換展として開催されます。
今日から始まるブレーメンでの展覧作家は、同じくアトリエアーティストの林延子さんと山村幸則さんです。
会場はブレーメンのGalerie Heroldというところです。
そうなんです、アート林間学校が始まる頃、ベロニカさん、林さん、山村さんはブレーメンに旅立っていったのでした。
現地ではSWAP SHOPのアンヤさんとマリオンさんが大変よくしていただいたようで、どうもありがたいことです。アンヤさんとご主人のフランクさん、山村さんにソーセージとビールを与え続けていたそうです。
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こんなになっちゃいました。
もうブレーメンには食べ物がない!ということで本日のオープニングを終えて間もなく、林さんと山村さんはY3に戻ってきます。
しかし、、、林さんはどうなったんでしょうね?
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神戸でのFLIP SIDEは10月9日にオープニングです。
ブレーメンからの作家はEdith PundtさんとHerwig Gillerkeさんです。
おたのしみに。
しかし、林さんはどうなったんでしょうね、、、、
Posted by shimoda at 18:37 | コメント (0)

2010年8月18日

8/21(土)「あんなぁーこんなんかいたでぇ」と「こどもワンダーカーニバル」

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本日、8月21日から始まりました、二つの催し。
子どもの絵の展覧会「あんなぁーこんなんかいたでぇ」と「こどもワンダーカーニバル」です。
とにかく見るもんや参加するもんが満載です。
以下、さささささ〜〜〜っと写真でご紹介するニュース速報です。
こどものワークショップのお祭り「こどもワンダーカーニバル」は明日まで、子どもの絵の展覧会「あんなぁーこんなんかいたでぇ」は9月5日まで開催です。
また、お昼ご飯はカフェで特別メニューも用意しています!!お昼を挟んで是非お越しください。

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あんなぁー〜の受付は1Fで行なってます。展示マップがもらえます。

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1F南側の展示です。手前は驚きの缶詰作品。
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同じく1Fの展示。ペンダ?ってパンダか、、、とそっくりなハイエナ?
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同じ長い紙に描かれている別の動物。レッカーペンダ?レッサーパンダとそっくりのかにくいおらいぐま?あらいぐまだ!
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わたくしお勧めの一点です。桃太郎のものがたりイラスト。

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これもわたくしの一押しです。わに。
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入り口にあるこのりっぱな絵は、CBK関西ブラジル人コミュニティーの教室にやって来るブラジルの子供達に描いてもらいました。等身大の友達です。
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これは4Fの展示だったかな。すでに「セイサクチョウ」です。
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4Fのギャラリー#1では古い作品中心に展示されています。
昔の子も、こんなことやってたんですねー。
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なんと巻物です。展覧企画の東野さんは巻物で紙芝居をしてるんですが、焦ったでしょうね。
しかしよく見ると、、、、、なんだか絵日記みたいです。
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これもすごい!
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これまたすごい!恐るべし、昭和人。
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1940年代の子どもの絵。
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その向いのスタジオでは、立派な額づくりワークショップ。
手前の後ろ姿は高知から昭和20年代のこどもの絵や図工の教科書等の資料を携えて実行委員会に参加しているデザイナーの織田さん。顔は厳つく立派ですが、すてきな絵本も作ってるやさしい人です。
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こちらは4Fのこどもワンダーカーニバルの受付。企画に参加した子供達考案のバッチが参加章に成っています。
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その受付の横のスペースにはこんな作品が、、、、すごい力強い線と色の強烈なインパクトです。
4Fの中央広場は、すずかけ作業所の人達の作品コーナーになっています。
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さらに廊下を東に進む。
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と、、何故かポストが。多分投函しても郵便屋さんは来ません。
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4Fのギャラリー#2。これはジャワの子供達の作品です。
ガムランエイドとインドネシアのアーティスト、オンハリワフユさんの協力で展示されました。
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これは!!CAP営繕部長の的場画伯(ご幼少時)による「ひまわり」です。
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その上には9月にY3で個展開催のアーティスト、中澤雅子さんのご幼少時の作品ですが、、、犬?ウサギ?宇宙から来た生物?聞いてみよう。
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その横には9月にアニメーション作品の上映とトークをする大見明子さんのご幼少時の、これは絶対ゾウだな。
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すみません!横になっちゃったけど、これは自画像だろうか?アトリエアーティストの浅野孝之さんのご幼少時の作品であります。
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なんか妙な迫力がある。築山有城作。のろいのけん玉?!とは書いていませんでした。
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そのすぐそばに似たタッチの作品が。母親思いの白井廣美さんは実行委員会のメンバーでパフォーマーです。今日、受付に座っていました。
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そのころ5Fでは、こどもワンダーカーニバルのさまざまなワークショップが、、、
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展開されていたのでした。
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平和な村に突然怪物が!東野さんの紙芝居が始まりました。瞬間で全員釘付けです。
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そのころ北側の工作棟前では、、、、、
これはトラックに見える人もいるかもしれませんが、為さんの茶室です。
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為さん茶室から階段を下り、坂道を降りると、、、といってもすぐそばですが、コトハナのみなさんによるプログラム。絵具の入った風船を白い板に投げつけて描く絵です。
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為さん茶室の先には工作棟。そのなかでは「わくわくワークショップ」として様々な講座が行なわれています。
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こちらは工作棟前の「おばけ釣り」。
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本館の階段吹き抜けには、ブラジルの子供達の等身大絵画が、来場者を笑顔でお出迎え。
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ひー、まだまだあるんですよ。いろんなことが。
もう食事にします。本日と明日はカフェで特別メニューあり。ノマドの足立さんが特別メニューを担当してくれています。足立さんの料理教室も来週ありますよ。大人の子ども料理!?参加者募集中。

では続きはまた。みなさん是非現場で本物を見てください。
Posted by shimoda at 18:36 | コメント (0)

2010年8月18日

9/28(火)ワークショップ:小さい人とつくる会・その3「トントントン!たたいて作るよ」

ご予約は電子メールでお願いします。
イベント名とお名前をお知 らせ下さい。

ワークショップ:小さい人とつくる会
『小 さな人』(2〜5才程度のまだ字が読めないくらいのこども)は、様々な「初めてに出会う」初心者ですが、時々すばらしい表現をして我々を「ワンダーラン ド」に連れて行ってもくれます。
そんな『小さい人』たちと一緒に何かを発見したり、作ったり、描いたりするクラブです。
大人も一緒に参加 して発見してください。(担当:マスダマキコ)
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ワークショップ:小さい人とつくる会
その3「トントントン!たたいて作るよ」

今回は穴のあいたトライウォール(3層段ボール)に、木の枝や木の釘をとにかくトントン打ちつけて、おもしろい形をつくります。トンカチは使ったことなくってもだいじょうぶです。できた作品はお持ち帰りください。


2010年9月28日(火)10:00〜11:30
担当:マスダマキコ
参加費:親子で¥1,500(子ども2人目からは+¥500)
定員:6組
持物:全身汚れてよい服装/要予約
Posted by shimoda at 18:29 | コメント (0)

2010年8月18日

9/18(土) 「わたしの好きな映画」

予約不要、参加無料です。映画好きな方、ぶらりとお越し下さい。
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「わたしの好きな映画」
2010年9月18日(土)18:00〜
話し手:藤川怜子
参加無料(カフェでのドリンクオーダーお願いします)
予約不要

カフェで行うおしゃべりタイム。
映画フリーク・藤川ちゃんが大好きな映画について、あなたとおしゃべりします。
一緒にゆったり過ごしませんか。
当日限定軽食メニューもありますよ。
Posted by shimoda at 18:26 | コメント (0)

2010年8月18日

9/17(金)、18(土)プレゼントを作る講座シリーズ#1

ご予約は電子メールで、プログラム名とお名前をお知らせ下さい。
もちろん電話でも結構です:078-222-1003
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プレゼントを作る講座シリーズ#1
版画講座「大人の小版画」

2010年9月17日(金)、18日(土)
両日とも11:00〜15:00(どちらか参加できる日にご予約ください)
各日定員:5名
講師:上村亮太
参加費:¥2,000(材料費込み)

来年の1月に「おとこのおくりもの」という展覧会を行います。
その関連企画として「くれたもの、あげるもの」という、プレゼントを作る講座シリーズがはじまりました。
今回はドライポイントという方法で、ハガキより小さなサイズの版画を作ります。
額装して差し箱に入れて完成です。
誰かのために、そして、自分のためにプレゼントを作ってみませんか。

女性も参加できまっす!

Posted by shimoda at 18:26 | コメント (0)

2010年8月18日

9/11(土)中澤雅子 個展「ラクエンカラ クチブエガ キコエル」

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中澤雅子 個展「ラクエンカラ クチブエガ キコエル」

2010年9月11日(土)〜26日(日)
*月曜休み、ただし9/20(月・敬老の日)は営業。翌日9/21(火)振替休館となります。

*9/11(土)18:00〜オープニングパーティー
*最終日(9/26)は17:00まで
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形になるまでの作品アイデアは、遠くの楽園から聴こえてくる口笛の音色に似ている。
はっきり聴こえず、そしてもどかしい。
口笛に耳を澄ましていると、音色が鮮明になって聴こえてくる。
ぼんやりとしたアイデアがはっきりとした形になる。

私は口笛の音色を楽譜に起こし、演奏するように、形を作り上げる。

作り終えた形を眺めていると、また脳の中にある遠い楽園から、アイデアの音色が聴こえてくる。
また形にするために、音色に耳を澄ませる。

ずっとその繰り返し




■中澤雅子 NAKAZAWA Masako(陶芸作家/1978茨城県生まれ)

2001 大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コース卒業

2003 大阪芸術大学修士課程芸術制作研究科造形表現㈸(工芸)卒業

*個展抜粋

2001 浮遊代理店(奈良)

2003 ギャラリーマロニエ (京都)

2004 ギャラリー北野坂 (神戸)

2004 トキアートスペース (東京)

2005 トキアートスペース(東京)

*グループ展抜粋

2001 LET'S 5!陶器5人展」 [ギャラリーハンター坂] (神戸)

2002 「椅子と作家展」  [ギャラリーハンター坂 ]  (神戸)

LET'S 5!器展」 [ギャラ リーハンター坂] (神戸)

2004 Art Fair[CAP HOUSE] (神戸) 

10party's」 [CAP HOUSE]  (神戸)

2005 NEW WORKS 2005 [CAP HOUSE] (神戸)

CONTACT[滋賀県立美術館ギャラリー](滋賀)

Deep Sea Party[CAP HOUSE] (神戸)

2006 NENDO展」[CAP HOUSE](神戸)

2007 Rucksack project (Limerick City Gallery)アイルランド


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2010年8月18日

9/10(金)evening art party 大見明子アニメーション作品上映&トーク

英国の美術学校で舞台美術を学び日本に帰って来て、C.A.P.のメンバーになったのが数年前。
ところが一念発起。
アニメーションの作品を作ってみたい、という思いで東京芸大の大学院に通うため横浜に引っ越し。
どんな作品を作っていたんでしょうか?
大見さんのアニメーション作品の上映とお話です。
予約は不要です。お気軽にお越し下さい。
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上映作品:「収集家の散歩」(2010年制作/6分13秒)
evening art party
大見明子アニメーション作品上映&トーク

2010年9月10日(金)19:00〜  CAFE&SHOP y3
¥500(1ドリンク付)

大学院を今年の春に卒業しました。在学中に作った「収集家の散歩」というアニメーション作品を上映致します。
上映の後、作品を作りながら考えたこと、思うことなどを少しお話しできたらと思っています。
お時間ありましたらどうぞお越し下さい。(大見明子)
Posted by shimoda at 18:01 | コメント (0)

2010年8月18日

9/5(日) 木工クラブ vol.1「楠のオブジェをつくろう」

ご予約は電子メールで、プログラム名とお名前をお知らせ下さい。
もちろん電話でも結構です:078-222-1003

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木工クラブ vol.1「楠のオブジェをつくろう」

2010年9月5日(日) 11:00〜17:00
講師:築山有城(彫刻家)
参加費:¥2,000(材料費込)
定員:5名
要予約

タンスなどに入れる樟脳の元となる楠。
削るととても爽やかな香りがします。
今回は、切って、削って、香りのある小型オブジェをつくります。
道具の持ち込みも歓迎いたします!

Posted by shimoda at 17:40 | コメント (0)

2010年8月18日

8/21(土)から始まる「あんなぁーこんなんかいたでぇ」猛烈準備中

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この写真では「猛烈」感が伝わりませんが、8月21日(土)から始まるこどもの絵展覧会の準備が真っ最中です。
昭和20年あたりからの昔のこども、それから最近の子ども、また関西ブラジル人コミュニティーの協力で日本に住むブラジルの子どもたちが行なった友達の絵を描くワークショップから、そしてそしてそして、しょうがいのあるこども、さらにガムランエイドオンハリワフユさんの協力でジャワ島のこどもたち、またC.A.P.のメンバーがこどもの頃に描いたものなど、こどもの絵がたくさん集まりました。
たぶん500点以上になるのでは。。。

8月21日(土)、22日(日)の最初の二日間は、子どもワンダーカーニバルという子どものワークショップのお祭りとも重なって、ものすごい事になりそうです。
材料費が別に必要な講座もありますが、この2日間はワークショップなどのいろんなプログラムが基本的に500円でたのしめます。
東野さんも紙芝居します。
まあ、とにかく来てみてください。きっと楽しめますよ。
Posted by shimoda at 17:22 | コメント (0)

2010年8月13日

第9回アート林間学校2010 終了いたしました! その2

第9回アート林間学校は、7月31日よりはじまり8月8日まで行なわれました。講座数は全部で27講座を予定しましたが、このうち大人向けの2講座は応募が無かったため中止となり、25講座を実施。
特集講座として「コトのはじまり」というくくりで6講座を設け、また大人向けに9講座を計画(実施は7講座)しました。
さて、写真で紹介するレポートの続きです。8月6日の夜の部、大人講座の「夜景を描く」から残り8講座の様子をお知らせします。

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夜景を描く  8/6(金) 担当講師:上村亮太(美術家)
担当の上村さんは、以前から自分のアトリエなどで夜景を描くワークショップを行なっていたため、非常にスムースな講座運びでした。夕方6時から5階のホールに上り、まだ明るい南の景色を眺めます。市役所や国際会館、ちょっと西にはポートタワー、その向こうに海が見えます。
みなさん南の窓辺に席をとり、自分の好きな道具で描きはじめます。
日が暮れるのは早いもので、夕焼けから夜へ、描いているうちにどんどん見えなくなって行きます。
終了は9時すぎ。それぞれに集中して夜景を眺め、絵を描きました。
夜景はどこでも描けるかもしれませんが、3時間連続で集中できる機会は貴重だったと思います。

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超簡単!ブーメランを作ろう  8/7(土)  担当講師:的場健太郎(CAP営繕部長)
実際はこの講座、半分以上の時間は「ブーメランを投げよう」になりました。
紙で作成したブーメラン、男の子達はちょっと作って後は投げまくりです。
なかにはどんどんブーメラン投げが上達した参加者もいました。投げ方のこつなんか、ぼくも教えてもらっちゃいました。
一方、女子はブーメランに絵を描いたり色を塗ったり、生産関係に終始勤しむ姿が、男子と好対照です。
この講座も3時間の長丁場でしたが、たくさんの参加者、それぞれにブーメランの魅力を満喫した模様です。
一方、担当講師:的場君の大人講座「ブーメラン・ブーメラン・ブーメラン」は申込みが無く中止となり、同じブーメランの講座でも明暗はっきり分かれました。まぼろしの大人講座「ブーメラン・ブーメラン・ブーメラン」は、紙ではなく木材や樹脂などいろいろな素材でブーメランをつくるという、2ランクは上の上級講座になる予定だったのですが、、、、やっぱり思いっきり投げられないとダメなんでしょうか。
木のブーメランを作って、ここで思いっきり投げ合ったら、、、やっぱりちょっと過激ですね。血なんかでちゃいそうですね。
来年度のための教訓とします。

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土偶土器作り  8/7(土)  担当講師:中村由紀子(陶芸作家)
この講座は、特集講座<コトのはじまり講座>のひとつでした。最初に土偶と土器の写真資料等見ながら、これらのコンセプトを把握してもらいます。
このあとは写真を模倣してつくるのではなく、コンセプトを理解した上でオリジナルの土偶や土器を作って行きました。午前中は土偶、そして午後は土器を粘土で作って行きます。
なかなか魅力的な作品が勢揃いしました。結構みなさん、立派な古代人になれる素質があったようです。
あ、でも、古代にはこんなテーブルとかプラスチックのうつわとか、ましてや携帯電話とか無かったんですよね。そこんとこ認識して謙虚にならないとね。そこらへん考えると、道具も設備も今と全然違うのに、、、やっぱり古代人はすごい創意工夫家だったんでしょうね。
講座は終了しましたが、講師の中村さんはこれから焼成です。電気の窯で焼き締めます。
みんなー、もうすぐ焼き上がるからね!

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プラズマ!  8/7(土) 担当講師:坂井良太(美術家)
この写真で見えるでしょうか?淡い紫色に発光している部分がプラズマです。
担当した坂井くんは物理が大好きな絵描きです。つまり絵描きであって、物理は大好きなだけ、ともいえる訳です。彼は、この講座の準備期間、なんども試行錯誤を繰り返し、挫折を味わい、心身ともにどん底状態にも陥り、たぶん涙で枕を濡らした夜も数えきれなかった、、、かもしれません。しかしそこから何度も這い上がって来た坂井くんに拍手を送りたいと思います。
車の解体屋さんからイグニションコイルを譲ってもらい、電子パーツを買い集めて行なった最初の実験では、見事に感電したそうです。自分で人体実験ですね。
「下田さん、心臓バクバクいいましたー」と笑いながら途中経過を報告してくれたのですが、なかなか安定的にプラズマ発生させられる小さな装置を設計・作成できません。しかし、機械のことよりも受講者が感電して倒れないのか?という不安を抱いたのは僕だけだったのか?本人は「感電したけど平気でしたー」とかいって、講座用の回路の改良を続けています。特に物理学的な根拠は無いんですが結局電池を使うことになったため、とりあえず僕は安心しましたが、、、、「ブーメラン〜」担当の的場くんや、「美しいノイズ〜」の坂出さんにも貴重なアドバイスを受け、そのアドバイスの話しがまた面白すぎるんですが、ここでは紹介する余裕はありません。まあ、なんとかかんとか、準備が間に合いました。この講座、参加者全員が回路を組み立て、マイ「プラズマ発生装置」を作り、見事に放電し、これを持ち帰ることができたことは、大変感動的なことだったのですが、実はこの準備の過程でもこんなドラマがあったのです。来年の教訓としたいとおもいます。

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トミー先生の夏休み複製講座  8/8(日) 担当講師:富久明俊(CAPプラモ部部長)
この講座は本来8月1日と8日と2日間行なう予定だったのですが、7月末にトミー先生がぎっくり腰になり、急遽8日に集約して実施することになりました。8月1日の受講予定だったみなさんにはご迷惑をおかけしました。申し訳ありません!
トミー先生、ぼくのぎっくり腰がうつったんでしょうか?申し訳ありません!
ぎっくり腰のトミー先生、スタッフのみんなに支えられ8日の講座はご覧の通り無事実施することができました。お湯で柔らかくしたかたどり用の素材に、原型になるいろいろなものを押しつけ、冷えてから型を剥がして、そこにエポキシ樹脂を流し込んで複製を作って行きます。
写真の洗面器に熱湯を入れて割り箸でかたどり素材を柔らかくして行ったのですが、その光景はまるでみんなで真夏にしゃぶしゃぶを楽しんでいるかのような和やかさ。
しかしそのあとのエポキシ樹脂の臭いことといったらありません。子供達は「くさいー」と言って逃げ惑い、スタッフたちが窓を開け、樹脂を流し込む作業を代行したのでした。
とはいえ、匂いはすぐに消え、型からはずすと複製ができています。次回は「くさいー」と言われないようにする、という課題を残しつつ、この講座も無事終了。

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渦巻き研究所  8/8(日)  担当講師:中村由紀子(陶芸作家)
陶芸作家らしく、手回しろくろを使って着色した砂で渦巻きをモチーフにした砂絵をつくる、という講座です。ろくろが回転するので鉛筆をスッと置けば真円が描けるという道理ですが、この感覚がなかなか身体に馴染むのに時間がかかった模様。
参加者のみんなは、ろくろがまわっているのに何故か自分の手も回したりして、摩訶不思議な文様ができてしいます。しかし、何度か繰り返すうちに要領も飲み込めた様子です。
午前中は砂に色をつける作業をおこない、昼食を挟んで紙に描いた文様に糊を付け、色の砂を落として、さらにろくろに載せて回転させながら次の糊を乗せて、さらに別の色の砂をかける。この繰り返しでどこかの伝統産業のような砂絵が描けました。

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色面から風景へ  8/8(日)  担当講師:田中美和(画家)
3時間、ひたすらキャンバスに向かい合った参加者のみなさんでした。講座を行った場所は講師の田中美和さんのアトリエです。大きな抽象画が部屋一杯にあるところに、キャンバスを並べてさらに参加者のみなさんの絵が広がって行きました。

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弘法もびっくり!筆つくり  8/8(日)  担当講師:杉山知子(美術家)
いよいよ今年のアート林間学校最後の講座です。<コトのはじまり講座>の一つとして実施しましたこの講座では、筆をつくりました。
講座を思いついた当初のミーティングでは、動物の毛とか人間の髪の毛とかで筆を作ったらどうよ?え、さらに墨もつくっちゃったりして、、、という具合に盛り上がって行ったんですが、調べてゆくうちに、まず墨を作ることがどれだけ大変かをいうことを知りました。あれって大変ですねー。煤を集めてにかわで煮るんですってね。ということで墨作りはやめました。
で、筆なんですが、毛を揃えて縛っていくのがこんなに難しいことだとは!CAPのメンバーの中にもこの講座のために、暑いのに髪を切らずに伸ばしていた人もいたようですが、これも「ちょっと無理じゃないの」ということになり、しかし、筆をつくる講座はすでにやることに決まっていましたので、「じゃあどうするのだ?」という過程に無事?進んだのです。床屋にも行けました。
しばらく後、担当講師のすばらしいアイデアでこの難しい問題は解決しました。竹を叩いて叩いて叩き切って、繊維をバラバラにして穂先のようにして筆をつくる、という方法をとったのです。ほかにもビニールひもをばらして穂先を作る、とか、笹の葉を縛って穂先にする、とか行ないましたが、メインは「叩く!」ということになり、誠に原始系の<コトのはじまり>にふさわしい講座となったのです。
できた筆は早速筆おろし。
おどろきました。この筆で書くとだれでも名人のような味わいのある字が書けるのです!商品化したらいいんじゃないか?と思うくらいのアイデアでした。ただ、普通の上手は字はなかなか書けないのですが。
問題は、みんなで叩きまくるので音がうるさい。一方で古代のシャーマンになったような、ある意味、的を得た<コトのはじまり講座>とも言えるでしょう。トランス状態から覚めると筆ができている!
今年のアート林間学校、来年への教訓をたくさん得ることもできました。すばらしい参加者のみなさん、そして根性をみせてくれたスタッフの面々、みんなよくがんばりました。
また、みんなの昼ご飯を担当してくれたノマドの足立陽子さん、ありがとうございました。足立さんは今月末に料理教室も開催します。というわけで、来年のアート林間学校はさらにパワーアップするかもしれません。
参加してくれたみなさん、また来年も会えるといいですね!
Posted by shimoda at 09:35 | コメント (2)

2010年8月10日

第9回アート林間学校2010 終了いたしました! その1

7月31日の土曜からはじまり、8月8日の日曜まで続きました、第9回目のアート林間学校が終了しました。
激暑のなか、近所の山に登って行なうハードな講座もありました。しかし参加者は誰一人として熱中症にもかからず、なんとか無事終了することができました。とはいえ、講師約1名は事前準備で熱中症になったんですけど。
全体を通して、小学校低学年の受講者のお行儀のよさにおどろきました。
子供達のなんという集中力!講座に依っては、シーンとしちゃって講師が緊張するという不測の出来事まで起きる始末。将来の日本は、彼らのまじめパワーによって安心です。
一方、やや冗談ではないかと思えるくらいの度量の深さを示した「大人講座」のなかの「あまいあまい☆ランジェリーを〜」と「ブーメラン・ブーメラン・ブーメラン」は申込みも無く、ほとんど世間から無視された形で中止となりました。
この事態を憂慮したあるC.A.P.のアーティストが「だれも参加しないなら、ぼくがランジェリーつくっちゃおうかな」とフォローに出たのですが、既に担当講師は完全に戦意を喪失していたため、この救いの手自体も世間の知らないこととなって幕を閉じました。来年の教訓としたいと考えます。
では、簡単ですが、今年のアート林間学校を写真で紹介します。

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こんなおうちに住みたいよ!!  7/31(土) 担当講師:澤木久美子(建築家)
この講座、すごい人気でした。募集開始とともにあっという間に定員に達してしまったのですが、なんででしょうか?
参加した人でこのブログを読んだ方がいたら教えてください。
講座では、まず紙に建築プランを書きました。実際の建築現場で出た端材なども織り交ぜ、様々な材料を釘やボンドで接着し、実際に家の模型を作ります。
せいぜい色を塗った積み木のうちができるのかなあ〜〜〜、と思っていたらエラい勘違いでありました。みんなのすばらしい作品にびっくり。ひとつづつ紹介できないのが残念であります。
もしかしたら本当に建築士になる子もでるんじゃないでしょうかね?

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子どもワンダーカーニバルをつくろう!  7/31(土) 担当講師:谷口彩(アートマネージャー)/マスダマキコ(造形作家)
これは実際に8月21日、22日に開催されるプログラムの企画を子供達に考えてもらっちゃおう、そのうえちょっと準備もしてもらっちゃおう、さらにあわよくば口コミで宣伝もしてもらっちゃおう!!というトリプル企画であります。しかしここでも参加した子供達は我々の予想を越える大活躍でした。なんかこの人達、広告代理店の企画部で採用してもらえるんじゃないの?くらいのはつらつとしたアイデア、計画構築、そして実行力はすばらしい!このまま大人になって日本を救って欲しいと思いました。
来年はアート林間学校の企画にも参加してくれたまえ!!

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炭酸ガスロケットを飛ばそう  7/31(土) 担当講師:上村亮太(美術家)
長年炭酸ガスロケットを研究している美術家、上村さんによるこの講座、今年はさらにグレードアップしてこれまでで最長の飛距離を記録しました。
長年研究、、、といっても炭酸ガスロケットのことなんか、アート林間学校の時にしかもちろん考えていませんが、たしかに前年よりも講座内容もロケット自体も改良されました。
このままだと再来年くらいには、事前に県警などへの届け出も必要になるのではないかと危惧されます。ただ今回の反省点は、「近頃のペットボトルの炭酸飲料は飲み口の口径が様々である」ということに気づくのが遅かった、という点です。このため、受講者は約束通り炭酸飲料のペットボトルを持参したにもかかわらず、スタッフが近所のコープのCCレモンを買い占めに走る、という事態になりました。
もうCCレモンは当分飲みたくありません。

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モノコード制作と音律の講座  7/31(土)-8/1(日) 担当講師:藤枝守(作曲家)
「大人講座」のトップバッターがこの講座でした。講師の作曲家、藤枝さんは昨年NHKの爆笑問題という番組でも音律の話題で取材を受けていましたが、大変中身の濃い、大学院レベルの内容の講座であったと言えるでしょう。写真はモノコードという楽器/音程の計算機を作っている所です。
初日はこの楽器の工作で終始しました。そして二日目は5時間に及ぶ音律のワークショップが、この自作のモノコードを使って行なわれました。まるで真面目な学生しかいない研究室のようであります。
音律の話しは実際に音を聴く体験と合わせて、さらに展開できる可能性がありそうです。この続きがなんとかできたら面白そうです。「アート林間学校」の大学院という感じでした。

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百歳のお誕生会  7/31(土) 担当講師:JOE(美術家)
ケーキにローソク100本立てて誕生会してみたい!!というシンプルであり、しかも瞬間で終わってしまいそうなこの企画。。。。盛り上がらなそうでいて、ここまで盛り上がったのは講師の人間性でしょうか?はたまた参加者の意気込みでありましょうか?とにかく楽しい企画でした。実際に100歳になったとき、誕生日ケーキが食べたいかどうかは忘れて、みなさんでほんわか盛り上がりました。
今後の反省としては2点。
ひとりづつこんなでかいケーキを持って来たら、絶対食べきれなかった。。。ということ。
そして、これはいったい「講座」と呼んでいいのか?ということでした。

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木工クラブvol.01  7/31(土)-8/1 担当講師:築山有城(彫刻家)
まさしく「大人講座」にぴったりのこの感じ。すばらしい人生!!
今回築山さんが用意した材料は楠でした。全体的に樟脳のさわやかな香りがただよう二日間でした。
しかし、この講座でも受講者は女性です。来年は男子もがんばろう!

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かくれた私  8/1(日) 担当講師:上村亮太(美術家)
「隠れる場所を決めて、自分をすっぽり包む紙にその場所そっくりの色を塗ったり・・・・」という講座の説明文でしたが、どうにも紙が大きくなりすぎるということで、地球環境に配慮しまくったこのサイズのものに変更となりました。
しかし、このコンセプチュアルな作品制作を見事に実現して行く小学生たちってすばらしい。さすが具体美術運動を間近に見守った神戸の風土!
写真は、かなりわかりやすい参加者の作品を選びましたが実際には、白い紙に白い絵具を盛り上げただけの「白い壁」!という大作や、床に置いて乾かしているうちに作品がどこにあるかわからなくなりそうな「床」の作品(だと思うんですけどね)もあったりして、見る者に感動を与える講座となりました。
参加者の約半数が、熱暑の屋外で作品を作り、施設の中と外をずっとダッシュしていた上村さん。おつかれさまでした!

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靴に庭を作ろう!?  8/1(日) 担当講師:JOE(美術家)
意表をついた講座でした。「靴に庭」ですよ?わかりますか?
案の定、参加者のうち一人は、靴の中に庭を作っていましたが、これは当初からの計画だったようで、彼は講師に「履けなくていいから靴の中に庭を、、、」と訴えていました。でもいいんです。
これはたのしい!参加者だけでなく、周囲にいた人もみんな楽しんだ講座となりました。
今頃この人達はやや丈の伸びた不思議な植物をつま先に載せ、神戸の街を歩いているのだろうか?
そして来年、再来年にはいったいどれくらい大きな靴になっているのか?はたしてそれはまだ履けるのか?
未来にQuestionを投げかける、奥の深い講座になりました。このブログを読んだ参加者のかたがいたら、靴の庭の成長記録、是非手記をお寄せください。

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トーテムポールをつくろう  8/1(日)  担当講師:二川英一(木版作家)
愛らしい参加者と作品の写真をご覧下さい。ほのぼのしますが、実はここに到る準備が大変でありました。
山からヒノキの丸太をもらって来て、C.A.P.で皮をはがす、、、、はがす、、、はがす、、、
そして皮を剥いた表面を洗い、腐らないよう陰干しを続ける。。。。
材木の準備って以外と大変そうでありました。「大変そう」というのも、ぼくはその期間ずっとぎっくり腰で、C.A.P.女子がこの荒々しい作業をするのを、怖じ気づきながら見守るのみでありました。
そして講座の当日は、子供達でこの丸太を切断し一人ずつの作業ができるようにする所からスタートです。
とはいえ、この太さですがから子どもがノコギリの手引で切るのは大変です。大変だからといって先生が代わりに切ってあげたりなんかしませんから、朝から始めて、ひとりずつの作業サイズになったのが昼食後でした。甘く見ちゃダメですね。これが現実であります。
おいしい昼ご飯を食べてから、グループに分かれた参加者は、グループ毎にトーテムポールの物語を考え、ひとりひとり自分のトーテムパーツを作り上げ、またそのパーツを組み合わせて物語を全員に紹介する、という難事業を成し遂げたのでした。
この写真。。。一見無邪気に笑い、嬉しそうな子供達の表情のその奥に、ワンステップ深い人生を学んだ大人のまなざしの萌芽を見て取れるでしょうか?

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ただひたすら穴を掘ろう  8/1(日) 担当講師:藤川怜子(造形作家)
これも何故かすごい人気の講座でした。募集開始後数時間で定員は一杯となり、事務局が講師を説得し定員枠をその日のうちに広げてもらうというすごいことになりました。
それでもキャンセル待ちの方々の長いリストが出来上がりました。

しかし、山に登ってただ穴を掘ってみる、、、という講座の内容に何故???
「なんでこの講座に参加したいのですか?」
申込みの電話を受けたとき思わず、保護者の方に質問してしまいました。
「きっと穴をずっと掘って行くとすばらしいものが出て来るかも!?と言って楽しみにしています!」
というお答えでした。
なにか出たんでしょうか?とりあえず汗は死ぬほど出たと思いますが、この写真の表情を見ていると、ほかにもなにかすばらしいものが見つかったのかもしれませんね。

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ストロー合体!ヘキサビットを作ろう  8/3(火)  担当講師:木村たけし(造形作家)
名前がいいですね、この講座は。講師で、金沢21世紀美術館の教育プログラムを担当している木村さんが考えました。
「ヘキサビット」このメカな雰囲気の言葉で、「なんだろう?きっとロボットとかロケットとか、すごいもんができちゃうんじゃないの?」とうっすら期待した参加者もいたかもしれません。
実際はもっと柔軟な造形ワークショップでありました。
モールを曲げてストローのジョイントを作り、自在に組み合わせて造形を作って行きます。
ストローもカラフルで楽しいですね。他の講座を担当した講師たちからも「これ欲しい!」と人気でありました。
今もY3の3階広場のテーブルの上に飾っています。よかったら観に来てください。

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粘土はつくれるのか?  8/3(火)  担当講師:中澤雅子(陶芸作家)
今回、全般的に粘土関係の講座に人気が集まりました。この講座、タイトルの通りでありまして「粘土で何かをつくる」のではなく「なにかで粘土をつくる」講座です。
では何で粘土なんか作れるというのでしょうか?
それは、この講座の前日に行なわれた「ただひたすら穴を掘ろう」という講座で掘り返した土を使って粘土を作ってみようという試みだったのです。
なんだ!ただひたすら穴を掘るには訳があったのか!と納得していただけたでしょう?
自分が受講する講座だけでなく、企画全体を見渡して行くと相関関係が見えてくるという訳です。
ということで、この講座もまずは山に土とりに行くところから始まりました。
ところが、ここでアクシデントが起きたのです。
前日に掘り返した土の匂いに魅せられたのか、準備万端状態の現場を一晩でイノシシさんがめちゃくちゃにしていったのでありました。まあ、山ですからね。しょうがないんですけど。
講師のレポートです:
普通の土だけでは粘りがないので、粘土を作るときにも使われる、木節粘土と、蛙目粘土を粉末にしたものを土70パーセントに対して15パーセントずつ加えて混ぜます。

、、、、とあっさり行きたかったところなんですが、
山に到着すると、前に道具類を搬入して箱に入れておいた土が、
イノシシのイノちゃんが、見事にひっくり返して全部ばらばらに。。。。

小学生の皆も「どうすんのー。」って感じで粉々になった残骸を眺めていたのですが、
ここで皆一致団結。
粉を篩にかけてゴミと分ければ何とかなるだろうと、全員総出でごちゃごちゃになった粉を
篩にかけてきれいにしていきました。


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美しいノイズ〜ラジオを使って  8/3(火)  担当講師:坂出達典(オブジェ作家・パフォーマー)
ラジオを使った坂出さんのパフォーマンスをモチーフに、参加者がその不思議な音と戯れてみる、そして坂出さんの不思議なパフォーマンスやオブジェ作品を支える美学について、さらに不思議な話しを聴く、というまったく大人な講座でした。
坂出さんの経営するメタモルフォーゼというバーには、昔よく村上三郎さんがやってきました。村上さんの美学をグラス越しに聴き続け、自分の活動の核を作って行った坂出さんの話しはやはり面白い。
村上三郎さんがご存命だったらぜひゲストにお招きさせていただきたかったですね。
しかし、坂出さんの作品は、話しを越えておもしろいですよ。今回も最後に最新作のパフォーマンスを披露してくださいました。
豪勢な講座となりました。坂出さんありがとうございます。
また、飲みに行かせてもらいますから。

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黒く塗りつぶせ!  8/4(水) 担当講師:築山有城(彫刻家)
Paint it Black!です。
講座は11時から夕方5時まで。この間、ずーっと4×8のベニア板を鉛筆で黒く塗って行きました。
一種の修業ですね、この講座は。こんな大人な講座に若い参加者を得て、うれしいことです。
ちなみに小学生の参加者約2名は、途中からみんなの鉛筆を削るという後方支援業務に転職してしまいました。
次回は同時に「鉛筆を削ろう!」も開催したらどうか?検討課題であります。

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CAP原人あらわる!?  8/4(水) 担当講師:マスダマキコ(造形作家)
穴、粘土、に続く山の上大作戦の第三弾はもっともハードな講座です。
なんせ、熱中症で日本全国ばたばた人が倒れて行くなか、山にののぼり、人力で火を起こし、もちよった食料を火で焼き、その場で食べ、かつ固い石をなぐって割って鋭い破片を作り、それを包丁と呼んで野外調理もしようという、特攻隊のような作戦でありました。
しかし、こんなことで怖じ気づくのはぎっくり腰だからだったのか、参加した子供達は終始ハイテンションで原人と化したのでした。
講師の反省としては、「次回からは火を起こす講座は冬にやった方が良いであろう」ということでした。
原人と化した参加者たちが二学期までに現代人に戻れると良いのですが、、、、

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土でピカピカ光る宝石作り  8/4(水) 担当講師:中澤雅子(陶芸作家)
またしても粘土関係は人気です。しかも「ピカピカ光る宝石〜」ですからね。受講料1000円で宝石が持ち帰れるとは!!
粘土なんですけど。
この講座は色をつけた粘土で宝石のようなかたちのものを造形し、あとはひたすら磨くのみ。
でも磨くと光るもんですから、みなさんどんどん磨きますね。
ピカピカに光りました。しかし、やっぱり建物の中は快適であります。宝石なんていう贅沢品に思いを巡らせる余裕もでようってもんですね。
みなさんの作品ですが、磨きやすく、壊れにくい形状に集約されて行き、どうやら宝石というよりはビー玉に近いものができてきました。

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アニメーションコマ作り  8/5(木),6(金) 担当講師:ポール・ベネ(美術家)
実は講座直前まで試行錯誤を繰り返した企画でありました。担当のポールさんは、いろいろなアイデアを試し、今日はハンズ、昨日は100均、明日はユザワヤ、、、と講座に使える素材探しに走り回ってくれました。
結局、「コマ」とはちょっとイメージが違うのですがご覧のようなゾートロープを各自作成しました。
台座は100均の植木鉢用の皿であります。これがうまくまわっちゃって、まわっちゃって・・・・
アニメーションになって自分の絵が動くという感動から徐々に「誰が一番早く回せるか」というスポーツにも変貌しつつ、盛り上がって行ったのでした。
しかし、これは良いアイデアでした。きれいなゾートロープができあがりました。
みんな、おうちでちがう絵を作って動かして楽しんでいることでしょう。


だんだん長いレポートになってきました。
もうぎっくり腰でもあり、長すぎるので続きは次回に譲りましょう。
ではまた近々、続きのレポートを掲載します。
お楽しみに。



Posted by shimoda at 12:17 | コメント (0)