STUDIO Y3

STUDIO Y3は、神戸市立海外移住と文化の交流センターでC.A.P.が運営するアートプロジェクトです。
ここでは、様々なアーティストがスタジオのドアを開け、活動を公開しています。またこのスタジオのアーティストたちを中心に、ワークショップや展覧会などのプログラムも実施しています。
ぜひお気軽にご参加下さい。

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CAPARTY vol.43「第13回アート林間学校2014」のレポートはこちらから!
アート林間学校2014写真レポート_8/3(日)ようかめ
アート林間学校2014写真レポート_8/2(土)なのかめ
8/31(日)岩本吉隆クロージングパーティー 写真レポート
6月展覧会「3tones」を振り返って
アート林間学校2014写真レポート_8/1(金)むいかめ
アート林間学校2014写真レポート_7/31(木)いつかめ
アート林間学校2014写真レポート_7/30(水)よっかめ
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アート林間学校2014写真レポート_7/27(日)ふつかめ
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2012年8月14日

9月のcapture「日本のポトゥア、東野健一」


日本のポトゥア、神戸生まれの65歳。40歳で会社を辞めて絵描きとなる。独特の細密画を描き、インドに古くから伝わるスタイルで紙芝居をする。C.A.P.との関わりは15年以上。現代美術の作家の間で異才を放ち続ける東野さんに話を聴きました。
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■会社を辞め、絵描きになり、そのうえ紙芝居を?
37歳の時、組織のなかで働くことに違和感を感じたの。実は24歳まで普通に石膏デッサンとかしてたんよ。一人でやるならやっぱり絵かなっ、て思ってた時にすごい絵を見ちゃって。それは前田常作さんのアクリルで描いた曼荼羅。見たものではなく頭の中の宇宙観を描く、それとアジア的なものの見方。感銘をうけたな。
それで結局40歳で会社を辞めて絵描きになったね。少しして今度は「インドの織と染色」という展覧会で絵巻物が展示してあって、なんてシンプルで、なんて力強いんだ!ともう背中がゾワ〜としちゃってね。それがポト(インドの絵巻物)だった。いろいろ調べたけどほんとに資料がない。「民藝」という本で4ページの記事を見つけてね、それを持ってインドに行きました。そしたらなんと執筆者がそこにいたんよ。「よくこんなちょっとの記事を見てここまで来たなあ」って、すぐに絵巻物師(ポトゥア)のいる村に連れてってくれたの。
そこで貧しい暮らしをしながら描き、語る人に出会った。ムクンド・チットロコルというポトゥアを勝手に師匠と決めて、どこでも一緒についてった。会社辞めて絵描きになって展覧会もしたけど、なんか違うって思ってた。それがポトゥアと出会って、絵だけではない「表現」の方法にピンと来たのね。
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2011年、東野さんはインドに渡り、しばらく滞在した。
これまで自分の活動の支えになった人達に感謝を込め、ボックス入りのシート「ジョナキ・ポカ(蛍)」として滞在記をまとめた。


■ポトを作る
ポトには物語が必要でしょ。で、まず民話とか神話とかいろいろと読んでみようと思ったわけ。毎日読んですっかり感心しちゃって、こんな面白いものがあるなら自分で書くよりここから選ぼう、と。
最初、アフリカ民話の「悪者うさぎ」と宮沢賢治の「洞熊学校」が候補だったんだけど、ふと本棚にあった内田百閒の「王様の背中」という本が眼に入って、その中の「狼の魂」がすっかり気に入ってしまった。
これを自分の解釈で表現し直そう、それで全部神戸弁でやろうと決めた。物語を反芻して頭に浮かぶイメージをどんどん絵に描く。で、必要だと思う部分だけ切り取って、後は捨てちゃう。それを部屋に吊るしてゆく。吊るしたものを観てどうして組み立ててゆくかを考える。それが繋がって絵巻物になる。
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東野健一によるポト「狼の魂」

だから僕の絵は全然物語の説明になってない。紙に墨を流し、形のよいところを選んで見立てで細かく描き込んでつくることもある。ね?全然説明じゃないの。「狼の魂」に出て来る猟師なんかもう記号みたいだもんね。それから巻物は広げてゆく時に、前のシーン、今、それからその先も同時に少し見えちゃうでしょ。すごいでしょ?形は違うけどポトも曼荼羅のようなものだね。

■CAPとの関わり「つきあそび」
1997年のイベントに参加したのがはじめかな。
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1997年CAPARTY#5「ART POLLEN」に参加。
もう組織はいやだと思ってたのにC.A.P.のゆるさが気に入ったのと、他のアーティストの中に自分を置いてみたいという気持ちでね。でもすごい畑違いでしょ。この人達とどうやってつき合っていったら良いかと考えちゃって。それでみんなの昼飯を作って食べながら話したりして。でもその直後に病気になってね、みんなに世話になってしまった。
それで何か役にたてれば、と2003年から他のメンバーではできなそうなことを毎年やってきたのね。でも今年の企画で何をしたら良いか実は行き詰まっていて、そしたらパフォーマンスの白井廣美さんが山名酒造の社長さんと知合いでね、大人っぽいことしようよと提案してくれた。そこから広がって、琵琶の片山旭星さんに来てもらおう、陶芸の中澤雅子さんにぐい飲み作ってもらおう、電子音楽を入れよう、宮沢賢治の研究者の中野由貴さんには賢治のレストランというテーマであてを作ってもらうとか、中秋の名月一日前、海のうえで月を愛でつつ大人の時間だよ。もちろん紙芝居も。「つきあそび」と名付けて、そりゃたのしいはずですから、みなさん是非来て下さい。

02_higashino_jonakipoka.jpg
インド滞在で作ったボックス入りのシート「ジョナキ・ポカ(蛍)」
2000円で販売中(欲しい方はお問い合わせ下さい。)
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2012年7月14日

7/14 土曜クラブでソックパペット作りました!

ソックスを使って手にはめる人形?意外とかわいいです。本日の講座の模様を写真で紹介します。 20120714doyoclub03.jpg
講師は倉智(高橋)敬子さんで、助手はなんと息子のただすくんとその友達のジェームスくんです。
お手伝いご苦労さんです。
倉智さんはながいことアメリカ合衆国で生活してました。このソックスで作る人形、ソックパペットはあちらでは小さいこの工作の定番らしいです。
ちょっと目玉とか口とか、ヒゲとかいろいろとくっつけるだけで表情豊かなキャラクターが生まれちゃいました。
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あっというまに・・・・こんなのを作る、、、才能ですかねー。
かわいいですねー。
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ジェームスくんのこれはなんなんだ?
たしかもとはソックスでしたよね?途中見てないもんで自信がなくなりましたが、なんかすごいパワーがありそうなもんができてます。
20120714doyoclub01.jpg
よかったらみなさんも作ってみて下さい。
次の土曜クラブは
8/25(土)CAP土曜クラブ「クレパスをとことん使って描いてみる」【要予約】
13:00〜15:00/講師:マスダマキコ(造形作家)/参加費:¥1,000
です。ぜひ予約して下さい。
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2012年6月 8日

田辺朋宣 個展準備中

6月9日(土)からスタートの個展。田辺さん、準備中です。 2012060801.jpg
Y3のギャラリーを二つとも使って田辺さん、個展の準備中です。こちらは東側のギャラリー。
この展示パターンは初めてです。もう神殿のような礼拝堂のような、、、全部ドローイング。ドローイングの壁です。
初日は壁一面使っての公開制作もあり、オープニングパーティーも18:00から。

田辺朋宣 個展「夢のあきらめ旅行2〜私たちが何をしとるかは分からんでしょう〜」は、6月9日(土)から7月1日(日) まで。(10:00〜19:00/月曜休館)
ぜひお越し下さい。
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2012年6月 3日

こんな本要りませんか?

ご連絡いただきましたみなさま、ありがとうございました。さっそくお問い合わせ頂き、現在受け渡し方法の相談がはじまりました。またこんなお話があればご紹介致します。本の交換会もまた開催しますのでぜひ要らして下さい。連絡ご希望の方はメールニュースの購読をお申込みください。
以下、引き取り手が見つかりました。








6/1(金)にNobu's cafe本の交換を行いました。そしたら参加できなかった方からこんな情報が。


もう捨てざるを得ない本たちがあるとのことで、欲しい方がいればCAPのシモダまでご連絡下さい。
(e-mailはこちら。件名に「こんな本要りませんか係」と書いて下さい)
ご本人の連絡先をお知らせします。
以下のようなご連絡をいただいてます。

不要な本です。古本屋も持って帰ってくれないのですでに捨てはじめています。もしかしたら、美術の素材として物質的に本を使われる方があるかもしれないと思います。
1960年前後に出た筑摩書房の現代日本文学全集から。旧仮名、旧漢字で3段組。「名を廣次といふさうである」てな表記です。函入り。
芥川龍之介。谷崎潤一郎。高村光太郎、宮沢賢治、萩原朔太郎。斎藤茂吉。正宗白鳥。柳田國男。森鴎外。井伏鱒二。武者小路実篤。國木田独歩。有島武郎。高浜虚子。徳田秋聲。岡本かの子、林芙美子、宇野千代。他。いまなら30冊ほど残っています。有島武郎訳のまざあぐうすなんかも、訳詩集に入っていましたよ。読点で区切っているのは3人で一冊になっているものです。ご希望の方がありましたら、実家にあるので、できれば早めにご連絡下さいませ。

次回、本の交換は9月1日(土)の夜にcafeで行おうと思います。

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2012年6月 1日

5月26日(土)CAP土曜クラブ「等身大の絵を描こう」レポート


去る5月26日(土)に、CAP STUDIO Y3にて土曜クラブが開催されました。今回のテーマは「等身大の絵を描こう」。講師はポール・ベネさんです。
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工作室から顔を出している龍のぼりの季節も終わり、セパ交流戦真っ盛りの今日このごろ。私としては追い上げられるの龍のことが心配ですが、気を取り直して梅雨を乗り切りたいものです。さて、前回は架空の龍を描いて作ってみましたが、今回描くのは、現実にここに存在している「私」であり「あなた」。講師のポールさん曰く、「ポートレート(人物像)描こう!」 でも、自分を描くというのはどんな方法で描いたらいいのか、なかなか難しそうな感じがします。そこでポールさんが提案するのが「等身大の絵を描こう」、という方法です。

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会場となるSTUDIO Y3の3階に向かってみると、ギャラリー1面にブルーシートが広げられ、その上に何枚か白い大きな紙が並べられているという状況。ここが今回の「等身大の絵を描こう」の舞台です。これからいったいどんな大がかりな作業が始まるのでしょうか。

画材として沢山のカラフルなアクリル絵の具が準備されています。そして事前にあった「汚れても良い服装で」というご案内。おわかりとおり、このブルーシートの上で、体全体を使って絵を描いていく、そんな作業が繰り広げられようとしています。
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まずは参加者どうしで大きな紙1枚につき、2人組を組んでもらいました。親子だったり、友達どうしだったり、今日初めて出会う人だったり......etc。そしてこの2人でポートレートの輪郭を最初に描いていきます。紙を前にして、どんな格好で描いてみるのか、まずは2人で相談。相談の後は、2人のうちの1人が紙の上に寝転んで、もう1人が鉛筆で輪郭を描いていきます。1人目が済んだらもう1人が紙の上に寝転がって輪郭を描いてもらう。紙の上には早速2人の輪郭ができあがりました。
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次にこの輪郭を濃い色のアクリル絵の具でなぞっていきます。「ゆっくり味わって描いていこう」とポールさん。大胆に力強く輪郭をなぞっていくペア、あるいは一筆一筆にこだわって色々なタッチを試してみるペア。もちろん、輪郭に使われる色も様々です。

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輪郭を塗り終わったところで、今度は内側の色を塗っていきます。今度はもっとカラフルな絵の具が登場。2人で相談を重ねながら、思い思いのカラフルな色を塗っていきます。果たして、輪郭の内側には、何がどんな色で描かれていくのでしょうか。興味はますます尽きません。

作業の様子を見て回ってみると、それぞれのペアの塗り方は十人十色。どれ1つとっても同じ塗り方はなく、様々な塗り方で輪郭の内側が埋められていきます。ちょうどその時来ている服に合わせて、服とその模様を描いていったり、模様を描いていったり、とにかく沢山の色を塗りつけていったり......etc、一口に人物像を描くと言っても、そこに現れる「表情」も様々です。
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本人に似ていることが求められたり、その人の地位を反映させる必要があったり、その時の状況や心情を露わにさせたりと、人物を描くというのは、なかなか一筋縄ではいかない、難しいテーマなのかもしれません。でも、2人がペアで作業をすれば、そこに人物がいた痕跡を残すことができるし、相談して色々な格好をさせることもできます。そして人物の輪郭の中には、2人の色々な思いが詰まった世界が広がっていきます。今回ポールさんが教えてくれたのは、そうやって自由に、そして広い世界に向かって自分を開放するように、人物の姿を描くやりかたがあるんだ、ということだったように感じました。

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さて、体を使って何かを描くとなると、一番簡単なのが「手形」ですね。今回も絵の具が余ったので、余った紙に、ぞれぞれ思い思いの色で手形を押しました。色というまでもなく、どれとして同じものがない沢山の手。そして、今回の土曜クラブの作業や思い出が詰まった、この時だけの手。でも、写真とかで好きな時に見ることができる手。「誰か」を表す一番シンプルなイメージだけれども、そこには有象無象の沢山の何か詰まっている──みんながこぞって押した手形も、今日の土曜クラブの大切なメッセージそのものなのかもしれません。

色々な思いができあがったポートレートや手形から聞こえてきます。「私のこの手がまっ黄に輝く!」、「僕のこの手が深緑に萌える!」......etc。ちなみに私は手形にこんな思いを込めました「俺のこの手が真っ赤に燃える! 勝利を掴めと轟き叫ぶ!!」


さーて、次回の土曜クラブは......。
「モダン和ークス「ちゃたくでPOP!」
日時は6月23日(土)13時~16時、講師の井ノ岡里子さんとマスダマキコさんと一緒にポップなお皿を作ります。お楽しみに!!
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2012年5月19日

5月12日(土)淺野夕紀個展「幽し(かそけし)」・井階麻未個展「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」、合同オープニングパーティー

5/12(土)~6/3(日)まで、4階ギャラリーにて、 淺野夕紀さん個展「幽し」、井階麻未さん個展「百花繚乱」が、同時開催されています。去る5月12日の個展初日には、CAPスタッフの小野さんをコーディネーターに迎えて、合同オープニングパーティー&アーティストトークが行われました。その模様をお伝えします(藤墳智史)。

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生命力と死──井階さん
 3月に京都三条のギャラリースペース「ARTZONE」で行われていた井階さんの個展「ひみつ」。その記憶がまだフレッシュな中でやってきた今回の個展「百花繚乱」。CAPでの「百花繚乱」も「ひみつ」からの勢いとパワーを感じさせる展示となりました。花が咲き乱れる美しさや鮮やかさ、そしてそこから感じられる生命力を描き出したかったという井階さん。一方で、生命力の反対にありつつも切り離せない「死」もまた同時に描き出したかったのだと言います。鮮やかな色が咲き乱れ、まるで描かれた花が生きているようにうねり動く中から這い上がってくる黒い波、あるいは花の間に隠れ住む不気味な蜘蛛。そうした様々なモチーフを織り交ぜながら、生死が入り乱れる様をパワフルに描ききる、そのように井階さんの作品を形容できるかもしれません。特に。東側ギャラリーの床に広げられた巨大な作品には圧倒された方が多かったのではないでしょうか。

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消えゆく色、薄れゆく記憶を描く――淺野さん
 井階さんとは対照的に繊細さ、緻密に考え抜かれたコンセプトが印象的な淺野さん作品たち。今回の「幽し」では、色や光、音が消えていく様子、あるいは記憶が薄れていくという営為じたいを描きだすと同時に、人の身体に消えゆくものが幽かに刻み込まれていることも、描くなかで明らかにしたかったと言います。「幽し(かそけし)」とは、何かが徐々に、ぼやっと消え去っていく様を指す言葉なのだとか。平面だけでなく、様々な素材を通じて、消えるか/消えないか、幽かな色や光、音を可能な限り顕わにしていくということが、淺野さんの作品では試みられていたように思います。写真や映像で映し出すのは難しいですが、間近に立って見てみると、幽かさが持つ美しさ、じわじわと画面に浮かび上がる鮮やかさを感じることができるのではないでしょうか。


それぞれ異なるテーマが重なる面白さ
 今回の2つの個展は、当初は別々の個展でしたが、偶然同じ時期に開催されることになり、お2人共同で何かをやってみようということになったのだとか。2人だからできること、ここでしかできないことをやろうと意気投合したそうで、一緒に企画を進めていく中で、お互いに真逆に見える作品に共通点を見出したり、一緒に展示をしてどんな効果が出るのかを考えたりもしたそうです。どんどん描き上げていく井階さん、少しずつ緻密に描いていく淺野さん──アプローチは違うけれども、でき上がるものは似ている、そんな感じがお互いするようにもなったのだとか。実際に、今回の2つの個展はお互いが補完しあうような、よく考えられた内容になっているのではないでしょうか。
 一方で、お2人の異なる点、特徴もそれぞれ今回は意識されたといいます。淺野さんは井階さんの作品を見て、自分の作品は沢山の人に向けて見せられるだろうか、と感じられたそうで、井階さんも淺野さんの作品を見て、しっかりとしたコンセプトを持っているので一発勝負型の自分の作品は食われてしまうのではないかと不安を感じられたそうです。ダイナミックな井階さんの作品、まんべんなく作りこまれた淺野さんの作品、それぞれが補完し合って今回の個展の面白さができ上がっているゆえの、お互いの「ライバル心」というところでしょうか。
 個展に向けて描くのが楽しかったという井階さん。今まで色を組み合わせて鮮やかな作品を描いてきた中で、今回の淺野さんの作品の繊細さ、細かいグラデーションには良い刺激を受けられたといいます。一方で、淺野さんも自分の作品はおとなしくなりがちな中で、井階さんのような作品を描きたいと思うこともあったのだとか。全く違うタイプの作品を制作してきたお2人による共同の個展、それぞれのこれからのチャレンジへの意気込みをうかがうこともできた、そんなオープニングだったように思います。



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*個展についてのご案内

淺野夕紀 個展「幽し」
井階麻未 個展「百花繚乱」
2012年5月12日(土)〜6月3日(日) 10:00〜19:00/月曜休館 

淺野夕紀は「光と影」をテーマに、色鉛筆や水彩、糸等を使って、日常の記憶や思い出が薄れていく様を繊細な絵画やインスタレーションで表現します。
一方、井階麻未は「生と死」をテーマに、今という瞬間を生命力溢れる鮮やかな色彩やタッチで、幻想的かつエネルギッシュに絵画を描きます。
対象的な性質の二人の作家が同時に個展を開催することで、また別の一つの世界観を表現します。今回しか見ることのできない、淺野と井階の創りあげるワンダーランドに是非、お立ち寄りください。

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2012年5月12日

5/6C.A.P.ねんどクラブのやきもの基礎レッスン一期の2回目

なんかすごく楽しそうです。 120506nedo02.jpg
5月6日の日曜日、Y3では「やきもの基礎レッスン」の2回目のクラスがありました。
手回しろくろにねんどを乗せて、みなさんがんばっていますね。
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楽しいながらも、真剣!
ぐにゃぐにゃと形の変わるこの土が、熱を加えるとカチっとなって水も漏らさない器になるんですね。
できあがりを想像しつつ、成形。
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親切丁寧。これで基礎技術を体得して頂いた後は、クラブ員となって、この施設で自分の好きな物を、講師に相談しながら自由に作ってもらえます。
ねんどクラブ「やきもの基礎レッスン」は第二期も定員に達しました。
参加希望のみなさんは、申し訳ありませんが12月からの第三期にお申し込み下さい。
詳細はコチラです。
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