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2014年7月15日
【アート林間学校2014】『おでかけ番外編』 29:「フェリーで小豆島へ。さあ冒険だ!」
いつも人を驚かせてくれるアーティスト、田岡和也の講座は小豆島へみんなを連れてゆく講座です。 どんなプログラムになるか?田岡さんからの情報をお知らせしましょう!
田岡さん、どうぞ!
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小豆島での冒険の旅!特別に少しだけ紹介します。

こんな豪華なフェリーに乗って行きますよ!小豆島の港ではヤノベケンジさんの作品「ザ・スター・アンガー」がお出迎え。


港の旧JA跡地には島の情報がいっぱい。美術家の椿昇さん達が造った絵本を楽しむスペースもあります。


海がきれいですし、港の風景をスケッチしてみてはどうでしょう。


歩いていると突然、モンスターが現れた!こちらはビートたけしさんとヤノベケンジさんの作品「アンガー・フロム・ザ・ボトム」ですね。


なんといっても空気がおいしい。歴史のある霊峰、ミステリー&パワースポットの洞雲山・碁石山へ登ってみましょう。山頂からの景色は登った人だけが味わえます。とにかく、、、最高ですよ。
小豆島へ出発!!さあ冒険だ!!
『おでかけ番外編』 【要予約】(アート林間学校の開催概要をご覧下さい)
29:「フェリーで小豆島へ。さあ冒険だ!」
講師:田岡和也(美術家)
日時:7/27(日)7:30第三突堤ジャンボフェリーのりば集合 19:30神戸港到着、解散
対象:親子ペア参加(小学生以上) 定員:5組
受講料:親子で4000円(スケッチブック&鉛筆とオリジナルガイドブック付き)
第三突堤からジャンボフェリーに乗り(3時間)小豆島へ。島ではミステリー&パワースポットの洞雲山・碁石山へ登ったり、醤油蔵見学をしたり、スケッチをしたりします。
*別途フェリー代と入館料で大人一人:3,590円 子ども一人:1,790円必要です。
持ち物:飲み物、お弁当、タオル
*山道を登りますので、歩きやすい運動靴でご参加ください
*天候によっては中止になることがあります。
小豆島へ出発!!さあ冒険だ!!
『おでかけ番外編』 【要予約】(アート林間学校の開催概要をご覧下さい)
29:「フェリーで小豆島へ。さあ冒険だ!」
講師:田岡和也(美術家)
日時:7/27(日)7:30第三突堤ジャンボフェリーのりば集合 19:30神戸港到着、解散
対象:親子ペア参加(小学生以上) 定員:5組
受講料:親子で4000円(スケッチブック&鉛筆とオリジナルガイドブック付き)
第三突堤からジャンボフェリーに乗り(3時間)小豆島へ。島ではミステリー&パワースポットの洞雲山・碁石山へ登ったり、醤油蔵見学をしたり、スケッチをしたりします。
*別途フェリー代と入館料で大人一人:3,590円 子ども一人:1,790円必要です。
持ち物:飲み物、お弁当、タオル
*山道を登りますので、歩きやすい運動靴でご参加ください
*天候によっては中止になることがあります。
2014年7月11日
【アート林間学校2014】こんなの作れちゃいます!_登れ紙ロボ!Y3クライミング
ええ、引き続きまして「登れ紙ロボ!Y3クライミング」のご紹介です!試作ロボの写真を講師の木村さんより頂きました。
開講日の8/3(日)は最終日にして激戦区!?
3つの講座が同じ時間に開講されるので、どの講座を選ぼうか迷っている方もたくさんいるのではないでしょうか。
講座選びのご参考にどうぞ。

どうですか、この精悍な顔つき!見れば見るほど愛らしい〜
試作ということで胴体の箱から作られているようですが、実際の講座ではお菓子の空き箱やトイレットペーパーの芯などを利用して機体を作ります。
基本をおさえれば表情や、機体のデザインはもちろん自由です!
そしてこのロボ、ちょっとした仕掛けでヒモをつたってクライミング(山登り)が出来ちゃいます。
こーんな感じ!

そしてよくよく見てみると背中にはミニカメラがついています。実際の講座でも最後にカメラ撮影をしながらY3をクライミングさせる予定です。
ロボからはどんな風景が見えるのでしょうか。気になりますね!!
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23:「登れ紙ロボ!Y3クライミング」
講師:木村たけし(造形作家)
日時:8/3(日)13時〜16時
対象:小学生〜大人(2年生以下は保護者同伴) 定員:10名
受講料:2,000円
紙工作でロープを登るロボを作って、交流センターの壁や吹き抜けを高く登らせよう。ロボにミニカメラを持たせると何が撮れるかな?
その他講座やお申し込みについてなどは、こちらのページよりご覧ください。
7/26(土)〜8/3(日)CAPARTY vol.43「第13回アート林間学校2014」
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23:「登れ紙ロボ!Y3クライミング」
講師:木村たけし(造形作家)
日時:8/3(日)13時〜16時
対象:小学生〜大人(2年生以下は保護者同伴) 定員:10名
受講料:2,000円
紙工作でロープを登るロボを作って、交流センターの壁や吹き抜けを高く登らせよう。ロボにミニカメラを持たせると何が撮れるかな?
その他講座やお申し込みについてなどは、こちらのページよりご覧ください。
7/26(土)〜8/3(日)CAPARTY vol.43「第13回アート林間学校2014」
2014年7月11日
【アート林間学校2014】こんなの作れちゃいます!_モノの影で絵をつくる
アート林間学校の予約が今週末より開始します。事務局はそれを迎え撃つ!?(受け入れる)べく、あれこれ奔走中ですが、
講師もそれぞれ講座に向けて試作を行っているようです。
「モノの影で絵をつくる」の講師・桜井さんと赤木さんが作った試作品を見せてもらいました。


この講座では絵を「描く」のではなく、「つくる」んですね。
上の絵のように、モノの影を紙に投影して焼き付けるんだそうです。
実験ではビーズやクリップ、葉っぱなどをおいていますね。2枚目の大きな葉っぱなんか、葉脈まで見えちゃってます!不思議!!
この春から立ち上がったCAP写真部の暗室お披露目の機会でもあります。
小さいお子さんに限らず、暗室での作業に興味のある方にもどうぞ!
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【アート林間学校2014】
18:「モノの影で絵をつくる」
講師:赤木美穂子(写真家)、桜井類(美術家)
日時:8/2(土)10時~15時
対象:小学5年〜大人 定員:6名
受講料:3,000円
「フォトグラム」といっていろいろなものの影を写真用の紙に投影して絵にする技法があります。むかしの写真のテクニックを使っていろいろな影を絵にしてみましょう。どんな絵ができるかな?
2014年7月 6日
7/5 加藤元展「maybe it's just me.」オープニングパーティーレポート
7月5日、加藤元さんの個展「maybe it's just me.」のオープニングパーティーとアーティストトークを行ないました。
うわ〜!この肉たちがオープニングパーティーに登場しました。
鹿、鴨、イノシシです。ぼくもいただきましたけど、イノシシがうまいですね。

鹿、鴨、イノシシです。ぼくもいただきましたけど、イノシシがうまいですね。

加藤元さんです。パーティー開始。


乾杯!盛り上がりましたねー。
すぐに作品の話しをするのかと思ってたけど、この肉でしばし盛り上がってしまいました!
やっぱりおいしいものがあるといいですね。

すぐに作品の話しをするのかと思ってたけど、この肉でしばし盛り上がってしまいました!
やっぱりおいしいものがあるといいですね。

「作品そのいち」といって紹介されたのがご長男!
加藤さんとそっくり。紹介されてもなんか動じません。
「なんだバーロー」的なこの態度は将来が楽しみであります。
で、作品そのいち、でした。
(作品を抱っこしてるのはもちろん奥様です。アーティストの大見明子さんです)

加藤さんとそっくり。紹介されてもなんか動じません。
「なんだバーロー」的なこの態度は将来が楽しみであります。
で、作品そのいち、でした。
(作品を抱っこしてるのはもちろん奥様です。アーティストの大見明子さんです)

「maybe it's just me.」展では四つの作品が展示されています。
まずこのプール。
「figures」というタイトルです。
くちと二つの目、に見立てる事のできるフロートが2セット、ポンプで流れができている水の上を漂っています。
加藤さんのトークが始まりました。

あっちの目がこっちのくちにくっついたり、フロート3つの組合せが常に漂っているだけですが、見ている人はそこに、つい顔を見いだしてしまいます。
以前、じゃがいもで映像作品を作った時も、じゃがいもの芽がいろいろなところに出ていて、つい何かに見立ててしまう、、という体験をしました。また、造園のバイトをしていたとき、庭師の人が「石の面(ツラ)」をちゃんと見えるように向けるんだ」というようなことを言っています。人によって正面はいろいろ違うと思いますが、そういうことなんです。
実際の物体、それを見ている人の脳内で認知されたもの。同じものを見ているようで、人によって見ているものが違うんです。
まずこのプール。
「figures」というタイトルです。
くちと二つの目、に見立てる事のできるフロートが2セット、ポンプで流れができている水の上を漂っています。
加藤さんのトークが始まりました。

あっちの目がこっちのくちにくっついたり、フロート3つの組合せが常に漂っているだけですが、見ている人はそこに、つい顔を見いだしてしまいます。
以前、じゃがいもで映像作品を作った時も、じゃがいもの芽がいろいろなところに出ていて、つい何かに見立ててしまう、、という体験をしました。また、造園のバイトをしていたとき、庭師の人が「石の面(ツラ)」をちゃんと見えるように向けるんだ」というようなことを言っています。人によって正面はいろいろ違うと思いますが、そういうことなんです。
実際の物体、それを見ている人の脳内で認知されたもの。同じものを見ているようで、人によって見ているものが違うんです。

多分、同じものを見ていても、その作品の解釈は自分だけのものかもしれない、、ということが今回の展覧会で考えている事。


この写真は今回の展覧会の案内状にも使った写真で「off」というタイトルの作品です。
もとは、ひとつの言葉から作品を作る、というグループ展に参加したときに撮影したものです。
そのことばが「on/off」でした。これは地面から飛び上がっているところ。気持ちよい写真がとれました。まったく「off」そのもの。地面から離れて、offです。

「a radio」
この展示スペースの準備作業を行なった机をそのままの状態にして、ラジオを一台置いています。
作業中には音楽を聴くよりもラジオ放送を聴く事が好きですが、とくに外国語の番組など、何を話しているのか分からない放送を聴きます。
話しの内容は分かりませんが、しかし抑揚などから分かる事があります。
この作品はラジオのスピーカーから聞こえて来るように作ってあります。60カ国くらいの言語でのスピーチを切り貼り編集して異なった言語での無意味な会話が聞こえてきます。おそらく何をしゃべっているか分かる人はいないと思いますが、会話はスムーズに繋がってコミュニケーションが成立しているかのように、違和感無く進んでゆきます。聴いている人はしかし、なにかを聞き取ってゆく、、、
フィクションのラジオ番組です。

もとは、ひとつの言葉から作品を作る、というグループ展に参加したときに撮影したものです。
そのことばが「on/off」でした。これは地面から飛び上がっているところ。気持ちよい写真がとれました。まったく「off」そのもの。地面から離れて、offです。

「a radio」
この展示スペースの準備作業を行なった机をそのままの状態にして、ラジオを一台置いています。
作業中には音楽を聴くよりもラジオ放送を聴く事が好きですが、とくに外国語の番組など、何を話しているのか分からない放送を聴きます。
話しの内容は分かりませんが、しかし抑揚などから分かる事があります。
この作品はラジオのスピーカーから聞こえて来るように作ってあります。60カ国くらいの言語でのスピーチを切り貼り編集して異なった言語での無意味な会話が聞こえてきます。おそらく何をしゃべっているか分かる人はいないと思いますが、会話はスムーズに繋がってコミュニケーションが成立しているかのように、違和感無く進んでゆきます。聴いている人はしかし、なにかを聞き取ってゆく、、、
フィクションのラジオ番組です。

そして、これがすごい!
「phantoms」という作品です。
鑑賞者の脳内での見立てによって生まれる作品です。
ぼくは70年代ロックの世代なんで、80年代に流行ったブレインジム、エンドマックス、シンクロエナジャイザーの効果を思い起こしました!
しかし「phatoms」は、もっと神話的かつ装置的な表情?をもっています。
う〜んうまく説明できません!
風になびく2000数枚のフリッカー、無関係な音響、、、、それがただただ続いてゆきます。
流れる雲を眺めるような、昼間寝転がって天上の木目を目で追うような、、、
みなさんはここでどんな作品を鑑賞することができるか?
ぜひ体験しにいらして下さい!
「phantoms」という作品です。
鑑賞者の脳内での見立てによって生まれる作品です。
ぼくは70年代ロックの世代なんで、80年代に流行ったブレインジム、エンドマックス、シンクロエナジャイザーの効果を思い起こしました!
しかし「phatoms」は、もっと神話的かつ装置的な表情?をもっています。
う〜んうまく説明できません!
風になびく2000数枚のフリッカー、無関係な音響、、、、それがただただ続いてゆきます。
流れる雲を眺めるような、昼間寝転がって天上の木目を目で追うような、、、
みなさんはここでどんな作品を鑑賞することができるか?
ぜひ体験しにいらして下さい!
2014年6月30日
【トモコの部屋】7月のゲスト:野澤太一郎(旧居留地連絡協議会会長。株式会社ノザワ最高顧問)
C.A.P.は今年で20年目。代表の杉山知子が毎月ゲストをお招きして、これまでの活動を振り返ります。C.A.P.を支えるサポーティングメンバーシップ。
企業や個人からの会費を活動の助成としています。
その立ち上げや旧居留地での活動の際、お世話になったのが、野澤太一郎さんです。
【今月のゲスト】
野澤太一郎/Taichiro Nozawa
(旧居留地連絡協議会会長。株式会社ノザワ最高顧問)
1932年神戸市東灘区生まれ。甲南大学卒業後、58年株式会社ノザワに入社。
67年社長、95年より現職。1992年より旧居留地連絡協議会会長。
長年、油絵を趣味としていたが、最近は専ら水彩画。

震災の朝
杉山: 旧居留地のビルに私がアトリエを構えて今年で30年、C.A.P.をスタートして20年になります。20年前のクリスマスにアトリエに集まっていた時、「この街だったら、何かできるかな?」という話になり、旧居留地連絡協議会に街の状況を聞きに行こうと、野澤さんに連絡しました。そのアポイントメントが1月17日、お会いするはずの朝に地震がきたんです。
野澤: そうだったの!?震災のことでいろいろあって忘れてしまっていました。

杉山: 野澤さんの会社の建物で、旧居留地のシンボル十五番館*1も全壊しましたね。
野澤: 旧居留地では22棟が倒壊しました。確か、杉山さんたちはその後、正式にお話に来られましたね?
杉山: 5月に。旧居留地は更地がいっぱいで、そんな状況で「旧居留地ミュージアム構想」を考えました。
野澤: そうそう。それは覚えています。
杉山: 新しいビルが建つまで何かできないかな、街全体が美術館にならないかなと。これからビルが建つという場所にギャラリーやカフェをつくるというプランで、それらをつなぐセンターを十五番館に置こうと。お話に伺った時、野澤さんのほかに、日本ビルヂングのオーナー南さん*2など3〜4名いらっしゃって、野澤さんには「それもあるな」と言っていただきました。でも、ほとんどの方は無理だとおっしゃいました。
野澤: 震災でビルをつぶされた方がほとんどだったからね。
杉山: 「何言ってるの」「無理やわ」と。その時、街の皆さんが抱いている神戸のイメージや、文化やアートへの理解などが、いろいろ見えてきました。

奉加帳で資金集め
杉山: その後、野澤さんはC.A.P.の資金集めのために、力を貸してくださいました。お金を集めたいけれど、企業の人や行政の人はアートのことをどう思っているんだろうと、野澤さんに相談に行ったら、じゃあ今度、何人か連れて行こうか、とおっしゃって、当時の日本銀行神戸支店長の遠藤さんと、東京海上火災神戸支店長の瀬尾さんと3人で来てくださいました。
野澤: そんなことがありましたか。
杉山: 震災の翌年3月だったと思います。何か集まりの帰りのようでした、夕方アトリエに来てくださって。
野澤: 日銀の遠藤さんは旧居留地連絡協議会でもいろいろ功績を残された方です。瀬尾さんは、東京海上のビルの1階にギャラリースペースを設けてアマチュアに無償で貸しておられましたね。いいスペースでした。
杉山: C.A.P.もお借りしたことがあります。それにしても、日銀の支店長さんと一アーティストが話をするなんて普通考えられないですよね。でも、その遠藤さんが、神社の奉加帳をやりはったらええんや、と教えてくださいました。お寺や神社で寄進を集めるやり方です。そういうことを知らなかったので、お祭りの時に持ってこられるあれですか、と尋ねました。
野澤:: 御影のだんじりでも集めてますね。また、その名前と金額を張り出すんですね。
杉山: なるほど、そうなんだ、と思って、スタートしたのが、サポーティングメンバーシップです。その時、遠藤さんは金額が大きい人から回るようにアドバイスしてくださいました。
野澤: そう。最初の行にだれそれ百万円とか、高額を書いてもらう。
杉山: それで、街の企業を回ろうということになり、野澤さんに推薦状を書いてもらえませんか、とお願いにあがりました。ここにその推薦状があります。
野澤: いわば、勧進帳ですね。しっかりと書いていますね(笑)。原稿は杉山さんが書いたの?
杉山: いいえ。資料はお渡ししましたが、野澤さんが書いて「はい」と手渡ししてくださいました。おかげで、40社と個人の方が2名、400万近く集まりました。震災の後ということもあったのかもしれません...。まとまった金額でスタートが切れました。

旧居留地は文化文教地区
杉山: 推薦状に、文化拠点施設の整備とありますが。
野澤: 博物館は旧居留地にもともとあったけれども、新規文化施設の導入をめざす、という考えは、旧居留地連絡協議会の復興計画書にもあったと思います。これは後づけかもしれないですが、関西電力の「神戸ランプミュージアム」*3ができ、南さんの日本ビルヂングには「KOBEとんぼ玉ミュージアム」*4ができて、日本真珠会館に「神戸パールミュージアム」*5ができた。大丸神戸店でも9階で美術展*6が開催されている。ある程度、この趣旨に沿っていると言えなくもない。
杉山: 大丸神戸店の店長だった森さんから、ある時「杉山さんが言うてはったから、大丸もミュージアムつくったよ」と言われました。私たちの考えていたものとは違っていたので、ピンとこなかったんですが。
野澤 :それはきっと、森さんの頭の中に刷り込まれていたでしょうね。それに、これも屁理屈かもしれないけれど、旧居留地は文化文教地区や、と言うているんです。博物館もあって各種学校もある。美容とお菓子と鍼灸などの学校があるんですよ。
杉山: でも、海外ブランドの高級店が軒を連ねている印象が先行します。そんな風景は国内外のほかの街と変わり映えがしなくて、つまらないと思うんですが。
野澤: そこは杉山さんとはちょっと考えが違いますね。大丸が中心となって、きれいな街になっていますよ。
杉山: 震災前までは、古いビルの中に一時代前の雰囲気が残る倶楽部のサロンなどもありました。
野澤: 一風変わった男がコーヒー店をしてたりね、そんな穴場がなくなったね。そういう意味では、確かにつまらないかもしれない。

旧居留地とC.A.P.
杉山: 「旧居留地ミュージアム構想」は一つの提案として、今度は自分たちのできる範囲で取り組んでいこうと、C.A.P.は旧居留地で5年くらいゴソゴソ活動していました。スイスのベルンのアートセンターの館長をお招きして、レクチャー*7してもらったりもしました。その時は、株式会社フェリシモ社長の矢崎さんが、どうぞとホールを貸してくださいました。
野澤: 参加者が一人一人使い切りカメラを持って、街を撮影するイベントがありましたね?
杉山: 「のぞき穴から見た街」*8ですね。サポーティングメンバーシップを始動してまもなく96年の秋でした。街がどんどん変わっていくので、自分たちの目でしっかり見ておこうと。震災から19年、その時の写真集を見て、やっと懐かしいと思えるようになりました。
野澤: 復興とか、気持ちの整理には、時間がかかるものですね。
杉山: 旧居留地連絡協議会のメンバーにも入って、皆さんにずいぶんご協力いただきました。神港ビルや三井商船ビルの屋上も開放してもらいました。
野澤: 映像のイベントもありましたね。
杉山: 2001年です。神戸市の震災復興記念事業の一環でした。関電や真珠会館にも協力いただいて。
野澤: 関電は協議会でも親睦委員長をやってくれているし、何かと協力的ですよ。
杉山: そのほかにも、アーティストが移動しながら作品を見せる「アート・ポーレン」*9という展覧会もしました。三井住友銀行前の広場も提供していただきました。
野澤: 旧居留地に拠点があったからできたのでしょうね。あのころは、いろいろイベントをしていたのに、旧居留地でやらなくなったのはなぜ?
杉山: 当時は活動できる場所がなかったんです。CAP HOUSEという場所を持つまでの5年間は、旧居留地の方々の応援で活動ができていました。CAP HOUSEができ、その後はY3とQ2が拠点になったら、その中で完結してしまうようになりました。でも、また、C.A.P.のみんなが街の中で展覧会をするとか、アトリエを持つとかができるようになればいいなと思っています。
野澤: ビルのオーナー次第では、いけると思いますよ。納得してやってくれるビルのオーナーがいれば。きっとおもしろい人がいると思いますよ。
杉山: 旧居留地でスタートしたことは、C.A.P.にとって、大きな意義があったと思います。何やらいろいろやっているけれど、無茶苦茶じゃないし安全だと、神戸市からも信頼してもらえるようになりましたから。旧居留地とは、また、つながりができたらいいなと思っています。

【註】
*1
旧居留地十五番館。重要文化財。外国人居留地時代の、現存する唯一の商館。126区画の15番地にあった。1880年ごろの建築で、木骨レンガ造り、2階南にバルコニーがあるコロニアルスタイル。1966年より建材メーカーの株式会社ノザワが所有。地震で全壊したが、倒壊前の部材70%を使用し、免震工法も採用して、1998年に修復を完成。
旧神戸居留地十五番館 より
*2
故南嘉明氏。1907年創業の不動産賃貸業、南株式会社元代表取締役。旧居留地連絡協議会前副会長。京町筋に面した本社ビル「日本ビルヂング」(1936年竣工)は震災で倒壊。いち早く再建に動き、1998年に新しいビルが完成。
*3
神戸ランプミュージアムは1999年開館、2013年4月より休館。ランプや提灯、マッチラベルなどの展示を中心に、あかりの文化や歴史を紹介。14年3月25日の電気記念日には一日限定で臨時開館した。
*4
KOBEとんぼ玉ミュージアム。とんぼ玉をはじめ、古代から現代までのガラス工芸作品を展示する。制作体験ができる工房ほか、ショップも併設。
*5
兵庫県庁の設計も担当した建築家、光安義光によるモダンな日本真珠会館。神戸パールミュージアムでは真珠製品を展示するほか、貸しギャラリーもあり、業界関係者以外も使用可能。
*6
大丸ミュージアム〈神戸〉では、不定期に展覧会を開催。7階には美術画廊とアートギャラリーがある。
*7
1996年6月8日、CAPARTY vol.2としてアートセミナーを開催。館長はウーリッヒ・ルーク氏。題は「クンストハーレ・ベルンにおける80年代作品とその発展」について。
*8
CAPARTY vol.3「のぞき穴から見た街」は、旧居留地で1996年11月3日(祝)に行われたアート・ピクニック。白黒フィルムが入った使い切りカメラで、参加者が街を撮影し、回収したフィルムから写真をセレクトして、写真集を作成した。
*9
CAPARTY vol.5「アート・ポーレン」は、旧居留地内に点々と14組のアーティストが散らばり、参加者は作家と直接コミュニケーションすることで理解を深める、参加型・移動型の展覧会。1997年11月開催。
2014年4月23日
CAP STUDIO Y3にて収録

2014年6月29日
こども図工室「実物大のキリンを描こう!」#2 写真レポート
こども図工室「実物大のキリンを描こう!」の写真レポートをお届けいたします!図工室ではひと月2回の受講で一つの作品が完成するよう、プログラムを考えています。
今回は6月2回目の受講日です。どんなキリンが出来上ったのでしょうか。
講師のマスダマキコさんよりレポートしていただきます!

さてきょうは、「実物大のキリンを描こう!」の2回目です。きょうはこども4人になりました。
前回色を塗った紙をつかってキリンの模様に仕上げます。

足りない色は新聞紙にクレヨンで塗ってつくりました。

さあ!準備が整ったら新聞でつくった色紙をやぶって前回描いたキリンのかたちの上に貼っていきます。どこにどれくらいの模様があるかな?大きさは?形は?


黄色っぽい絵の具を混ぜた糊をぬって、破いた色紙をドンドン貼っていきますよ〜

「ぼくも色糊塗りたい!」貼るより塗るのがしたい子も続出。なんでも真似しみなくなるお年頃です。
足のところは長ーく切った色紙を貼りました。だんだんキリンらしくなって来たよ。

細かいところもこだわって作りますよ。グレーの舌や角、たてがみもちゃんと切って作りましたよ。

ちょっとポツポツ雨が降り出したけど、できあがったキリンの絵を外に出してみました。
3階の窓から垂らしてみるとちょうどいい高さ。でもそれってどれくらい大きいの?

離れてみて見ると...わーっ!描いてる時には分からなかったくらいこんなに大きかったんだね。しばしみんなでながめましょ。

カンセーイ!最後に記念撮影。これは大傑作だね。大人たちも興奮して見てますよ。しばし、撮影大会は続きました。またどこかで見てもらいたいね。
現在7月からのこども図工室参加者を募集しております。
7月はハサミを使って「ペタペタピクニックシート」を作りますよ。
こちらのページより詳細をご確認の上、メールにてお申し込みください。お待ちしております!
2014年6月15日
こども図工室「実物大のキリンを描こう!」#1 写真レポート
マキコムズの「CAPこども図工室」がスタートしました。6月は「実物大のキリンを描こう!」です。
一回目の様子をちょこっとだけお見せします!マキコムズのお二人からレポートしてもらいました。
まずはキリンてどんな大きさ?どんな格好?参加者は5才児二人とマキコムズの4人。
みんなで図鑑を見たり、動物園に行った話をしながらキリンについて学びます。
次に自分の大きさを測って、キリンの大きさと比べてみます。キリンは自分の身長の何倍かな?
測った大きさを紙テープに写します。これをメジャー代わりにして大きな紙に実物大のキリンを描きますよ。
こんなに大きな紙いーっぱい使って、やっと実物大のキリンが収まるんです。
キリンて大きいなあ。鉛筆を使って測った大きさを描いていきます。まだまだ実物大にはほど遠い!?
ちゃーんとタテガミも描いておかないとね。
頭は実物大図鑑も見ながら描いてみてますよ。自分よりも大きな頭を描くのは難しいなあ。
形が描けたら、新聞紙にキリンの色を塗っていきます。キリンて黄色い?黄色くない?
次回この色のついた新聞紙ををちぎって貼ってキリンに仕上げます。
自分の手も使って色を塗りました。次回でどんなキリンになるか楽しみ!
次回は6/18(水)です。#2の様子もお届けいたしますのでお楽しみに!
現在7月からのこども図工室参加者を募集しています。
こちらのページで詳細をご確認の上、メールにてお申し込みください。




shimoda

